むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『脳と心をあやつる物質』生田哲(ブルーバックス)

2022年05月26日 | 読書
少し古めの化学の本ですが、シロートには問題ないでしょう。
心は、脳の中で起きる電気信号によって動かされていると聞いたことがあるでしょうか。確かにその通りなのですが、電気信号と伝達物質によって動かされているのがほんとうのところのようです。
神経細胞同士には直接電気信号が伝わらず、ある神経細胞の末端まで流れた電気信号により、そこで物質が放出され、その物質が別の神経細胞に取り込まれることによって情報が伝わっていく仕組みのようです。
従って、その物質をコントロールできれば、心をコントロールすることが出来るのです。
このことによって、精神病を治療したりする薬品がいろいろと開発されました。
また、コーヒーや酒はもとより、糖類や塩分などでも心に影響を与えることができます。
それを利用して、活力を高めたり、リラックスして休日を楽しむことも可能になります。
いろいろな事例を元に、脳内物質について解説されている本でした。

コメント
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