北川悦吏子が描く鈴愛を中心とした「半分、青い」が面白い。
今、毎週土曜日CSで再放送されている「あまちゃん」と、新旧ふたつのNHK朝ドラがテレビを観る楽しみだ。幼少期から高校卒業までの岐阜編もスピード感あって楽しかったが、漫画家を目指して上京してからの東京編は、北川悦吏子ならではのドラマになっていて往年のドラマファンにはたまらない。
宮藤官九郎らしさが前面にだされた「あまちゃん」は、バカバカしいほどの濃い人間関係を笑いの中で見せてくれたから、地方の抱える過疎や少子化問題挙句の果ては震災の憂さをもパワーに変えてくれた。東京にいてもいつも空気は北三陸だったし、キョンキョンや薬師丸ひろ子といった今でこそ大物女優だがその昔はキャピキャピのアイドルを遺憾なく暴れまわらせた。クドカンじゃなきゃ成り立たないドラマだったのだ。
それでは、北川ドラマの真髄とは何か。
ズバリ、瑞々しい恋愛シーンだろう。
東京編は鈴愛と正人君、律と清がそれぞれの恋愛を謳歌し思い悩み泣きじゃくる。
「鈴愛ちゃんは金魚みたいだ」「捕まえようとするとするりと逃げる」
「すくってください」
正人君とは結局進展できなかったが、それは律との絆の深さを見せるための要素でしかなかった様だ。ずるい脚本に気づいた頃には、鈴愛にはやっぱり一緒に七夕に生まれた律しかいないのかと惑わされる。薬指のマニュキアとか絆創膏とかは男には絶対書けない。清がヒールになってしまったが、彼女はごく普通の女の子だと思う。自分の彼氏を笛吹いて呼び出す幼馴染は敬遠したいし、天然であるからこそ距離感を測れない鈴愛の様な女には警戒してしまうだろう。
清も鈴愛も一生懸命で可愛いから、どちらも応援したい。う~ん、悩ましい。
今、毎週土曜日CSで再放送されている「あまちゃん」と、新旧ふたつのNHK朝ドラがテレビを観る楽しみだ。幼少期から高校卒業までの岐阜編もスピード感あって楽しかったが、漫画家を目指して上京してからの東京編は、北川悦吏子ならではのドラマになっていて往年のドラマファンにはたまらない。
宮藤官九郎らしさが前面にだされた「あまちゃん」は、バカバカしいほどの濃い人間関係を笑いの中で見せてくれたから、地方の抱える過疎や少子化問題挙句の果ては震災の憂さをもパワーに変えてくれた。東京にいてもいつも空気は北三陸だったし、キョンキョンや薬師丸ひろ子といった今でこそ大物女優だがその昔はキャピキャピのアイドルを遺憾なく暴れまわらせた。クドカンじゃなきゃ成り立たないドラマだったのだ。
それでは、北川ドラマの真髄とは何か。
ズバリ、瑞々しい恋愛シーンだろう。
東京編は鈴愛と正人君、律と清がそれぞれの恋愛を謳歌し思い悩み泣きじゃくる。
「鈴愛ちゃんは金魚みたいだ」「捕まえようとするとするりと逃げる」
「すくってください」
正人君とは結局進展できなかったが、それは律との絆の深さを見せるための要素でしかなかった様だ。ずるい脚本に気づいた頃には、鈴愛にはやっぱり一緒に七夕に生まれた律しかいないのかと惑わされる。薬指のマニュキアとか絆創膏とかは男には絶対書けない。清がヒールになってしまったが、彼女はごく普通の女の子だと思う。自分の彼氏を笛吹いて呼び出す幼馴染は敬遠したいし、天然であるからこそ距離感を測れない鈴愛の様な女には警戒してしまうだろう。
清も鈴愛も一生懸命で可愛いから、どちらも応援したい。う~ん、悩ましい。