歴史の裏側で理不尽な扱いを受けた人々に光を当てた短編集です。
「磔」秀吉の命により、長崎まで送られ処刑されたキリスト教徒たち。
「三色旗」ナポレオンに祖国を占領され、イギリスに植民地を乗っ取られ苦悩する長崎出島のオランダ商人たち。
「コロリ」コレラの治療に奔走する名医が、コレラを広めていると噂を信じた民衆に嬲り殺しにされる話。
「動く牙」天狗党の前進におびえる小藩と、その駆け引き。
「洋船建造」日本と通商条約を結ぶために訪れたロシア船が難破し沈没。祖国へ帰ろうとするロシア人たちと日本の船大工が力を合わせ、西洋船を建造する。
どれも、教科書には載っていないレベルの人たちですが、歴史に翻弄されながら生きる様には心を打たれるものがあります。
昨日までの雨で足下が滑りやすく気をつけながら登りました。
新緑と言うより、かなりうっそうとしてきて、展望を得られる場所が限られてきました。
エビネが満開で見頃です。
オドリコソウ、オオハナウドなども満開でした。
タニウツギも咲き始めです。少し遅い感じもします。
田植えも後半になりましたね。
水田に浮かぶ集落が、田園都市新潟市の特徴です。
花と昆虫
エビネ、オドリコソウ、オオハナウド、カラマツソウなど満開。
ラショウモンカズラは満開をすぎていました。
ウスバシロチョウ、モンキアゲハが飛び始め。
なぜか、写真を撮ってくださいと言うような角度で咲いていたので、撮りました。
並んで咲いているアマドコロの花です。
ナルコユリとよく似ていますが、花の付け根が段になっていないのでアマドコロと解ります。
もう一つは茎が角張っているのがアマドコロ、丸いのがナルコユリだと言われます。
サブタイトルが「世界を変えた8万年の攻防」とあり、人類創世の昔からの気象変動との戦いを振り返ります。
寒冷化が起こり、生き残った人類は脳が発達していた事実があります。氷期に生き残るには知恵が必要不可欠だったのです。過酷な気候が人類の脳を発達させたのでした。
その後、温暖な時代に栄華を誇った古代文明が寒冷化とともに世界中で滅んでいきました。
寒冷化した気候は、激しい変動が起き、人類の生活を激変させて民族の大移動を促します。歴史の授業で、○○民族が入ってきて、△△帝国が滅んだなどと習いますが、なぜ、民族が移動したのかは習った覚えがありません。
それが、気象の激変が大きな原因だったようです。
地球が寒くなったり、暖かくなったりするのは、太陽の活動の強弱、地球の公転起動の形、地球の向き、火山活動、海流の変化など多種多様な要因の複合なのです。人間の英知を持ってしても予測することはできません。
近年では、1300年頃から寒冷化した時期があり、世界情勢が不安定になりました。日本でも室町幕府が滅び戦国時代で荒れました。寒冷化は、江戸時代までつづきますが、数々の飢饉に襲われながら、天下太平を謳歌したのは徳川体制の優秀さを示していると思いました。
現代は、人類史上まれに見る温暖で穏やかな時代だと言います。
ただ、温室効果ガスの濃度が飛び抜けて高くなっていて、それがどのような変動をもたらすかは未知数だと指摘しています。
温暖化をもたらすかもしれないし、急激な温暖化でグリーンランドの氷河が崩壊し大量の冷たい水が北大西洋に流れ込む事態になれば、ヨーロッパが寒冷化することも考えられるのです。
温暖な気候に支えられて人類史上最上の文明を築いている我々ですが、今後、どのような気象変動に見舞われるのか、そ切り抜けていくのか切り抜けていくのか考えさせられる内容でした。
ウスアカオトシブミだと思いますが、よく見かけます。
オトシブミとは、落とし文から来ている。
葉を切り取りまいてその中に玉子を産みます。
それが、落とし文に似ているところから。
それにしても、おもしろい形をしています。