ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

チェーホフ、サハリン島

2013-06-11 22:18:07 | つぶやき
何かロシアに関する本はないかと物色していたら、「近くて遠いシベリア」
藤田明彦著という本を見つけた。

タイトルで選んで読んだが、全くのダメ本だった。筆者はロシアで不動産業
を営んでいるのだが、内容は著者の交友関係の話ばかりで、どうでもいい事
ばかり…。

これならチェーホフの「サハリン島」でも、もう一度読んだほうがずっと良
かった。「サハリン島」は、今から120年前、当時、流刑地だったサハリンを
訪れた紀行文だが、今読んでも、100年以上前の紀行文でありながら退屈させ
られることなく読める名作だ。

当時のサハリンの流刑囚は、全員が刑務所の鉄格子に収監されているわけでは
なく、刑務所の外で暮らして労役についている人もいた。また、本土から呼び
寄せた家族と暮らしている者、もちろん囚人以外の人たちも普通に暮らしてい
た。しかし、中には限度を超えた過酷で悲惨な流刑囚の姿も描かれてもいて、
当時のサハリンが流刑地という特殊な場所だということを教えてくれる。

そういえば、数年前の村上春樹の「1Q84」でこの「サハリン島」に言及し、
その効果で岩波は大増刷をかけた、と何かに載っていた。

いつかサハリンにも行ってみたいな…。

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皆がよければ…

2013-06-08 22:05:05 | つぶやき
「ビッグダディー」が話題になっている。

この番組、以前、30分くらい観ただけでギブアップして以来、観たことがない。
これまでも、こういう大家族の日常を追ったドキュメンタリー番組はいくつかあったような
気もするが、まったく何が面白いのか今もって理解できない。

以前、何かの本にこの手の番組についての論評が載っていた。なぜ、この手の番組が高視聴率
を取るのかという問いに、「自分の家より生活が大変で、いつも家の中はひっちゃかめっちゃか。
子供の数だけ問題が起こり、それに伴って夫婦間にも疲労感が漂う」つまり、「うちより大変な
家庭があるのね、よかった…」的な、どこか上から目線で安心して観れることが、高視聴率に繋
がっているのだと書かれていた。

「そんなんものなのか…」とは思ったが、それはどこか女性目線での話であり、男性から見れば
そもそも他人の家のゴタゴタ自体に、興味などないのではないかと思ってしまう。

また、夫婦は自分たちの責任で子だくさんんになったわけで、大変なのは当たり前の話であり、
それをネタにするのはどうなのか、とさえ思う。さらに、かわいそうなのは、なんたって子供たち
である。子供が多いからではない。自分の家の中が、全国にゴールデンタイムで放送されてしまう
のである。プライベートも何もあったものではない。私が子供なら、まずは顔にモザイクと音声を
変えてもらう。いや、その前に家出するかもしれないし、自ら施設に懇願して入れてもらうかもし
れない。

特にこのビッグダディーの子供らは最悪に近い。二人揃って本まで出版し、奥さんに至ってはセク
シー本まで出しているというではないか?
私が子供なら絶望を感じたに違いない。

とはいっても、この家族の子供らはどう思っているんだろうか?
こういうことを歓迎しているんだろうか?

まぁ、家族のみんなが良ければ良いのだけれど…。

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評判

2013-06-07 21:46:56 | 時事(国内)
「仕事は、成し遂げるもの」と思うならば、勤務時間そのも」に捉われることなく
仕事をします。なぜなら、「成し遂げることが仕事の終わり」であり「所定時間働
くことが仕事の終わり」ではないからである。

上記は、ワタミグループの全社員に配られる「理念集」なるものに記載されている
一文だそうである。そして、「この理念集を否定した者は、この会社を去ってもら
う」とも記されているのだとか…。

渡辺美樹会長は、案外、そのさわやかな人柄とは正反対の顔を持った企業家なのか
もしれない。私は、サラリーマン時代、何よりも残業が大嫌いであった。例えそれ
が有償であろうがサービスであろうが、ともかく長時間労働にはうんざりだった。
帰宅して風呂に入って出てくると、日付けが変わっているなんていうのは、もう、
最悪で、次の日の仕事のモチベーションどころか、この先、自分の人生に対しての
モチベーションまで下がった。

