日本同様、先行き不透明な経済状況の韓国では、数年に渡り
続いていた投資や貯蓄ブームがひと段落し、海外旅行で貯金を
使い切ってしまうなど、若者を中心とした大胆な消費傾向が
復活しつつあるそうだ。
ここ6カ月間、20代の海外旅行客数は急速に増加しており、
ウォン安にもかかわらず、不景気や就職難などで、ストレス発散
の場を海外に求める人が増えたことにあるという。
ソウル市内のある20代会社員は、「約25万円ほどの予算で
イタリア旅行に出かける予定」と話す。昨年400万円を投資信託につぎ
込むも、元本割れ。「若いうちは外で遊ぶのが合理的」と悟ったという。
また別の会社員(29)は、自身を「将来に希望を持てない世代」
と表現する。朝から晩まで死ぬほど勉強し、大学で学ぶも、就職難で
挫折。「およそ150万円にも満たない年収で、どんなに貯金しても金持ち
にはなれない」と考え、今を楽しむことにしたそうだ。
ラテン的な素晴しい考えである。彼らはきっと実りある人生を送れるに
違いない。
誰が教えるのか、金持ちになる=幸せになる、という、もはや自然発生的
価値観がどこの国にも存在するが、この価値観から開放された時に、
人間は楽に生きられるようになるような気がする。
私など、勉強もろくにしないばかりか、まともに就職すらせず長いこと
遊び呆けていた。30を過ぎて、1度真面目に就職活動をした時に、現実を
思い知らされたものである。散々遊んでおいて当然の話しなのだが、
それでも自身の不遇であろう将来を想定して、いじけたものである。
今でも時々、タイムマシーンがあったら20代前半まで戻り、公務員試験
でも受け、呑気に役所勤めでもしていたらどんなに楽だろう…などと
考える時がある。
しかし、もし20代前半に戻ることができても、おそらくは同じような
人生を繰り返しているような気もしている。
もし人生において勝ち負けがあるとすれば、それは一生懸命働いて
お金持ちになった者が勝ちではなくて、できるだけ多くの時間を遊びに
費やし楽しんだ者の勝ちではないのかと思うのである。
しかし世間では、こういうのを負け犬の遠吠え、と言うのかもしれない。
続いていた投資や貯蓄ブームがひと段落し、海外旅行で貯金を
使い切ってしまうなど、若者を中心とした大胆な消費傾向が
復活しつつあるそうだ。
ここ6カ月間、20代の海外旅行客数は急速に増加しており、
ウォン安にもかかわらず、不景気や就職難などで、ストレス発散
の場を海外に求める人が増えたことにあるという。
ソウル市内のある20代会社員は、「約25万円ほどの予算で
イタリア旅行に出かける予定」と話す。昨年400万円を投資信託につぎ
込むも、元本割れ。「若いうちは外で遊ぶのが合理的」と悟ったという。
また別の会社員(29)は、自身を「将来に希望を持てない世代」
と表現する。朝から晩まで死ぬほど勉強し、大学で学ぶも、就職難で
挫折。「およそ150万円にも満たない年収で、どんなに貯金しても金持ち
にはなれない」と考え、今を楽しむことにしたそうだ。
ラテン的な素晴しい考えである。彼らはきっと実りある人生を送れるに
違いない。
誰が教えるのか、金持ちになる=幸せになる、という、もはや自然発生的
価値観がどこの国にも存在するが、この価値観から開放された時に、
人間は楽に生きられるようになるような気がする。
私など、勉強もろくにしないばかりか、まともに就職すらせず長いこと
遊び呆けていた。30を過ぎて、1度真面目に就職活動をした時に、現実を
思い知らされたものである。散々遊んでおいて当然の話しなのだが、
それでも自身の不遇であろう将来を想定して、いじけたものである。
今でも時々、タイムマシーンがあったら20代前半まで戻り、公務員試験
でも受け、呑気に役所勤めでもしていたらどんなに楽だろう…などと
考える時がある。
しかし、もし20代前半に戻ることができても、おそらくは同じような
人生を繰り返しているような気もしている。
もし人生において勝ち負けがあるとすれば、それは一生懸命働いて
お金持ちになった者が勝ちではなくて、できるだけ多くの時間を遊びに
費やし楽しんだ者の勝ちではないのかと思うのである。
しかし世間では、こういうのを負け犬の遠吠え、と言うのかもしれない。