良い歳をして、たまに読みたくなる青春小説。
高校1年生が登場人物として、主に書かれているが、作者が女性のためか、男子の視点との違いが面白く感じました。
高校男子って、こんなに色恋沙汰に関心がないよ~と思いました。そこが、女子との違いですね。
女子が描く、理想の普通男子と言ったところでしょうか。
メインキャラクターの二人の男女は、どちらも美男美女なところも、マンガチックでよい感じでした。
小説としては、東日本大震災や、無意識のいじめなどを扱っている割に、軽すぎるストーリーになっていて微妙な評価です。軽い読み物を期待して手にしているので、それはそれでOKなのですが。
畑野さんの作品は、どれもほのぼのラブで読んでいてホッコリするのですが、この作品は、ちょっと退屈でした。この作者の本は、社会人を主人公にした作品を読むことにします。