もっともすべての残業を否定するつもりはない。職種によってやその時々によって
ということはあるだろう。しかし、オーバーワークや無駄に残業を強いている会社
は論外で、連日連夜、遅いのが当たり前になっている会社も、結構、多いと思われる。
「上司が帰らないから、帰れない」これも不幸な会社である。
さらに、安易に転職できないだろうと、足元を見ている確信犯的な経営者もいるかも
しれない。

しかし、だからといって、一社員にこれといった解決策なんてないのが普通だ。辛い
なら、今の生活と辞めた後の生活を想像して、天秤に欠けて判断するしかないだろう
と思う。

それでも、鬱や過労死するくらいなら、絶対に辞めるべきだ、と思う。例え養う家族
がいる場合でも、まだ体力に自信があるなら、佐川のドライバーでもやったほうがいい。
でないと、そのうち周囲まで辛い思いをしてしまう可能性もある。
もっとも、佐川は仕事は辛いが、企業体質はワタミなどよりずっと良いという評判で
ある。

そういえば、ワタミの渡辺会長は、創業前、資金確保のために佐川急便で働いていた
とか…。

ワタミでも佐川でも働いたことがないので、本質的なところはわからないが、選んだ
仕事で不幸になることだけは避けたいものである。


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疑問?

2013-06-05 21:46:29 | つぶやき
祝、W杯出場。

とりあえず、昨日、決まって良かった。帰宅が遅くなって後半からしか観れなかったが、
見ごたえのあるゲームだった。試合時間も残り10分を切った後半36分にオーストラリア
に先制された時は、もう、終わりかと思ったけれど…。
本田のハンド誘発イコールPK獲得は、「今日、決める」という彼の執念だったのかも…。
そして、そういうものって、やはり結果に現れるのだなと思った。

代表には本田以外に遠藤という優れたPKキッカーがいるが、前回のヨルダン戦で失敗に
終わっているので、だからここで本田が蹴るのは不自然ではなかったが、とはいえ、残
り時間を考えれば、PK失敗はそのまま敗戦へとつながる恐れがあった。

しかし、彼は決めた。

今のところ、誰もが認める「違いを生む選手」であった。

それにしても、オーストラリアに先制される少し前に、ザッケローニ監督による日本側
選手の交代があった。試合には「流れ」というものがある。それまで、結して、悪い流
れではなかった日本サイドに、この交代直後に、今試合最大の危機が訪れた。

結果論だが、あれで多少、流れが変わったように見えた。

今でも「必要なかった」としか思えない。

やはりこの監督の采配には、疑問が残っている。

それにしても、日本は強くなったなと思う。いや、オーストラリアが弱くなったのか…。

優勝はないだろが、もしや、ベスト8は行けるかもしれないなどと期待したくなるチーム
である。

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タイムリーで!

2013-06-04 02:23:54 | スポーツ
今夜、行なわれるサッカー、対オーストラリア戦。

引き分け以上でW杯の出場権獲得だ。決まれば最速である。
対戦相手のオーストラリアは世代交代に苦労し、今予選も
3位と低迷中だが、だからといって楽に勝てる相手ではない。

それに案外、厄介なのは、「引き分けでも」オーケーというシチュ
エーションである。引き分け狙いで試合に入るとは思えないが。し
かし、仮に0-0のまま80分を過ぎたら…。それでも勝ちを狙うのか、
それとも、同点のまま終わらせるのか。プランニングをはっきりさ
せて試合に臨んでも、サポーターの大歓声が選手の理解を乱す可能
性もある。そしてそこからミスを誘発して…なんてこともありうる。

内容によっては、監督のマネジメント力や采配が大きく問われる一
戦になるかもしれない。それが一番心配だが…。

それにしても、本田と岡崎の2人が合流したことでブルガリア戦の
ようなことにはならないだろうけれど、言うまでもなく、この一戦
はともかくW杯の出場権を獲得することである。

そして、できれば歴代最強の名に相応しい内容で(PKなどではな
く)勝利していただきたい。

今夜は、タイムリーで観るぞ!

