ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

ターミナル・駅

2013-12-07 18:05:26 | 映画

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”東京駅”をモチーフ にした映画。東京駅の改装記念も兼ねてJR東日本が全面協力。

映画の内容は、大体想像できる内容。ただ、このクリスマスシーズンには、ぴったりな(?)映画。

オムニバス映画なので、出演している役者のうまさ、へたさがストレートに。

映画館は結構混んでいましたが、不思議なことに、カップルは数えるほど、ほとんどが女高生か若い女性。我が家は多分、上から数えて片手に入る、年齢層でした。

”駅”での出会い、別れ。

どうしても、”別れ”というと上野駅、”旅立ち”というと東京駅、そんな、印象が強いです。やはり、車止めがあり、行き止まりとなっている上野駅のほうが”終末観”が強く、また、”東北、甲信越”に向かっている線路は、東京中心に考えると、”ターミナル”の感がつよいからでしょうか?。

今から30年以上前に、学生時代に東京の自宅から仙台へ帰るときに、よく東北本線の特急”ひばり”を利用していました。

この”ひばり”の最終便は夜8時に上野駅発、仙台着11:15分。

この最終便ではよく、(当時の学生であった自分よりも少し)年上のカップルの別れの場面に遭遇しました。特に日曜日。

電車に乗っているほうが男性、女性、さまざまでした。

彼氏と別れて、ずっと黒磯くらいまで泣いていた女性、窓越しに手を合わせていた男性、色んな、光景が思い出されます。

今の時代と異なり、携帯もメールもなく、連絡を取る方法が電話か、手紙しかない時代。今の時代、テレビ電話もあり、いつでも顔を見ることは可能です。

また、今回の映画でも出ていましたが、東京駅と言っても電車だけではなく、高速バスも昔はありませんでした。

そして、やはり、”新幹線”と”在来線”の違い。

上野(東京)⇔仙台が1時間半強と3時間強の差。

映画でも、別れ際に、彼氏が彼女を新幹線に引き込んでしまっても、”明日の朝の一番で帰れば、仕事に間に合う!”

30年前には考えられない、距離感。

もうすぐ、クリスマスというきの映画!

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自動車評論家

2013-12-01 16:48:39 | 

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日本の自動車評論家の草分け的存在の小林彰太郎さんの写真展示会を見に、トヨタ博物館へ。

小林さんは、今年亡くなりになりましたが、カーグラフィックという雑誌の創刊者であり、自動車というものを魅力的なものとして紹介、一般庶民にも身近に感じさせることに尽力されていました。テレビではいつも、ダンディズム、という言葉は小林さんの所作がまさに当てはまる表現。

今は、自動車評論家なるものが、有象無象、います。かつては”間違え探しの自動車選び”のように、販売されている自動車のいいところ、悪いところ、完膚なきまで評論した徳大時さんが最後、その後は、自動車会社の提灯記事を書いている連中ばかり(数人の方は別ですが)。

自動車評論家の車の評価を見て、車を選んでいたものです。

しかし、今は、生活が厳しいのか、自動車会社お抱えのような自動車評論家が多すぎます。自動車会社の広報担当のよう。

小林さんは、自動車という趣味性の高いものが、自動車文化として広まる黎明期に活躍されました。

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博物館の中には、魅力的な車が(もちろん、トヨタ車以外も、その時代を輝いた車)

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三階は日本車各社の名車が

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新館への渡り廊下から、燃料電池バスが。愛知万博で使用され、その後は中部国際空港で使用されています。

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新館では、当時の生活で使用されていた環境での車の展示

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このシビックが発売されたとき、学生時代でしたが、物凄く驚きました。というのも、当時、ハッチバックと言えば、マツダのファミリアのスタイルがハッチバックの究極のスタイル、と言われていましたが、このシビックはそのスタイルを打ち破るものでした。もちろん、CVCCエンジンも画期的なものでしたが(ちなみに、アメリカのフォードミュージアムにもCVCCのシビックが当時のアメリカの環境規制をクリアした最初の車として展示されています)。

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トヨタ自動車の現社長のポスター。モリゾーのブログ名も。

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裏の駐車場では”ハチロク”(スプリンターAE86)のオフ会開催。皆さん、ナンバーも86ばかり。

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博物館のレストランで、マットの代わりに敷いた写真。A3の大きさで、”これほしい”というと”ラミネートしたものが150円であります”ということで、購入、ついでに原紙を3枚もおまけをてくれました。

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幸せになる、ということ

2013-12-01 16:25:34 | 映画

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実際におこったコンテナー船のハイジャックと船長の映画

今までのアメリカ映画だと、テロリストをアメリカ軍が撃退して万々歳!、アメリカ万歳!ということになるのでしょう。

でも、この映画、やはりやり切れない、考えさせられる映画。

ハイジャッカー達も、結局は”アメリカ的な幸せ”=”物質的幸せ”を求めています。

ハイジャッカー側からも、描かれており、また、トム・ハンクスのすばらしい、演技にもより、すばらしい映画でした。今年観た映画の中でも、3本の指に入るかもしれません。

発展途上国の人たちも、結局は求めるのは物質的な幸福。日本は比較的早く、この幸せ(と思われるもの)を手に入れていますが、この地球上では人口的には圧倒的に多くの人たちが、いまだに、物質的な幸せを求めています。その最先端にいるのが、韓国、中国でしょう、彼らの、どう考えても自分勝手な論理も、物質的幸せを手に入れてしまった先進国の分け前をもとめている姿に見えてしまいます。この映画のハイジャッカー達と何も変わりません。

この映画、単純に、拉致された船長の家族への愛情、ということで片づけてしまうと、薄っぺらい映画になってしまいます。(テレビの宣伝では、なにも考えていなさそうなオネエチャンが家族愛に感動した、と言っていましたが!)

少なくとも、お涙頂戴、勧善懲悪映画ではありません。

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