ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

扇風機バス

2010-02-08 17:46:32 | 時事(海外)
12日からのタイ出張が決った。本来、金曜日出発ではスケージュールが
合わないのだが、席が取れないものは仕方がない、これで行くことにした。

それでも寒い日本から避寒できるのは、例え1週間とはいえうれしいもの
である。

そういえば、タイでは低所得者の支援策として、確か一昨年の8月からだった
と思うが、バンコク都営バスの一部や国鉄3等車で無料で乗車できる車両を
運行している。本来、外国人は対象外だが、せこい外国人は度々利用している
そうである。

無料とはいえ、列車のほうは駅の窓口で切符を発行してもらわなければなら
ない。行き先だけを告げて、すーっと切符が出てくればラッキーとのことで
ある。タイ人か?と聞かれ答えたら、発音で外国人だとばれてしまい多くの
外国人がアウトとなっているそうだ。

仕事で訪れることの多いタイでは、すっかり公共交通機関を利用しなくなって
しまった。かつてはどこへ行くにもバスであった。時々ささやかな贅沢と処し
て冷房バスに乗ることもあったが、やはり汗と埃と排気ガスにまみれて乗る
扇風機バスが私のバンコクでの足であった。

そんな扇風機バスも時代と共に冷房バスに変わりつつあるそうだ。公共交通
機関に冷房がつくということは、それだけ豊かになった証拠であり、本来タ
イ人にとっては喜ばしいことではあるが、何だか昔の、のんびりしたアジア
の一面がこんなところからも消えていくようで、一抹の寂しさを感じる。

まぁ、身勝手な外国人の感傷である。







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言語力

2010-02-07 17:45:36 | スポーツ
このところのサッカー、日本代表は全く不甲斐ない。
先日のべネズエラ、昨日の中国戦といい、全く点が取れない。

今年はW杯の年である。いくらベストなパス回しができたとしても
肝心な点が取れなければ、勝てないのである。では勝てない原因は
一体、何なのか?
 
その原因が「言語力」だとも言われている。

あうんの呼吸を大切にしながら、話し合いを避ける傾向にあるのが
日本人である。いつものメンバーで試合をする国内リーグでは通用
する部分もあるが、日本代表のメンバーは試合直前になって収集され
るのである。コミニュケーション不足から来るミスは結構あるのだ。

従って試合中でも各自どんどん積極的に意見を出し合い、簡潔、論理的に
自分の意見を伝える必要があるのだ。今の日本代表チームにはこのような
部分が圧倒的に欠如しているのである。

最も、点が取れないのは単に技術的な問題、という要素が大きいのは
周知の通りだが、それでも世界の強豪チームは、皆このところをしっかり
押さえているそうである。

外国の価値観が全て…というわけではないが、やはり現状のまま点が取れ
ない以上勝てないわけで、何かしら改善しなければならないはずである。

時間はないが、がんばれ、岡田ジャパン!








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500円バス

2010-02-06 17:07:09 | 時事(国内)
現在、日本経済はデフレの只中にあり、飲食業界を筆頭に様々な分野で
価格の値下げが行われている。そのような中、東京~大阪間の長距離バ
スに片道なんと500円という激安高速バスが登場し話題となっている
そうである。

これは平成エンタープライズという会社が販売する「限定ワンコインシート」
で高速夜行バスの「 東京~名古屋」「東京~大阪」間がそれぞれ片道500
円で販売されているというものである。しかし、全席ではなく、対象となる
便に各1~10席用意されているとのことだ。詳細はネットのサイトで確認
できるようだが、おそらく500円席は、あっという間に完売してしまうだろう。

しかし、同路線の格安バスでも4000円近くかかることを考えると、まさに
破格であり、運良くゲット出来れば里帰りの学生などは大変助かるわけだ。

かつてバックパッカーだったからなのか、時間が許す時は今でも移動費だけ
は極力抑えたいという衝動にかられる。どうせ行くなら出来るだけ安く辿り
着きたいと思ってしまうのだ。JRの18切符など、以前は頻繁に利用したもの
である。しかし近年、年齢を重ねると共に時間や快適さを求めるようになっ
てきた。なんだかそれがちょっと寂しくもあるが、根っこのところでは、い
くつなっても、劣悪な移動手段を楽しめるような気持ちでいたいとは思って
いる。

