人類は農耕をはじめたときから、人口を急激に伸ばしていった。
増えていく人口を支えるため、品種改良、肥料、農薬、農機具を駆使し、食料増産の道を歩んだ。
遺伝学の発展、空中窒素の固定技術、リン鉱石の発見、農薬の開発と安全性の確保・耐性病害虫との戦い、地球温暖化の対応など、様々な危機を乗り越えて、未だ道半ばである。
そして、2007年に、狩猟から農耕への変化に匹敵することが世界で起こった。
都市に住む人口が、その他に住む人口を上回ったのだ。
少数の人間が都市に住む者たちの食料を生産する時代が来たのだ。
ということで、地球がもたらした食料増産への恵みとともに、今までの人類が食料を大量生産していく技術革新と障害、それを乗り越えてきた知恵の歴史が語られています。
そして、現在、抱えている問題を提起し、その解決策を模索します。
未だ解決策を見いだせない問題は多いですが、これまでそうだったように、人類は自分たちの力で道を切り開いていくでしょう。
そうでなければ、衰退の道をたどるだけです。
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