本屋大賞1位を受賞したあと、週刊イブニングでコミック化されて、最近になって映画化されました。
イブニングで立ち読みしていたのですが、途中で追いかけられず、いつの間にか連載が終了していたので、本を読むことにしました。
やっぱり、小説の方が迫力あります。
コミックの絵や、映画の俳優が悪いとは思いませんが、重厚なキャラクターは自分の脳内イメージの方がピッタリきます。
出合っただけで大金をポンポンと出したくなる魅力を備えた人物が主人公なのですから、絵や演技で表現するのは至難の業でしょう。
さて、上巻には、第一章『朱夏』と第二章『青春』が載っています。
第一章は終戦の日からの2年間、第二章の青春には主人公が生まれてから終戦までの60年間が記されており、時系列が逆転しています。
しかし、0~60歳までが青春ですよ! もくじだけで、人物スケールが違うことがうかがえます。
特に60歳前後の人が読むと、感銘を受けると思います。
これを読んで悟ったことは、経済学として正しいことと、経営者として正しいことが同じではないことです。
経済学者の云うことが今一つピンとこないのは、経営者として正しいことを言っていないからでしょう。
また、モーレツ社員とブラック企業の社員の違いもわかりました
海賊とよばれた男、私も先月読みました。
私は鐵三の生涯を映像で見るなら、無理とは思いますが大河ドラマで見てみたいと思いました。
明治、大正、昭和を生き、小さな個人商店での勤務から始り独立して店を持ち、幾度もの困難に遭いながらやがて押しも押されもせぬ大企業になっていくのはかなり面白かったです。
いま、拝読させていただきましたが、詳しく書かれていたのでもう一度読み返したような気分になりました
大河ドラマもこのくらいのスケールでやってほしいですね。
海外の場面が多いから、坂の上の雲みたいなスペシャルでも良いです。