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休日仕事

2013-06-03 21:04:45 | つぶやき
今日は何日ぶりかの休みで、午前中に用事を済ませ「刈谷のハイウェイオアシス」
へ出かけた。

「ハイウェイオアシス」とは、その名の通り高速道路にある大きなパーキングエ
リアなのだが、近頃のパーキングエリアはちょっとした遊園地並の設備を備えて
いて、子連れなら、終日、遊べるようなところとなっている。

特に名古屋周辺では、この「刈谷ハイウェイオアシス」が最も充実しているよう
なので、今日、初めて行ってみた。とはいっても、高速道路で行くわけではなく、
一般道からのアクセスも可能となっているところもちょっとした驚きである。

確かに評判通り、小さな子供が遊べる遊具や乗り物などがたくさんあった。また、
水と戯れて遊べる場所もあって、子供は大喜びだ。乗り物にしても非常に低価格
でありがたい。また、行かなかったが温泉も併設しており、お年寄りにも好評ら
しい。

しかし、若いカップルや大人だけで…ということであれば、わざわざ行くような
ところではない、という気がした。

案外、日本にいる外国人には、物珍しく好評かもしれない。

帰り際、子供が「まだ帰りたくなーい」と騒いだ。よほど楽しかったらしい…。
また、近々、来る約束をさせられた。

休日の親の仕事(務め)である。

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ベスト

2013-06-02 21:33:29 | 時事(海外)
明日は久しぶりに休みが取れそうである。

まずは、とにかく目が覚めるまで寝たい。そしてどこかに出かけようと思う。
すると、再び疲れそうな気もするが…。

今、日本にはアフリカにあるほとんどの国のお偉いさんがやってきて、アフリカ
開発会議なるものをやっているそうである。で、結構な額を援助や支援という名
目で提供したそうである。中国に出遅れて焦っているのかどうかは知らないが、
そういう日本の足元を見られて、援助の陳情合戦になっているのではないかとい
う気もしている。

もう10年以上も前から、アフリカ援助は中国の牙城である。

また、中国にもアフリカ人がたくさん来ている。私が度々行く、華南の空港では
いつもエチオピアやケニアといった国の機体を見かけるし、中国の航空会社の中
には南部アフリカのアンゴラにまで路線を持っている会社もある。アンドラでは
ない。アンゴラである。おそらくアフリカの中でソマリアに次いで入国が難しい
国だ。当に内戦は終わったが、外国人になかなか門戸を開かない国で有名である。
そのような国にも直行便を飛ばすなんて、いかに中国人がアフリカ中に入り込んで
いるのかという実証である。

別に日本は中国に張り合う必要などないし、ましてや札束合戦などこんなにアホら
しいことはない。そうではなく、日本なりの理念と独自のアプローチを打ち出せば
いいのだ。中国は内政不干渉という一見格好良いお題目を持っているが、中国式援
助は金も出すが、人も中国から呼び寄せ、あげくに村のようなものを作り、そこに
中華食堂や雑貨屋などを開店し、地元にあまり金が落ちない仕組みとなっているこ
とも多い。日本は日本でこれを反面教師でひと味違った形でやればいい。
とは言っても、援助って難しいのだろうけれど…。

しかし、日本もせっかく援助してもアピール下手で地元民にあまり浸透しているよ
うには思えない。アフリカを訪れると日の丸マークの入った日本が寄付した車両や
建物や橋などのインフラ設備周辺には日本援助の看板を度々目にするが、朽ち果て
ていることも多い。

やってあげても、感謝されないのであれば…ということではないけれど。

しかし、多くのアフリカの国々は今も独裁や汚職、腐敗にまみれている。そういう
国々にとって、似通った中国のような国が援助するのが本当はお互いにとってベス
トなのかもしれない…。



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