むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『痴人の愛』谷崎潤一郎(青空文庫)

2022年01月17日 | 読書
谷崎潤一郎、初読みでした。
偏見があったので今まで読んだことがなかったのです。
わたしは、今まで「美しい文章」と言う言葉が理解できずに、文章には「読みやすい」とか「わかりやすい」とかはあるだろうが、「美しい」なんてことはないだろうと思っていました。しかし、これを読んで、「ああ、美しい文章とはこういう文章を言うんだな」と実感しました。
さすが、「文章読本」の元祖だけはあります。
ストーリーも面白くて、静かな展開ながら地味などんでん返しが次々とあって楽しめました。

コメント (2)
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