先日、こんなニュースが有りました。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/trend/ASKDB76BKKDBUCVL00P.html
囲碁AI、中国「絶芸」優勝 日本最強「Zen」敗れる
(中略)
日中韓18チームが出場。10日の本戦は15チームがトーナメントで争った。絶芸は今夏、中国であったAI世界戦でZenに敗れ優勝を逃したが、今大会では雪辱を果たした。世界最強の英「アルファ碁ゼロ」は不参加だった。
引用終了
まあそうそういつも勝てるわけではないのはわかりますが、今回の「Zen」敗北について、その要因が何なのか?を人間が、或いは人工知能が十分に解析する必要が有るかとは思います。
オリンピックなどでも有力選手が国際大会などで他の国に徹底的にデータ収集、分析されていざオリンピックでは負けてしまう、と言うのがよくありますが、もしこれと同じと言う場合ならば今回、中国チーム側が日本の「Zen」の過去のデータを徹底的に収集していた可能性と言うのも有りえます。
人工知能と言っても、一から考えているわけではなく、学習する、つまりは過去のデータで「以前はこの局面でこうやったらああなったから今回はこうする」と言うような、いわば「事例集」というデータを手元に置いてコンピューターのデータベースで高速検索をかけているような面も大きいのです。
なのその人工知能が持っている事例集のデータそのものが不足していれば、例えその人工知能が優れていても相手には勝てない事は十分の有りえる事で、今回は前回の敗北を教訓に中国の「絶芸」チーム側が「Zen」の過去の事例集を充実させた、と言うのも有るとは考えています。
もう一つは、今月8日の記事でも書きましたが、人工知能同士を戦わせて進化させたのか?と言う事です。
中国側が予め思考パターンの異なる人工知能を2つ以上作成し、相互、或いは三者以上を戦わせて、最も強かったものを今回の対局に登場させたのではないか?と言う事。
そして少なくとも前回の大会と異なるパターンの人工知能であれば、日本の「Zen」が過去の「絶芸」の事例について如何に多くデータベースを構築していたとしても。それでは対応できない、と言う事になります。
そもそも「その人工知能が過去の大会と同じものであるかどうか?と言うのはわからない」はずなので、別の人工知能を大会の登場させる、と言うのもアリなのではないでしょうか。
次回の大会で日本はこうして作り上げた、過去の「Zen」とは実は「ZenZen別物」を登場させる事ができるのか、そして「絶芸」の方もまた「過去の絶芸とは絶対別の芸」を登場させて来るのか?
いずれにしても過去の事例が相手に知られていないような新しい人工知能を大きな大会に登場させる必要が出て来た出来事かと思います。
そしてそれには今月8日に記事にした通り、GoogleのAIが自力で「子AIの作成」に成功した事というのも有る程度は意味が有るのかも知れません。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/trend/ASKDB76BKKDBUCVL00P.html
囲碁AI、中国「絶芸」優勝 日本最強「Zen」敗れる
(中略)
日中韓18チームが出場。10日の本戦は15チームがトーナメントで争った。絶芸は今夏、中国であったAI世界戦でZenに敗れ優勝を逃したが、今大会では雪辱を果たした。世界最強の英「アルファ碁ゼロ」は不参加だった。
引用終了
まあそうそういつも勝てるわけではないのはわかりますが、今回の「Zen」敗北について、その要因が何なのか?を人間が、或いは人工知能が十分に解析する必要が有るかとは思います。
オリンピックなどでも有力選手が国際大会などで他の国に徹底的にデータ収集、分析されていざオリンピックでは負けてしまう、と言うのがよくありますが、もしこれと同じと言う場合ならば今回、中国チーム側が日本の「Zen」の過去のデータを徹底的に収集していた可能性と言うのも有りえます。
人工知能と言っても、一から考えているわけではなく、学習する、つまりは過去のデータで「以前はこの局面でこうやったらああなったから今回はこうする」と言うような、いわば「事例集」というデータを手元に置いてコンピューターのデータベースで高速検索をかけているような面も大きいのです。
なのその人工知能が持っている事例集のデータそのものが不足していれば、例えその人工知能が優れていても相手には勝てない事は十分の有りえる事で、今回は前回の敗北を教訓に中国の「絶芸」チーム側が「Zen」の過去の事例集を充実させた、と言うのも有るとは考えています。
もう一つは、今月8日の記事でも書きましたが、人工知能同士を戦わせて進化させたのか?と言う事です。
中国側が予め思考パターンの異なる人工知能を2つ以上作成し、相互、或いは三者以上を戦わせて、最も強かったものを今回の対局に登場させたのではないか?と言う事。
そして少なくとも前回の大会と異なるパターンの人工知能であれば、日本の「Zen」が過去の「絶芸」の事例について如何に多くデータベースを構築していたとしても。それでは対応できない、と言う事になります。
そもそも「その人工知能が過去の大会と同じものであるかどうか?と言うのはわからない」はずなので、別の人工知能を大会の登場させる、と言うのもアリなのではないでしょうか。
次回の大会で日本はこうして作り上げた、過去の「Zen」とは実は「ZenZen別物」を登場させる事ができるのか、そして「絶芸」の方もまた「過去の絶芸とは絶対別の芸」を登場させて来るのか?
いずれにしても過去の事例が相手に知られていないような新しい人工知能を大きな大会に登場させる必要が出て来た出来事かと思います。
そしてそれには今月8日に記事にした通り、GoogleのAIが自力で「子AIの作成」に成功した事というのも有る程度は意味が有るのかも知れません。