むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『いつの空にも星が出ていた』 佐藤多佳子(講談社)

2021年11月09日 | 読書
大洋ホエールズからDeNAベイスターズのファンたちが主人公の小説4本立て。
作者は1962年生まれ(自分より1年お姉さん)で、神宮球場で投げる遠藤一彦投手の試合を見てからファンになったということで、わたしとピッタリ世代の横浜ファンなのです。
遠藤投手の素晴らしさを語る高校教師の話から、1998年の日本一パレードにいどむ女子高生から横浜市職員になった女性の話。
TBS暗黒時代、3年連続90敗でダントツ最下位でも、応援し続ける町の電気屋さんの話。
そして、大洋ホエールズの応援団長で、それが祟って家庭を捨てて福岡で暮らしているたいさんと、少年野球で横浜ファンの少年が日本シリーズ(ソフトバンクVS横浜DeNA)で福岡ドームでいっしょに観戦する話で締めくくられます。
本当のファンじゃないと書けないような細かい試合の描写なども楽しみの一つ。
佐藤多佳子さんは、けっこう売れっ子の作家さんですが、自分の趣味で1冊本を出してしまったのは、ほんとうにえらいです。
○○を好きだということは、ほんとうに尊い物だと思いました。

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金星と月が大接近

2021年11月08日 | ニュース・記事
金星食すれすれにニアミスです。

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多宝山(石瀬集落より)2021秋

2021年11月07日 | アウトドア
晴れが二日続いたので、山道は乾いているかと思ったのですが、斜面を中心にけっこう濡れていました。
土壌にはかなりの水分が残っているようです。
石瀬からの登山道の入り口はかなり荒れていて、倒木がそのままになっており、くぐりながら前進しました。
尾根のとりつくと、明るい雰囲気の雑木林となり、快適に登れます。
紅葉も盛りか、やや終わりに近くなっています。
いつも登る角田山が見えます。
角田山の標高は480mくらい、多宝山は630mくらいなので、角田の頂上が目の高さにくるとあと標高150mくらいで頂上だと解ります。
頂上からの眺めはこんな感じでした。
帰りは、登山道をそれて登山道入り口の近くから発している沢沿いの道に降りてみましたが、こちらの方はよく整備されていて歩きやすいです。
こちらを利用した方が良いですね。

蚊やアブの姿は消え、蜂も飛んでいませんでしたので、虫が苦手な人には良い季節ですね。
花もだいたい終わり、紅葉以外は、実が鑑賞対象になります。
ツルリンドウや綿毛の類が楽しめました。
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秋の蝶

2021年11月06日 | 小さな自然
秋も終わりに近づくと蝶の種類も少なくなりますが、その中でキチョウが飛んでいるのが目につくようになります。
キチョウは成虫で越冬するので、11月くらいまで見ることができます。
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『神かくし』南木佳士(文春文庫)

2021年11月05日 | 読書
秋が深まってくると読みたくなる作家さんです。
私小説タイプなので、うつ病の元医者で作家さんの暮らしがよく解ります。
うつ病患者の気持ちもよくわかります。
長野のド田舎の雰囲気ものんびりしていて、良い空気感です。

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トリカブトの実

2021年11月04日 | 小さな自然
花も終わり、実に成っていました。
毒針のような突起が怖いですね。
よく見ると虫にかじられた痕があります。
猛毒のトリカブトをかじる虫もいるらしいです。
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センボンヤリのポンポン

2021年11月03日 | 小さな自然
センボンヤリの綿毛です。
金色に光って秋の陽に映えます。
千本槍にしては威力がなさそうですね。
たぶん、名前は花の方から来ているのかと思います。
秋のセンボンヤリの花は開かずに蕾のまま受粉して実をつけるのです。
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ケサランパサラン?!

2021年11月02日 | 小さな自然
ケサランパサランは伝説の謎の生物です。
ふわふわ飛んでくる妖怪に近い生き物と言われています。
ネットの写真では、こんなのをよく見かけます。
秋アザミの種子ですが、ケサランパサランに似ていますね。
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『マボロシの鳥』太田光(新潮文庫)

2021年11月01日 | 読書
爆笑問題の太田光が書いた短編小説集。
小説と言うより寓話として読んだ方がしっくりくる感じです。
気が利いた学生の同人誌に乗っているような重い題材を扱った軽い感じの寓話です。
あとがきでは、本人は文壇に殴り込みをかけてつもりだったけど、相手にされなかったと嘆いておられました。芸人さんなだけに本気なのか芝居なのかはわかりませんが、文壇に殴り込むつもりなら、読者に世界観を繋げるように書かないと難しいでしょうね。これでは、どんなに深刻な題材を選んでも他人事として書いてある寓話でしかありません。
小説の方が寓話より上というわけではありませんが、寓話は小説として評価してもらえないですからね。
それでも、よくできた寓話です。
学生さんにお勧めです。

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