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七十歳の立花隆が、二十歳の東大生達を相手に説教した六時間の記録。
七十過ぎて怖いものなしの立花隆が、のっけからスロットル全開で飛ばします。
序から、死についてとかダークサイドを知れとか、自分の中の天動説を捨てろとか、パワー全開、容赦なしの語りが続いています。
親父の豆知識をマシンガンのごとく浴びせるのは普通の知的オヤジですが、さすが知の巨人、豆どころか広範囲の深い知識がつまった巨大な脳を千切っては投げつけてくるので多連装ロケット砲も真っ青な迫力です。
東大生と言っても、圧倒されたことでしょう。
あとで、理系の学生は理系の部分を、文系の学生は文系部分をまとめたと言っていますが、戦死者もかなりの数に上ったのではないでしょうか。
内容については、広く深く、脳の構造から、欧米の誌の世界まで、様々すぎて読んでもらうしかありません。さすが七十年の蓄積とそれが網の目のように繋がっていることに驚かされました。
わたしは、頭が良い人は若いころのことをよく覚えているなと感心することがありますが、立花隆の場合は、若いころの積み上げを大切にしているように感じました。
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