映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

期待薄な夏ドラマばかりだけどね

2022-07-23 13:12:00 | 旧作映画、TVドラマ
春ドラマも感心するような作品に出会えなかったし、この夏もあまり期待できそうなドラマが見当たらなかった。坂元裕二脚本も暑い夏には観たくないし、結局初回から3話まで続けているのは三つだけ

「オールドルーキー」
綾野剛はこういう優しさが似合うなぁと、毎回思いながら観ている
傑作「コウノドリ」の医師でピアニストの役柄になんとなく被るものが良い。少女スケートボーダーに寄り添う話なんかはドンピシャな感じで、ほのぼのしちゃった
相棒にあたる芳根京子も彼女の良さを生かした役柄だとは思うけど、あんなに出来ます社員オーラを出されちゃうと、チャームポイントの素直な可愛らしさが殺されてしまい少し残念。反町隆史の社長も腹黒い経営者なのか部下思いのリーダーなのかイマイチはっきりしないのでザワザワする。秘書役の女優さんよく知らないけど、彼女はこのドラマで一番良い感じじゃないかな。しばらく注目しておこう
題材は面白いから、各パーツのエピソードをどれだけ上質にできるかで、ドラマの良し悪しが決まっていくだろう

「テッパチ!」
白石麻衣ちゃんが群馬県人だとは知っていたけど、主演の町田啓太がわたくしの生まれ故郷の隣町出身だとは全く知らなかった。それだけで取り敢えず応援する
観ようと決めたのは自衛隊が舞台だと聞いていたからだ。日本の国土と国民を守ることのできる最後の要は自衛隊以外にない。それなのに一般の市民は彼らのことをどこかタブー扱いして正面から見ようとしてない。かつて有川浩原作「空飛ぶ広報官」がドラマ化されたけど、あれは背広組に近い話だったし恋愛ドラマの要素が優っていたから、今回はもうちょいガッツリ自衛隊あるあるの話を期待していたんだけど・・・
愛と青春の旅立ちとかましてやフルメタルジャケットのような弩級の物語は無理としても、もうちょっとまともに作って欲しかった。協力している防衛省や自衛隊もさぞガッカリしているだろうな

「ユニコーンに乗って」
題名が分かりづらく、分かったからと言ってもそれ程共感できる人いないんじゃないかな
わたくしは永野芽郁ちゃんが、可愛くて一生懸命頑張っている姿が観られればそれで満足なので不満はないのだけれど。3話目の起業をするに至るエピソードはとても良く出来ていたドラマだったから、ここを主題にすれば良かったのにと思っちゃった。工学系男子2人と教育の平等を理念にする女の子が出会う事で始まる化学的変化に、社会や仕事のなんたるかを知っているおじさんが絡みながら会社を立ち上げ徐々に成果を上げてゆく様子が描かれていたら面白かったはずだ
今後予想される企業の浮き沈みピンチや喜びはそれほど目新しくないし、恋愛モードの割合が高くなると折角の西島秀俊が霞んでしまう
芽郁ちゃんがいる限り観続ける覚悟ではいるが、期待はしないでおこう

「ちむどんどん」
やっぱり2人はラブラブになってしまった
今回の朝ドラで一番の収穫は、飯豊まりえだった。役者として今までほとんど気にした事なかった。フラれてしまう可哀想な役でありながら、悲壮感を前面に出すことなく凛々しい女っぷりを貫きかっこよかった。モデルさんだったからスタイルもいいし姿勢もいいから上品に見えるところも好感が持てた。終盤また絡んでくれないかなぁ?
これからも期待しておこう

「鎌倉殿の13人」
やっと主人公が表に出てきた
そういう意味では大泉洋は素晴らしい役者だ
これからもっと血生臭くなっていくらしいので、少し憂鬱になってきた
ドラマの面白さは相変わらずピカイチだけど