快気分析

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仕組みとアプローチ -  北海道沖の超巨大地震説 千島列島南半分で何故目立つ火山噴火が無いのか

2017-12-21 20:30:19 | 地震 津波
 北海道沖の超巨大地震説に関連するのですが、その前に千島列島で目立つ地震や火山活動が有るのではないか?と見て調べてみました。
 まず今年6月にはカムチャッカと隣接エリアで次のような話が有りました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20760.html

カムチャッカ五大火山が一斉噴火 航空コードはオール危険度2
2017年06月21日 10時58分
 北海道のはるか北東に位置するロシア・カムチャッカ半島では、5つの火山がほぼ同時に噴火した。ロシア国立科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)は、これらすべての火山周辺を航行する航空機に対して、危険度が2番目に高いオレンジ色の航空コードを発表し、注意を呼びかけている。
 現在、危険度2の航空コードが発令されているのは、半島東部の火山帯に位置するシベルチ山、その南に位置するクリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山、カリムスキー山の4火山と、千島列島北部のエベコ山だ。

引用終了

 それでその後、更に南のエリアである千島列島でニュースになるような火山噴火があるのかと言うと特に見当たりません。
 では例えば国後島、択捉島などで火山噴火が過去にどのような有ったのか?と言うと、

引用開始 4件(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%9F%A5%E5%B3%B6

新知島(しむしるとう、しんしるとう)は千島列島の中部にある火山島。ロシア名はシムシル島(о.Симушир)
(中略)
新知富士(しむしるふじ、海抜 1,360 メートル[2]、ロシア名:プレヴォ山 Прево、英名: Prevo)

島の中部に位置し、1825年から25年前後に一度噴火している最も活発な火山。「富士」を冠してあるだけあり、どの位置から見ても美しく見えるのが特徴。
緑湖カルデラ(みどりこかるでら、海抜 624 メートル[3]、ロシア名:ザヴァリツキ・カルデラ Zavaritzki)
島の中南部に位置する三重カルデラで、中央に濃青緑色の水をたたえるカルデラ湖、緑湖がある。緑湖は東西約2km、南北約3kmの面積である。南側には温水が湧いているため、冬でも全面が凍結しない。また、かつて北側には陸続きの小島があった模様。
新知岳(しむしるだけ、海抜 1,540 メートル[4]、ロシア名:ミリン山 Мильна、英名: Milne)
島の西南部に位置する最高峰。1881年、1914年に大噴火があった模様。
焼山(やけやま、海抜 891 メートル[5]、ロシア名:ゴリアシャイア・ソプカ Goriaschaia Sopka)
島の西南部、新知岳の北西に位置する、複数の火山が合わさった成層火山である。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%97%E6%92%AB%E5%B3%B6

得撫島(うるっぷとう)は、千島列島にある島。ロシア名はウループ島 (Остров Уруп)、英語表記はUrup。
(中略)
山岳地帯には活火山が含まれ、主な火山は以下の通り。
得撫富士(うるっぷふじ、海抜 1,328 メートル[3][注釈 1]、英語表記:Kolokol)
1780年の10年前後から、1973年までに度々噴火が確認されている。

台場山(だいばざん、542 メートル[4]、Rudakov)
硫黄山(いおうざん、998 メートル[5]、Tri Sestry)
白妙山[6](しろたえさん、1,426 メートル[1][2][6]、Ivao、最高峰)

以上の火山の周辺にも複数の山がある。火山があるため、現在も噴煙や温泉が噴出しており、硫黄の臭いが漂う。オホーツク海側には、温泉が滝となって流れている箇所がある。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%9E%E6%8D%89%E5%B3%B6

