戦争の素人は戦略・戦術を語り、玄人は兵站を語る。
という言葉がありますが、この本は、イノベーションやインフラ、経済の流れ、金融・債権・株価の動きまで語り尽くしていますので、もはや神のです。
歴史学者でも軍事評論家でもない証券マンである作者ならではの切り口で、19世紀末から20世紀初頭の世界の動きを第一次世界大戦を中心に書かれていました。
第一次世界大戦は、第二次世界大戦に比べるとショボイイメージがありますが、イギリス、フランスでは遙かに多い死傷者を出しており、世界大戦と言えば第一次の方だと言う認識があるようです。
また、戦争中にスペイン風邪のパンデミックで若者を中心に2000万人の死者が出ており、世界経済の動きなどはこれからの世界を読む参考になるでしょう。
ぶっちゃけ、慣れが一番です。
資産が半分以下に落ち込む経験をすれば、10%や20%の落ち込み程度はどうってことないです。