「地域再生はなぜこれほど失敗するのか」と副タイトルがついているように、どこの地域でも、地域おこしが盛んですが、成功例となると少ないものです。
それは、幻想を持っているから、と言うのがこの本の主張です。
幻想という言葉は、インパクトの強さを狙った単語で、平凡な表現なら、勘違いの方がしっくりくると思います。
特に予算を充てて、地方に金をばらまく手法などうまく行くわけ無いのに盛んに行なわれています。地方自治体に依頼され街作りの計画を作るのが東京のコンサル会社なのも笑い話ではすまない、当たり前の手法です。
自治体も自前の職員を育てず、みんな外注に出すので、お金は外に、技術も外へ流れていきます。
ほんと、うちの地元でもそんなのばかり。
結局は、自分たちで考えて、自分たちでやれるスケールで開始して、走りながら改善すると、普通の事業の成功パターンを踏襲するのが成功率を上げることなのだろうね。
それを理解しているのが、地元で頑張っている優良企業なのだろうから、その辺から開拓していければ近道なのだろう。