快気分析

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仕組みとアプローチ -  雲南、四川での大地震の一部と朝鮮半島での大地震の一部の共通点と白山噴火

2017-12-10 09:56:21 | 地震 津波
 先月には韓国でやや目立つ地震が有りましたが、過去にどのような大地震が有ったのかを調べました。

引用開始(一部抜粋)

http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_20/28-Chu.pdf
韓半島で発生した最大級の地震

京畿道 89.7.? 北緯 37.5° 東経 127.1° Seoul 3 6.5(7.0)
慶尚道779.4.? 35.8 129.2 慶州 3 6.5
黄海道 1385.8.1 38.0 126.5 開城 3 6.0
全羅道 1455.1.24 35.4 127.4 南原 4 6.5(6.8)
京畿道1518.7.2 37.6 127.0 Seoul 3 6.5(6.8)
平安道1546.6.29 39.1 126.1 平壌 4 6.5
忠清道 1594.7.20 36.6 126.7 洪城 4 6.0
両江道 1597.10.7 41.3 128.0 三水 3 6.0(5.0)
慶尚道1643.7.24 35.5 129.3 蔚山 3 7.0(6.3)
江原道1681.6.26. 37.5 129.3 襄 陽 ・三陟4 7.5(7.3)
咸鏡道1727.6.20 39.9 127.5 咸興 3 6.0
咸鏡道 1810.2.19 41.8 129.8 清津 3 6.5

引用終了

 では東アジアでは関連してどのような地震が有ったのかを調べ、その一部で目についたのが次の通りです。


引用開始(一部抜粋)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8#.E8.BF.91.E4.BB.A3.E4.BB.A5.E5.89.8D

16世紀
1515年6月17日 雲南、鶴慶地震 - M 7.8、死者数千人。
1536年3月19日 四川、西昌地震 - M 7.5、死者数百人。
1556年1月23日 陝西省、華県地震 - M 8.2[3]、死者83万人またはそれ以上(地震による死者数としては人類史上最悪と言われる)。
1561年7月26日 寧夏、中寧地震 - M 7.3、死者5,000人。
(中略)
1986年11月15日 台湾花蓮沖で - M 6.8、死者13人。
1988年11月6日 雲南省・ビルマで地震 - Ms 7.3、死者730人。
(中略)
2008年5月12日 中国、四川大地震 - Mw 7.9(Ms 8.0)、死者・行方不明者約8万7,000人。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B1%B1#%E6%B4%BB%E7%81%AB%E5%B1%B1
1554年(天文23年) - 翌年に渡って活発な火山活動が続いた。『白山荘厳講中記録』などに詳しい火山活動の様子が記録されている。
1659年(万治2年) - 白山が噴火、これが最も新しい噴火である。

引用終了

  1515年6月17日 雲南、鶴慶地震 - M 7.8 の約21年後である1536年3月19日 四川、西昌地震 - M 7.5が発生。
  1988年11月6日 雲南省・ビルマで地震 - Ms 7.3 の約20年後である2008年5月12日 中国、四川大地震 - Mw 7.9(Ms 8.0)が発生しています。

 16世紀前半と言うと京畿道1518.7.2 37.6 127.0 Seoul 3 6.5(6.8)と、平安道1546.6.29 39.1 126.1 平壌 4 6.5が有りました。
 そして16世紀から17世紀にかけて朝鮮半島では大地震が多かったようです。
 パターンとして当時と現在が似ているのか? と言うのは広域での地殻やプレートバランスがやや似ているのであれば確かにその可能性は有るし、ただの偶然と見ればただそれだけの事、となります。
 この程度のデータ量では未だ何とも言えないのですが、16世紀前半から17世紀に起きた事と今後の日本でもし発生すれば、もう一つの共通点が出て来ます。
 それは先月に日本で発生した白山の火山性地震の活発化です。
 この件については先月記事にしました。
 尚、白山が過去に火山噴火したのは、

引用開始 2件(一部抜粋)

http://www.nagai-bunko.com/shuushien/tenpen/ihen02.htm
1547(天文16)年
  2月 3日 加賀白山噴火。(続史愚抄48)(震災予防調査会報告86)
1548(天文17)年
        加賀白山噴火。(震災予防調査会報告86)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B1%B1

706年(慶雲3年) - 白山の噴火により山火事が発生したと『続日本紀』に記録されている。
1042年(長久3年) - 白山が水蒸気爆発して、翠ヶ池が形成されたと考えられている。『白山之記』に具体的な火山活動の様子が記録されている。
1554年(天文23年) - 翌年に渡って活発な火山活動が続いた。『白山荘厳講中記録』などに詳しい火山活動の様子が記録されている。
1659年(万治2年) - 白山が噴火、これが最も新しい噴火である。

引用終了

 やはり16世紀から17世紀を含みます。
 もし仮に噴火となると、東アジア全体で16世紀から17世紀にかなり似たパターンなる可能性はゼロでは無くなって来る事となり、今後も白山の火山活動を気にせずにはいられません。
 さらにその頃には、

引用開始 (一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%A0%AD%E5%B1%B1

白頭山
火山活動
近代的な火山研究が始まったのは1900年代以降で活動歴の解明は進んでおらず、研究者により様々な年代の噴火説が出されている。周辺国の歴史記録書に白頭山の火山活動を示唆する記述がある[4]。
日本紀略によれば、893年。
三国史記によれば、917年。
李氏朝鮮時代の『朝鮮王朝実録』には、1413年、1597年、1668年に火山活動があったと解釈出来る記述があるが、実際に噴火したのは、1597年と1702年であるとする説もある[4]。
1597年10月6日から8日にかけての噴火では、噴火に伴い発生した地震の震動がソウルでも感じられた[5]。
 
引用終了

 なら次の噴火は今から数十年後?というのはまだわかりませんが、やはり日本の白山の火山噴火も一つの指標となる可能性がゼロではありません。