ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

衰退…

2021-05-18 21:31:42 | 時事(国内)
今日は朝から大阪へ出張してきた。

車内でスマホでニュースを見ていると日本はすでに「衰退先進国」なっている、というような記事がでていた。読んでいくうちに、さらに同じような記事に出くわし、さらに…さらに…と進みすすめていくうちに、やがて日本は50年後に消滅するなんていう記事にぶち当たった。

本当のところはどうであれ、何が「先進」かは、そうでない国との比較論でしかないのであまり意味はないのかもしれないが、高度経済成長のころに生まれた私自身、GDP世界第2位、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代を子どもながらに見てきた世代である。周りの話に影響されつつも、どこかで日本は先進国だと自負してきた感じはある。また80年代後半から90年代に周辺のアジアの国々に行くと実感として、そう感じることもあった。さらにそれは技術立国という言葉に現れていると思ってきたというか、思わされてきたところもある。

バブルがはじけて、今年で30年。失われた〇年とかロスト・ジェネレーションなどの言葉を耳にしながら世紀が替わって早20年。長年にわたって積み上げてきたものや築き上げてきたものが、ガラガラと崩れているように感じることが増えてきたが、それがこのコロナ禍で決定的になったように思える。

ワクチンの大規模接種センター。その予約システムに重大な欠陥があることがわかった。ワクチン接種に命運をかけている菅さんの一声で突然始まったこのプロジェクト。性急な話だけに、ほころびやしわ寄せの心配が当初からあったが、案の定…の展開だ。小さなミスやトラブルはやむをえないと思うが、この程度のこともできないようでは、今や技術立国の名もすでに地に落ちているのかもしれない。

世界がコロナから立ち直っていく数年後に、私たち日本人は、日本の衰退を目の当たりに見ることになると予測する見方もある。
アジア唯一の先進国の看板はG7の名目上だけで、今後は優れている部分は国を問わず、周辺のアジアの国から学ぶという姿勢ももっと表に出して良いと思う。

かつてのプライドは、一旦リセットする。

このくらいやらないといけない。


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