話しが大きくズレたが、交通手段にもこのような価格破壊がでてきている
のだ。鉄道には期待できないが、空の世界にはいずれ近い将来、価格破壊
の波がやってくるだろう。飛行時間に換算すると4時間飛んでおよそ1万円。
このくらいで日本脱出ができるようになればまずはベストである。国内線
は北海道、沖縄で5,000円、その他は一律3000円というところか…。
こうなると、もう飛行機のバス化である。

本当はこれをJALがやってくれれば、良かったのだが…。



















 
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超保守派集団

2010-02-04 16:22:58 | 時事(国内)
今日、朝青龍が自ら引退した。

協会から解雇か、自ら引退か、を迫られたのかどうかはわからないが、
解雇となればこれまでの実績に傷がつくこととなり、自ら引退したほう
が、まだ名誉は保たれると判断した…ということも予想される。

このところの角界は朝青龍以外の件でも、造反だの、裏切りだのと全く
良い話がない。貴乃花に一票を投じたあの親方も、なぜ、一晩で退職を
撤回したのか?1000万円の年収を失うことは覚悟していたのだから、
やはり親方衆が裏で世論を意識して説得したとしか考えられない。

挙句の果てには「勉強しろ」と記者会見の場で遠まわしに説教である。
もしかすると、あの親方、マスコミ騒動が納まった頃、追い出される
可能性も無きにしもあらずである。

この際、大相撲は国技としての存続を放棄して営業に徹した、格闘技
ビジネスにするべき時代なのかもしれない。尻をだしての回し姿が、
今時の若者から忌避されているのなら、衰退していくのは自明の理
である。回し姿も、時流に乗っ取り、尻の隠れるニュータイプを考え
れば良いのだ。国技といっても、外国人力士ばかりが席巻するのでは
意味がないのである。

岐路に立つ相撲協会は、今後どの道を選ぶのか?

しかし、超保守派集団を改革するのは容易ではないだろうな…






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値切る!

2010-02-03 16:20:34 | つぶやき
本日朝、お客さんから一本の電話があった。
以下がそのやり取りである。

お客さん:「あのー、先日そちらに伺って、おたくの女性の従業員さんに
商品を取り置きしてもらっている、○○ですけど…」

私:「はい、伺っておりますが…」

お客さん:「それでね、私そちらで何度も買い物させていただいてるものなん
ですけど、その商品気に入りましてね、50%なら買ってもいいんですけど…」

私:「はぁ…??」「えーと、それはつまりこの商品が半額になるなら購入
したいと言うことでしょうか?」

お客さん:「ええ、まぁ、そういうことです」

私:「申し訳ございません。こちらの商品は新着品というお印がしてあった
通り、最近入荷したばかりでございまして、割引対象外なのですが…」

お客さん:「あらっ、そうなの。どうしてもダメなの?」

私:「申し訳ございません」

お客さん:「そう、残念ね、楽しみにしていたのに…ガチャッ!」

私:「…、…」

これは一体何なんだろう?

そしてこの方は一体、何を楽しみにしていたというのか、全く理解不能である。
世の中欲しいものが50%引きになるのなら、誰も苦労はしないのである。

ダメもとで、やってみたのだろうか?それとも新たな値切りの方法か?
つくづく、世の中いろいろな人がいるものである。

ちなみに私は全く楽しくないばかりか憂鬱になっただけであった。









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共存共栄

2010-02-01 15:14:30 | 時事(国内)
「うちは相手が、根を上げるまで安くしますよ!」

というのは、昨日、テレビのニュースに取上げられていた安売りスーパーの
売り場責任者の声である。互いに競合相手より1円でも安く売るために凌ぎ
を削っているその涙ぐましい努力が、私にはなんとも空しく見えた。

価格というのは、確かにお客さんのニーズの中に最も重要な位置を占める
のはわかる。特に生活必需品なら、なおさらその傾向は強くなるのだろう。
そして、そうしなければ生き残れない商売の世界が存在する、ということも
理解できる。

しかしそれでも、「共存共栄はありえない…」と言い切る販売責任者のその
言葉は、まさに弱肉強食という資本主義の根本的理念の愚かさと空しさを
最も表した言葉だと思っている。

人は本来、一人では生きられないのだ。

人間社会というものは、昔から周囲の人々や自然との共存共栄が根本に
あって今日の繁栄が築かれている。「仕事は別」といってしまえばそれまで
だが、仕事はあくまでも生活の一部である。そう考えると、共存共栄出来ない
ようなやり方では、企業の繁栄もたかが知れているような気もしなくない。

他をおとしめて、自社だけが勝ち残り、そうでなければ存続できないという
経営術。

何か間違っているような気がしてならない…












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