先日、「自殺の原因はアカハラだった」と言う記事を目にした。
えっ、アカハラ? イモリがなんで自殺の原因に?
と思って、記事を開くと「アカデミック ハラスメント」のことだった。
「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」とハラスメントが問題になっていますが、なんでも○○ハラと訳せばみんな興味をそそると考えるジャーナリストの思考って軽薄短小じゃないのと思いました。
要するにアカハラってのは、大学内でのパワハラだということになります。
じゃあ、パワハラで良いんじゃないの? 新語を造る必要があるのでしょうか。
と言うのがシロートのボクの考えです。
調べてみると、ハラスメントも細分化されているようですが、大抵は「セクハラ、パワハラ、モラハラ」のどれかに入ってしまうようなものでした。
ハラスメントは、一昔前まで見えなかった加害者と被害者を浮かび上がらせた良い言葉ですが記事で乱用すると軽薄な感じがします。
単語の威力が強いだけに、記事が、単語に頼ってしまう傾向があるためでしょう。
こういう強い言葉こそ、大切に扱いたいものです。