先日、山の中でクスサンの繭を発見しました。
中身が入っています。
いくら何でも、5月上旬に繭になるなんて早すぎるのではないかと思いましたが、昨年の物が冬を越して残っているとも考えにくいです。
ネットで調べてみたけど、似たものは発見できず、ちょっと謎です。
少し遠目の日帰り旅行へ行ってきました。
磐梯山を迂回して安達太良山を超え、福島市の近くにある高湯温泉です。
玉子湯は、日帰り客の入浴も可能で、いろいろな温泉が楽しめると評判です。

山間にある5階建ての建物で、玄関は4階にあります。
受付を済ませ、エレベーターで1階におり、谷間の庭に温泉施設があります。

小さな藁葺きの小屋が玉子湯本体です。
左が女湯、右が男湯、ですが板壁一枚で仕切られているだけで上と下は繋がっています。

着替える場所は浴室の中(笑)手前の壁に棚と篭がありました。
オール木製の施設で、玉子の殻を細かく砕いたような白い粉が沈殿していて、中に入ると濁ります。
硫黄の匂いがあり、温泉らしくいい湯です。
明治元年の操業だそうで、明治・大正の風情を想像することができました。
温めのお湯ですが、注意書きに10分以上入らないようにあったので長湯はできません。

玉子湯を出て、庭の坂を下ると大泉の湯という施設があり、藁葺き屋根は着替えるところになっていて、裏に大きめの露天風呂があります。
下に渓流が流れていて対岸の新緑を眺めながらお湯につかれます。
泉質は、玉子湯と同じです。

さらに下ると足湯がありますが、いい湯に浸かったあとには、今一、インパクトに乏しいです。
先の宿泊所に戻り、4階には、普通の大浴場があり、そこで仕上げをしました。大浴場の泉質は、同じようですが、若干、白みが少ないように感じました。
硫黄泉なので、石けんの効果が弱く、石けんを使わなくても汚れはキレイにとれるので、毛穴の中まで掃除できた気分になりました。

道の駅つちゆに寄って、昼食を取り帰宅しました。
上は道の駅つちゆから見た安達太良山。
下は磐梯山SAから見た磐梯山。

江戸時代の百姓一揆の顛末を描いた歴史小説。
大庄屋の息子で医師になった男を主人公としているため、傍観者の立場で描写しているところが面白く感じました。
江戸時代の農村社会が良く描かれておりリアリティを感じました。
疫病(天然痘/疱瘡)や飢饉が農村を襲い、領主の悪政がきっかけで農民たちの怒りが爆発します。
主人公は疱瘡に罹り一命を取り留めますが、そのとき治療をしてくれた医師に弟子入りし、医療の道を進むことになります。
天然痘の医学的描写が、作者が医師ならではの詳しさで圧巻です。
題名の『天に星~』にはつづきがあり、
天に星
地に花
人に慈愛
と続きます。
本当の意味は、天は暗黒、地は荒野、しかし星は輝き、花は咲くように、人の世も暗闇のようで慈愛があるという意味らしいです。
ラストもそのようなハッピーエンドで、あばた面の主人公は独り身であり兄が刑死し、師匠も亡くなってしまったが、亭主が逃走して引き取った妹と暮らし、妹の息子を跡取りとし、なんと幸せな人生かとつくづく感じるというもので、必死に生きていることのすばらしさをかみしめることができました。
子供の日、立夏であります。
晴天で霞がかかる無風の穏やかな日でした。
明日が平日のこともあり、人出は思ったほど多くはありませんでした。
沢から登って、少し怖い急登もある野性味あふれるコースです。

イチリンソウ、ニリンソウ、ミヤマカタバミは終わり、サワハコベが咲き始めました。

新緑もかなり茂ってきて、展望も所々しか効かなくなりました。
気温も高くなってきて、昆虫たちの動きも活発になり小さなアブのような羽音が所々で聞こえます。

五合目付近にある朴ノ木の大木。

葉も開いてきましたね。

頂上の桜も散り、観音堂も八重桜も葉桜になっていました。昨年は、八重桜が満開でしたので、4月の気温が高く早まったようです。
田植えが盛りで、田面に水が見たされていきます。
水田に、人の住む集落が島のように浮かぶ新潟平野ならではの風景です。
蝶の姿はほとんど見えず、花もあまりない時期ですが、圧倒的な新緑の緑が美しい季節です。
『鬼滅の刃』の世界っぽい(笑)と、コスプレーヤーの間で話題になっているという北方文化博物館へ行ってきました。
今の時期は、大藤棚が見頃なので、すごく混んでいました。




所謂、豪農の館なのですが、古今東西から集められた面白いものがたくさん展示されていて、見ていてあきません。
5000年くらい前のエジプトの遺跡から、中国、日本の縄文時代などかなり古い物もたくさんありました。
しかし、やはり圧巻は地元の文化の展示です。
江戸時代頃の庶民の屋敷がそのまま展示してあります。

ほとんどの部屋が土間で、一部屋だけ畳敷きの部屋があります。
法律で板張りの部屋は1部屋だけしか許されず、貴重な一部屋には畳を敷いていたそうです。
その隣には、明治時代に建てられた民家も展示されていました。
個人的には、丸木舟がツボにはまりました。少し前に読んだ『越後三面山人記』の中で丸木船を作ったことが書かれてあって、1本の丸太をくりぬいて作るとあり、直径1m以上ある樹木を切り倒しそれをくりぬいて舟にする実感として解りました。
待ち時間が全然無くて、読書をしようと思っていたのですが、当てが外れてうれしいやらかなしいやら。
それだけ、手際がよくなったってことですね。
午前中に接種したのですが、半日くらい経ったら熱はないけど腕が重くなってきました。
明日は仕事にならないかな。