映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

母と娘のホラー「母性」

2022-12-04 18:25:00 | 新作映画
湊かなえの小説は何処かに不穏な空気感が含まれていて、そのニュアンスをうまく映像化できれば原作以上の作品になるだろうけど。この映画は脚本が整理されてなくて、観客をドラマの中に連れて行ってくれなかった

母親と娘の三様を見せているけど、どの話も気持ち悪いだけで衝撃的なおどろおどろしさを醸し出せていない
主人公母娘の藪の中を垣間見せたいのか、三組の母娘のお話を語りたいのか最後までよく分からなかった。小説では広げられる風呂敷を、二時間で観せ切らなければならない映画では同じようには語れない

大地真央と高畑淳子の狂気じみた怖さに食われてしまい、肝心の本筋が弱く感じてしまう

旅の重さ

2022-12-04 05:34:00 | 歳時記雑感
わたくし毎年、40日程度を観光地でもある生まれ故郷と富士山の麓にて過ごすので、わざわざ観光旅行に行こうと思わないのです
だから誘ってもらわないとお泊まりで旅行に行く事は滅多にありません
そんなわたくしですが、久し振りに旅をしました。京都奈良への三日間、忘れないうちに反省会です


天気
当初、三日目は雨予報。それなのに、毎日能天気な快晴の日々でした
歩き中心の観光には暑過ぎず寒過ぎず最高の日和でした
旅は晴れの日に限りますね。実はわたくし、結構な晴れ男なんです。渓流釣りもキャンプもほぼ雨降ることありません

外国人観光客
何処から湧いてきたのでしょう。欧米からは年配の方中心に、アジア圏からはお若い女の子が多かったです
日本の美しさを満喫していただいたでしょうか?またいらして下さいね
コロナで街角から人々が消えてた頃が幻だったような賑やかさでした

お着物姿の若い人
これまたあちこちでお会いしました
よく行く鎌倉にもお着物で観光されるお嬢さん多いですけど、男の子とカップルで和装の観光デートはチョット羨ましかったです
慣れない草履での散策は結構大変でしょうに。でも、古都には華やかな着物が似合いますね

昼呑み
今回はグッと我慢して、ほとんど呑みませんでした
歩き観光には昼酒厳禁です。本当はも少し呑みたかった

晩酌
朝から歩くとこんなにもお酒が美味しい
三時過ぎて陽が傾き始めると、陰にある灯が囁くのです
もう呑み始めてもいい頃だよと

交通機関
一度タクシーも使いましたけど、移動は電車ばかりでした
京都も奈良もJRと私鉄、地下鉄の繋がりが不便だなぁと感じました
エスカレーターの立ち位置も関東では迷わず左ですが、路線によってマチマチなのも新鮮です

歩く
普段から毎日10,000歩を目指して、歩くことには自信があったのですが、足裏が痛かったです
三日間で70,000歩も歩いたのでさぞかし体重減ったかと思ったのに、あまり変わりませんでした
夕方になると腰痛も我慢できなくなるので、歩き過ぎの観光は今後見直さないとです

紅葉
哲学の道から南禅寺までは今年一番の見頃だったと思います
奈良は少し早過ぎたかな、渡月橋はもうピークを過ぎておりました
わたくしの故郷は山全体が錦に彩られ、紅葉自体は日本一だと自負してますが、悠久の建物との調和があっての景色だと実感した次第です

友だち
感謝!
普段はそれなりに気を遣いながら生活している長男気質のわたくしですが、この旅に同行してくれた三人には我儘に振舞うことができます。群れなくてもいいし、適度に放ったらかしてくれる距離感が心地いい
誘ってくれたオジサンは高校からずっと一緒の腐れ縁、毎月会って呑んでるのに京都奈良まで一緒。そう言えば高校の修学旅行も此奴と京都奈良を観光したのです。本当の腐れ縁
三日間旅をアテンドしてくれたのは、半年前に京都へ別宅を構えたオジサン。無色透明な人柄だから言いたいこと言えるし、そのほとんどをサラリと叶えてくれる仏様のようなお人です。だから京都に住みはじめたのかな?
マドンナは今でも中学生のような無垢さを醸し出す女性。誰も知り合いのない奈良へ嫁いで苦労はしたようだけど、今や二人の孫の世話に明け暮れる幸せなおばあちゃんでもあります。付き合ってくれてありがと
あなた達との旅だったから楽しかったんです
そして、ずっと笑って見守ってくれてた天国のあなたにも感謝