大川上美良布神社に行った時からなぜあそこにこんなに大きな神社があるんだろうと不思議だった。もちろん正史じゃ通り一遍のことしか分からないから正史じゃないアプローチで調べてみた。ここは韮生の郷といって韮の生産が盛んなところで昔から裕福な地だった。美良布の美良は「みら」と言って「にら」の古語。ここの支配者は中臣氏。藤原の一族で平家との関連があった。社歴が1500年前に創立とあるがその前としたらここに吉国があったから出雲の地であり祭神が「太田田根子」だからスサノウノミコトか。「太田田根子」を祀っているのは高知では2社だけ。その両方が熊野神社というからここは「熊野総社」か。熊野神社といえば山岳信仰の中心。この地から物部、本山の山々へと修験の道が続いていると思うと古代浪漫が広がる。この近くに邪馬台国があってと話は広がっていくのだが。もう一度ゆっくり見てこよう。今でもここの秋祭りは県下で2番目の賑わいだそうだ。ここは米もうまいんだ。韮生米といってね。
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