ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

失笑

2014-02-09 20:43:38 | 時事(海外)
昨日の大雪、名古屋でも5㎝程度積り、すっかり雪景色だったのもつかの間、
今日には溶けていつもの景色に戻っている。

都知事選、やはり舛添さんだったか。2位が意外にも健闘した宇都宮氏で、
3位が出なきゃよかった細川氏であった。せいぜい小泉さんに文句のひとつ
でも言った方がいい。「俺は出たくなかったのに、お前が出ろ出ろと言うか
ら…、最初からお前が出ればよかったんだよ、俺はお殿様だぞ、恥をかかせ
やがって…」おそらく、今はこんな心境に違いない。
そして慎太郎プッシュの田母神氏と続き、5位にナンバーワン泡沫候補のドク
ター中松であった。

しかし、一昨日だったか、舛添さんが選挙違反で告発されたなどと出てたけれ
ど大丈夫なんだろうか?当選無効で再度、選挙をやり直しなんてことにならな
きゃいいけれど…。これ以上、税金の無駄使いは…、まぁ、私は都民ではない
ので、どうでもいいけれど。

ソチオリンピックが始まったけれど、やっぱり冬季だけあってあまりというか
まったく観ていない。フィギアも興味ないし…。

それより、カザフスタンの大統領が国名を変更したいなどと言ってることの
ほうがよほど面白い。

なんでも周囲にウズベキスタンとかタジキスタンなどのスタンの付く国が多くて
カザフスタンの知名度が埋没していると思ったらしい。また、カザフスタンより
人口の少ないモンゴルを引き合いに出し「スタンの付かないモンゴルが外国人の
関心を呼んでいる…」と、一体、なぜモンゴルと比較するのか、まったく理解不
明な理屈を捏ねているとも伝えられている。

このバカな大統領も前トルクメニスタンの故二ヤゾフ大統領と同じく完全な独裁
者である。すでに20年以上も大統領の座につき、すっかり頭がおかしくなった一人だ。

で、新国名は「カザフエリ」が良いらしい…。

悪いけど、こんなの絶対、浸透しないし、外国人からは、いつまでもカザフス
タンと呼ばれるのだからやるだけ無駄である。もっと言えば、名前を変えたく
らいであなたの国に関心を持つ人なんて、鼻くそ程度もいないということを知る
べきだ。
それに、モンゴルが外国人に関心…というのも、どこからきた話なのか良くわから
ない。もしかすると、馬好きな外国人の関心を呼んでいる程度の話なのかもしれない。

それにしても独裁者って、どうしてこう、失笑を買うようなことをやりたがるの
だろう。

どうせならある程度多くの人に知られた「バイコヌール」の方が、まだ、良いのでは
…。(あっ、あれはカザフにあるロシアの宇宙基地だからダメか…?)

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ランナー・ランナー

2014-02-07 21:05:56 | 映画
先日、機内で久しぶりに面白い映画を観た。

タイトルは「ランナー・ランナー」

マラソン関連の内容ではなく、オンラインギャンブルの裏の世界を描いた
もの。アメリカの大学生がオンラインギャンブルの不正を見抜き、コスタ
リカにいるカジノ王に直談判に行く。しかし、逆にカジノ王に利用され、
最後には身に危険が迫る。そして大どんでん返し…。

単純に、面白かった。

しかし、本来、中米の優等生であるはずのコスタリカが悪の巣窟のように
描かれているのには、ちょっと意外だった。隣国のパナマやニカラグアな
らまだしも…。アメリカからみれば、自国の裏庭なんぞどこでも同じとい
うことかもしれない。

結局、アメリカが正義という結末は、いかにもハリウッド映画だが、観終
わって改めて思ったのは、「カジノ側は絶対に勝つ」ということである。
これは、ほとんどの人が負けるという統計的にも必ずカジノは儲かるよう
に出来ているからだ。

しかし、やめ時を誤る判断が出来た上で、よぽど運が良ければ大勝ちするの
も決して夢ではないというのも、また事実でもある。

もっとも、所詮、カジノなんて大金持ちが娯楽でするものであり、庶民が
一攫千金を夢見て、なけなしの金を託してやるものではないとつくづく思
った。

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大丈夫…

2014-02-06 21:28:03 | 時事(国内)
全聾の作曲家の佐村河内守氏、一体、誰だそれ、というくらいに全く知らなかった。

ニュース番組で事の詳細と彼の映像を見ただけだが、「曲が降りてこない…」とか
で、壁に体をぶつけている映像なんかはオウムの麻原のように見えてしまった。
こ奴は全盲を装っていたけれど…。