択捉島(えとろふとう)は、千島列島南部に位置する島。
(中略)
散布山(ちりっぷやま、露: ボクダン・フメリニツキー火山、Богдан Хмельницкий、英: Chirip)1,582m - 1843年に噴火したが、1860年は不明。
神威岳(かむいだけ、英: Demon)1,323m
茂世路岳(もよろだけ、1,124m、露: クドリャブイ火山 Влк. Кудрявый、英: Medvezhia)- 先史時代から噴火していた可能性があり、1778年、1883年、1946年、1958年、1999年に噴火が確認されている。
指臼岳(さしうすだけ、英: Baransky)1,128m - 1460年と1570年の噴火は30年ほど、1951年に噴火。
小田萌山(おだもいやま、露: Грозный、英: Grozny)1,208m - 1968年、1970年、1973年に2回、1989年に噴火。
焼山(やけやま)1,147m - 名称や噴火の歴史は上に同じ。
阿登佐岳(あとさだけ、露: Атсонупури、英: Atsonupuri)1,209m - 1812年、1932年に噴火。
単冠山(ひとかっぷやま、露: Богатырь、英: Bogatyr) - 連山
西単冠山(にしひとかっぷやま、露: ロシア語: Стокап、英: Stokap)1,629m。択捉島の最高峰。
恩根登山(おんねのぼりやま)1,422m
ベルタルベ山(ベルタルベざん、英: Berutarube)1,221m - 1812年に噴火があったかどうか、はっきりしていない。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%BE%8C%E5%B3%B6

国後島
(中略)
爺爺岳/爺々岳(ちゃちゃだけ、同1822m、ロシア名:チャチャ火山 Влк Тятя)
ルルイ岳の南東に位置する火山で、アイヌ語では「チャチャ・ヌプリ(お父さん・山→お父さんの山)」と呼ばれていた歴史があり、本島に住むロシア人は親しみを込めて「チャチャ」と呼ぶ。晴れた日には北海道から見える。
1812年、1973年、1974年、1975年、1978年、1981年に噴火しており、北海道からは火山灰、噴煙、爆発音が度々観測されている。
エビカラウス山(同842m)
摺針山(すりばりやま、同448m)
エビカラウス山の東に位置する。
円山(まるやま、同476m)
羅臼山(らうすやま、同887m、ロシア名:メンデレーエフ火山 влк. Менделеева)
1880年に噴火。
小羅臼山(こらうすやま、同800m)
泊山(とまりやま、同541m、ロシア名:ガラブニノ火山 влк. Головнина)
1848年に噴火。麓は火山ガスが出ており、一菱内湖はその影響を受けていると思われる。

引用終了

 と言うわけで、カムチャッカの火山とその南の島にあるエベコ山までは活発に噴火したにもかかわらず、例えば上記で引用した4つの島の火山は噴火のニュースが有りません。
 何故目立つ噴火が無いのか? それはプレート境界が固着気味で動きが鈍いからではないのか? とすると、その固着部の歪(ストレス)が限界に達した時に弾けて地震、或いはスロースリップとなり、その後に火山噴火が目立つようになる、と言うのが普通のパターンです。
 「ならば北海道沖での同様のなるのは、これら4つの島の後ではないか?」と言うと、それはわかりません。
 一つの理由は、反時計回りとしても、結構前後しながら来る事もある為、北海道沖が先にストレス発散が来る可能性もゼロではないからです。
 もう一つの理由は2011年の東日本大震災で既に東北沖のエリアで突っかえ棒が外れている部分が多いので、ここから時計回りでストレスの発散が北海道沖に行く事も有り得るからです。
 いずれにせよ北海道より先に上記の千島列島で地震やスロースリップ、火山噴火が目立つ様になったら少なくとも次は北海道沖に注目、と言う事は言えるのかも知れません。
 ただそれが巨大地震になるのかどうかはわかりません。
 択捉島沖と周辺あたりについては、最近それ程大きくはないもののやや地震が目立っているようにも見えます。

引用開始(一部抜粋)

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

日本全国 広域 最新30日間 の震央分布図

引用終了

 画像は直接御覧下さい。
 今後どうなるのでしょうか。