年頭のNHK冬ドラマで同じような題材を扱ってた
LGBTQとも違う、もっと生物の根源に関わるような心の複雑さ
異性であれ同性であれ、恋しいという気持ちを持てない人がいるらしい
友達とか家族とかへ向けられる愛情(好きだという感情)はあるのだけど、所謂ギュっと抱きしめたくなるようなパッションは起こらないらしい。らしいとしか書けない。皆目その気持ちを理解できないから
母親に仕組まれてお見合いした相手が行きつけのラーメン屋の店員で、気心も合うし普通ならそのままハッピーエンドへ真っしぐらな雰囲気なのに、友達以上の情愛を持てないがため相手の自尊心まで踏みにじる別れ方をしなければならない。どんなに自分の感情を説明しても通じることはない。恋愛感情を持てないだけで、好きな気持ちに嘘はないのに
元AV女優の同級生と意気投合し、同居するための家を探し始めるけど、結局彼女も結婚という普通の落とし所に流れていく。だからと言って孤独なんだろうか?
恋愛感情が持てなく本能的な生殖活動にも興味がないけど、保母の仕事はしっかりこなすし気を病んだ父親へはいつも温かな眼差しで接することのできる心優しい人だ
家族との夕食の席で伝えることの出来なかった自分のことを訴えるシーンには胸が熱くなり、思わず頑張れと呟いてしまう
いつもカッコいいトム・クルーズが全力で逃げ惑うから宇宙戦争が好き
そう言ってた彼女は
ラスト、世の中のしがらみやレッテルから逃げるように、全力で走りだす
三浦透子のキャラにあった佳作