書物の世界のゴーストライターは許されて、音楽ではダメ!というのも良くわから
ない。今回の話と曲の内容への評価は分けて考えればいいし、彼がプロデューサー
として関わらなければ、そもそも評価された楽曲は生まれなかったのだから、何も
発売停止することはないのではないかと思う。
印税などの話は二人が納得していれば良いだけの話だし…。

しかし、売れたいが為に全聾を装って…というところはちょっと許し難い。タレント
の年齢詐称も言ってみれば、売れるための戦略だが、全聾というのはあきらかに同情
を狙ったものであり、障害を持つ方々に大変失礼な話である。

それにしても何はどうであれ、私が一番驚いたのは、このゴーストライターの方の
年齢が43歳だったことである。あまりにも落ち着きすぎていて63歳の間違えではな
いのかと本気で思ったくらいだ。

しかし、まぁ、何もかもぶちまけて、彼はこれですっきりしたに違いない。今日は
ご飯もおいしく、良く眠れるだろう。

反面、佐村河内守氏は、完全に悪者になってしまった。当分、出歩けないだろう。
もしかすると、今頃、散髪してすっかり別人…ということも考えられる。
それとも、出国した可能性もあるな。別に指名手配されているわけではないから
良いのだけれど…。

彼は19歳の時に、半年ほどホームレスの経験もあるらしいので、きっと何があっても
大丈夫そうではある。

今頃、フィリピンか、それともタイか…?

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幸福な国の不都合な真実

2014-02-05 12:09:26 | 
タイで「ブータン・幸福な国の不都合な真実」根本かおる著を読んだ。

あれは2年くらい前だったか、ブータンの若き国王夫婦が来日して、ちょ
っとしたブータンフィーバーがあった。いや、そこまではいかなったけれ
ど盛んにGNHなる国民総幸福感という言葉が取り上げられた。

なんでも「豊かさとは何か?」ということを物質的なものではない尺度で
測るのが国民総幸福感らしい。
しかし、この本を読むとそんな言葉もむなしくなってくる。

ブータンがネパール系住民を追い出し、その多くが難民となったことは以前に
も聞いてはいたが、まさかブータンの謙虚な国王がここまでひどいことをやっ
ているとは思いもしなかった。ところが、本書を読むと前国王(今の国王で
はない)は結構、酷い奴である。いや、もしかするとブータンの先代国王は二
十世紀を代表する人権犯罪者の可能性すらある。
かなり好意的に解釈しても、ブータンという非常に国民にとって住みやすい国
は、住みにくくさせる可能性のある国民を徹底して除外したことによって実現
されたことになる。

これを読めば、誰でもブータンに対する好イメージは無くなる。

しかし筆者は最初から「ブータンという国の裏側を暴く」ということを目的に
本書を書いたのではない。彼女はUNHCR (国連難民高等弁務官事務所)の職員
として、たまたまブータンのネパール系難民事務所の所長として勤務した当時
の仕事を通じて知り得たことやブータン政府とのやり取りから見えてきたもの
を限りなく中立的に記している。
なので、ブータンを非難するようなことはほとんど書かれていない。

インドと中国という大国に挟まれ、しかも同じ文化圏であるチベットは中国に、
シッキムはインドへ併合されたことを目の当たりにしたことで、生き残りをか
けた手段の一つが他民族の排除であったようにも思えるが、未だに基本的人権
や表現の自由が普通に認められていない国であり、どんな理由があっても人権
犯罪の国であるのは間違いない。

国民の97%が幸せ…なんて言うが、そもそも国や国王への批判が自由に出来な
い国で、そんな統計なんてまるで信憑性がない。

それを思うと、強制着用の民族衣装も強制建築の伝統的建造物も茶番にすら
思えるが、それでも、一度、ちゃんと訪れてみたい思いは変わらない。

せめて1日100ドル程度にしてくれれば…。やっぱり、無理だろうな。


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ひとりご飯

2014-02-03 21:05:00 | つぶやき
バンコクので昼は、いつも決まっている。
お気に入りのクイッティオというそば屋があり、もう6年くらい通っている。
麺を茹でる係のお兄ちゃんが、EXILEのアツシにそっくりなので、アツシの
店と呼んでいる。

一杯50バーツだった。昨年9月は45バーツだった。その少し前は35バーツだった。
バンコクはというかタイは今、値上げラッシュである。気がつくと5バーツ高く
なっている、といったことは日常茶飯事だ。さらに円安が重なって、出費はかさ
むばかりである。

