全く観るつもりのなかった作品だったけど、結子さん最後の出演映画だと気が付いて急遽映画館へ。
何処の映画館も終了間近だったから、滑り込みでスクリーンに映える結子さんとお別れをすることができた。
初っ端と最後実はこの人に扮装してましたの2シーンだけの登場で些か不満ではあるけれど、結子さんの遺作を観ることで大好きだった映画女優竹内結子を天国にお送りしましょう。
一昨年放送されたテレビドラマは凄く期待して観たんだけど、何だかチャチで所々笑える挿話もあったけど良い人話が多くてガッカリだった。脚本の古沢良太は「三丁目の夕日シリーズ」も良かったけど「キサラギ」とテレビドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」は抜群に優れていたから、期待度も大きかったので余計残念だったことを覚えている。
結子さんがあんなことになって、配信で後追い視聴した前作「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」が思いの外面白かったし、香港の氷姫を演じた結子さんが実はダー子一味の裏バン的存在だったというオチが気に入った。今回も同じ役回りで登場することを知って密かに喜んでいたのだが。
映画そのものは前作には及ばなかったにせよ十分楽しめる娯楽作に仕上がっていた。
ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)のトリオ+五十嵐(小手伸也)はもう完璧なチームワークになっている。チラチラ出てくる前田敦子、石黒賢、生瀬勝久そして赤星(江口洋介)も贅沢にキャスティングされている。弟子(子猫ちゃん)のモナコ(織田梨沙)コックリ(関水渚)も頑張っている。
それなのに、もう二度とスタア(竹内結子)とジェシー(三浦春馬)を観ることができないことが悲しい。