口は災いのもと

先週だったか、タイのホテルの部屋で、深夜ＮＨＫを見ていると
安倍首相と民主党の小沢代表による、党首討論をやっていた。

国会中継も含めて、こういう番組は、これまで見たことがなかったので、
初めてのことである。

内容はお互いの政策論を話した後、互いに質問をし、それに答えるというもの
であった。まず、見ていて何を思ったかと言うと、政策論はさておき、
お互いの話し方であった。

まず小沢さんだが、原稿のまる読みで、まるでなっていない。
本人も自覚しているようだが、話し下手の典型であろう。
すぐにでも、話し方教室にでも通うべきだ。
その前に顔も怖いが…。しかし、こればかりは直しようがないが…。

そして安倍さんだが、何と言っても彼の話し方は固すぎる。
～して参りたいと思います。などは典型的な政治家言葉であり、
今や、流行らない。
わかりやすい、親しみやすい言葉が一番である。
そしてこれが、我々国民との間に距離を作ってしまっている
一因になっているのではないか？
はたまた、支持率低下の要因にもなっているのではないか？

しかしこの点だけは、小泉さんは抜群であった。何と言っても、我々と同じ
言葉で話していた。だから国民にうけたのではないか？

今や選挙に勝つには、イメージが最も大切である。と誰かが言っていた。
中身の政策ももちろん大切だが、やはり先行するのは、
パーソナルイメージである。

かくいう私は、どうであろうか？

口は災いのもとである。と肝に命じていきたい。