むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

FACT FULNESS(ハンス・ロスリング他)日経BP社

2020年06月22日 | 読書

題名の「ファクトフルネス」は著者の造語です。
データから物事を読み解き、より正確に世界を認識する方法を指しています。
初めに世界情勢に関する簡単な3択クイズが出題されるのですが、どんなに賢く偉い人(国際会議に参加するような超優秀な人たち)やノーベル賞学者、優秀な大学生などでも、正解率が低いことに驚きました。
3択クイズなので、チンパンジーが答えれば12問中4問くらいは正解できます。
しかし、人間が答えると2割程度しか正解できないのです。
別にひっかけ問題があるわけではありません。
人間は、ある錯覚してしまっているのです。
その錯覚を意識することにより、より正しい世界を理解できる方法がファクトフルネスなのです。

主要な著者のハンス・ロスリング氏は、この本を執筆しはじめると、ガンが見つかり、残りの人生をすべてこの本の執筆に捧げました。
本の完成間近にこの世を去りますが、息子夫婦やその他の人々が志を継ぎ完成させるに至りました。
オバマ元大統領やビル・ゲイツも絶賛する本書には、世界の真実を優しく語られています。

すべての知識人にお勧めできる本と言えるでしょう。
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鳥屋山(漆窪コース)2020夏至

2020年06月22日 | アウトドア
昨日、あかねといっしょに上りました。
県をまたいだ移動が解禁されたので、福島県へ遊びに行きました。
まずは、斎藤清美術館へ。
版画を堪能した後に、近くの山を登ろうと行ってきたわけです。
漆窪集落の集会場の駐車場が登山者用駐車場と兼務されているので、そこへ止めます。
集落を抜けて、車道をずんずん上っていきます。
漆窪という名前だけあって、漆の林がところどころにあります。
15分くらいで登山口に到着。
比較的広い道を行くと、銀色に輝く簡易な橋がありました。

これを渡ると本格的な山道になりました。
カタクリ群生地。きれいに刈り払いされています。
奇妙なオブジェがありましたが、ただの倒木でした。
第一見晴らし台からの眺めです。
ここまで、けっこうな道のりがありました。
ここを過ぎると、登り下りのある登山道となります。
尾根道の絶景を楽しみながら第二見晴らし台へ。
昔は太夫岳と呼ばれていたようで、祠がありました。
弘法志水を過ぎると、頂上直前でもう一つのコースとの合流します。
その後「便所」という看板があり、綺麗に刈りはらわれた分枝がありました。
行ってみると、ブルーシートで囲まれたトイレがありました。

頂上は、広く、見晴らしも最高。
2つの見晴らし台がピークとなって上り下りがあるので、かなり疲れました。

花はとぼしく、ツルアリドオシやニガナが目立つくらいです。
チョウは豊富でいろいろ飛んでいました。
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