口に出せない言魂を解放するのが鳴物師です。
もちろん、架空の職業で、心理カウンセラーに似た感じでした。誰もが自分の心の中に無意識に閉じ込めてある口に出せない言葉があるのでしょう。
それの原因を明確にし、世に解き放つことにより、心のリズムを整えるのです。
この作者は、綿密な調査に基づく、爽やかなお仕事小説を得意としていますので、その部分では物足りない作品でした。
新境地というところでしょうか、コミック調の設定で、コメディタッチの部分もあり、ライトノベル感覚でさらっと読めます。
カッコイイはずのヒロインですが、周りの人間がセンスがないので、ビジュアルが笑える感覚が面白かったです。真っ赤な服を着せられているとか、事件が解決したときの掛け声が「縁日到来!」だったりとか。
1時間半くらいの映画にしたら、パソコンで無料で見たいレベルでした。(軽いは利点 褒め言葉です)
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