快気分析

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仕組みとアプローチ -  関東大震災(1923年)前と現在の相違点 その1

2018-06-09 19:35:11 | 地震 津波
 これまでの記事で関東大震災(1923年)前と現在の似ている点を書いて来ましたが、6月8日の記事で書いた通り、「全ての点に於いて関東大震災(1923年)前と現在の似ているわけではなく、似ていない点も有る」と言う事も有るので、今回の記事は「関東大震災(1923年)前と現在の相違点」について記事にして見ました。
 単純ですが、関東大震災(1923年)の前20年位について、大地震の履歴を挙げてみたいと思います。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#20%E4%B8%96%E7%B4%80%E5%89%8D%E5%8D%8A

1905年(明治38年)
6月2日 芸予地震 - M 7.2、死者11人。
7月7日 福島県沖で地震 - M 7.1[121]。
1909年(明治42年)
3月13日 千葉県房総半島沖で地震 - 8時19分にM 6.5、23時29分にM 7.5。
8月14日 姉川地震(江濃地震) - M 6.8、死者41人。
8月29日 沖縄本島付近で地震 - M 6.2、死者2人。
11月10日 宮崎県西部で地震 - M 7.6。

1910年代

1911年(明治44年)6月15日 喜界島地震 - M 8.0(mB 8.1)、死者12人。
1913年(大正2年)2月20日 日高沖で地震 - M 6.9(Ms 7.0)
1914年(大正3年)
1月12日 桜島地震 - M 7.1、死者29人。
3月15日 仙北地震 - M 7.1、死者94人。秋田県強首村(現大仙市)で最大震度7相当と推定[122]。
1915年(大正4年)
1月6日 石垣島北西沖で地震 - M 7.4。
3月18日 北海道十勝沖で地震 - M 7.0、死者2人。
11月1日 宮城県沖で地震 - M 7.5、岩手県や宮城県の沿岸に小津波。
1916年(大正5年)11月26日 明石付近で地震 - M 6.1、死者1人。
1917年(大正6年)5月18日 静岡付近で地震 - M 6.0、死者2人。
1918年(大正7年)9月8日 択捉島沖地震 - M 8(Ms 8.2、Mw 8.3[114]、Mt 8.5)、死者24人。

1920年代

1921年(大正10年)12月8日 龍ヶ崎地震 - 千葉県・茨城県県境付近で発生。M 7.0。家屋倒壊、道路亀裂。
1922年(大正11年)
4月26日 浦賀水道地震 - M 6.8、死者2人。
12月8日 島原地震(千々石湾地震) - 1時50分にM 6.9、11時02分にM 6.5。長崎県橘湾で地震、死者・行方不明者?人。
1923年(大正12年)
6月2日 茨城県沖で地震 - Mj 7.1[4]、千葉県銚子市で最大震度 4。
7月13日 九州地方南東沖で地震 20時13分 - Mj 7.3[4] 深さ44km[4]。宮崎県宮崎市と鹿児島県鹿児島市で最大震度 4。
9月1日11時58分頃 関東地震(大正関東地震、関東大震災) - M 7.9(Ms 8.2、Mt 8.0、Mw 7.9〜8.0[123]Mw 8.2[95])、関東地方南部と山梨県で最大震度 6。

引用終了

 何かかなりパターンが違っているのではないかと思えます。
 ですが北海道や千島列島沖での大地震を東日本大震災に相当するとみれば多少似ている所も無くはない、と言う程度でしょうか。
 全体としてはかなり地殻やプレートの境界の歪(ストレス)状況が、1923年前とはかなり違っているのではないか、とも少し思えてしまいます。
 ただはっきり言える事は、大地震が近々起きるのかどうかと言うのは結局はわからないのにもかかわらず、「大地震が近々来る事は当分無い」と洗脳する行為は、そのような説によって対策が遅れて犠牲者が増える、と点でやはり「大地震はいつ来てもおかしくは無い」とする見方に比べて「悪」と言わざるを得ないのではないでしょうか。
 結局、いつかは大地震や大津波は来るのです。

仕組みとアプローチ -  関東大震災(1923年)前と現在の似ている点 その2

2018-06-09 07:28:10 | 地震 津波
 似ている点の第2です。
 大きな地震の前は霧島連山のいずれかが噴火した例が多い、と言う事なのですが、今年4月7日やその前にも書いた通りで、「先月8日の記事で書きましたが、霧島連山の噴火が有っても特に大地震は無かった時も有るので、霧島連山で火山噴火が有ったからと言って大地震が有ると言う事ではないのですが、やはり大地震の前に霧島連山の噴火が有ったケースは確かに有る、と言う事は言えるようです。」と言う程度です。
 なので今回も霧島連山で噴火が有ったからと言って大地震が来るとは限らない場合もあれば、大地震になる場合もある、と言う状況です。
 前回の相模トラフ関連の大地震である関東大震災はメインが相模トラフのほぼ北西半分だったので、次はほぼ南東半分がメインとなる可能性がどちらかと言えば高いのでしょうか。
 そうすると次の相模トラフ関連の大地震は元禄地震型になるのかも知れません。
 ただ既にスロースリップや中小の地震多発などで既に歪(ストレス)は解消されてしまっているかも知れず、更にはプレート境界面の凹凸、コブなどがどれだけ大きく、そしてどれだけ多いかによって大地震の周期は変わって来ると思いますので、あまり周期説には拘らない方が良いと個人的には考えています。
 いずれにしても相模トラフとその延長ライン付近関連の大地震については、最近メディアなどで多く報道される「南海トラフ関連の大地震」と同様に話題にされても良いのかも知れません。