デパートや大きなショッピングセンターには、やたらとタイ人向けの日本食レス
トランが多い。そこでは定食で200バーツを超えるメニューが並んでいる。日本円
にすると600円ほどになる。これに飲み物を頼めば700円近くになる。家族4人なら
3000円近くにもなるのだが、いつもこの手の店はタイ人で一杯だったりする。
別段、金持ち風ではない人も多い。若い人もデートで使っていたりする。

先日、仕事先のタイ人に「その靴、どこで買ったの?いくらした?」と聞かれた。
昨年、イオンで8000円で買ったものだった。「2600バーツくらいかな」と言うと、
普通に「安いね」と返ってきた。

いつの間にか、タイは思っていた以上に豊かになっていたようで、そのスピード
に完全についていけていないことを思い知らされたような感じがした。

しかし、大卒初任給が3万円そこその国である。そこを考えれば、今のタイのイン
フレは結構、大変なはずである。しかし、この国の人は、貯金もせず、本当によく
お金を使う。

そこで思ったのが、日本人がもしタイ人のような性格なら、そもそも、アベノミク
スなどという政策をとらなくても良いということである。政府が標榜するのは、タ
イ人のように、日本人が財布の紐を緩める経済環境作りだ。しかし堅実な日本人の
腰は重い。

本来なら政策でデフレを脱却するというより、日本人の性格改善に手をつけたほう
が早道だし、効果も絶大だろうと思う。

しかし、それは無理は話である。

タイと日本の経済格差は、少しづつだが確実に近づいている。しかし、日本人と
タイ人との勤勉さといった性格は、依然、大きな隔たりがあるままだ。

なんだか、どんどんタイ人が羨ましくなってくる。

タイでそんな事を思いながら、ひとりご飯を食べていた。

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バンコク ナウ!

2014-02-02 20:45:09 | つぶやき
帰国いたしました。

非常事態宣言中のバンコク、一体、どこが非常事態のか良くわからないほど
いつもと何ら変わらなかった。もっとも、市内の大きな通りのいくつかは、
完全に封鎖されてはいたけれど…。

滞在中、ホテルのテレビでCNNなどのニュースを見ていると、頻繁にバン
コクの映像が流れていた。そこには過激なデモ行進や軍の訓練映像や一部で
起きた爆弾テロなどの、要するに危険をイメージさせる映像ばかりで、ああ
いうインパクトのある絵だをけ見せられれば、「どんだけ危険なんだろう…」
と勝手にイメージしてしまう。

マスコミというのは、まぁ、そんなものなのかもしれないけれど、バンコクは
ほんの一部を除いて、全く普通であり、人々はいつもと変わらない日常を送っ
ている。封鎖されている通りも、相当の数の屋台が出て、ちょっとした祭りの
歩行者天国状態だった。デモを行っている黄シャツ派の野党も資金源確保のた
めに、「バンコク・シャットダウン」と書かれたTシャツを大々的に屋台で販
売していた。

仕事で会うタイ人とも、まずはこの話題ばかりで、チェンマイにいる人々はタ
クシン派のお膝元のせいもあってか、ほぼ皆が反野党だった。バンコクにいる
人々も田舎出の人々は、やはり反野党のようだったが、「選挙の日は危ないか
ら、行かない…」という人も相当いた。

そして、多くの人が「2月2日は出歩かない方がいい…」と忠告してくれた。
「その日は帰る日だから…」と言うと、「それはいい」といった具合で、バン
コクの人も、選挙当日は「さすがに危ないかも…」と思っているようだった。

実際、選挙当日の今日は、選挙妨害で400万人が投票できなかったとかで、
死者が出るといった惨事はなかったようだが、投票所での混乱は結構、あった
ようではある。

で、当の選挙だが、選挙自体が無効になる可能性もあるとかで、まだまだ当分
、落ち着きそうもない。ただ多くのタイ人にとって、この手の混乱はたいした
ことではないらしく、どこか他人事のようでもあったのが印象的だった。
もう、慣れっこなのかもしれない。

また、ちょうど乾期のタイは、例年になく涼しかった。チェンマイではダウンを
着てバイクに乗っている人も見かけたほどで、先月は10℃まで下がったとか…。

日本人にとって10℃、といえば暖かい気がするが、南国タイでは、異様な寒さ
となる。バンコクでも朝晩は長袖必須だった。

これも異常気象なのかな…。

まぁ、とりあえず、風邪も治ってホッとしている。

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