フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

花回廊

2013-04-06 09:11:49 | Weblog
山道のそばでテーブルを出してお昼食を使っているとランニングしているおじさんが寄って来て何かと話しかけてきた。どうもここの土地の人らしい。「まだ仕事をしてるのでね昼休みとか朝に走るんですよ」「大会にでも出てるんですか」「53歳でやめました。3時間何分かで走ってたんだが」「42点何キロを走るのはキツイですか」「16キロくらいまでは平気やこれがマラソンかという感じやけんど30キロ過ぎた辺りから突然足にくるからああれが驚きやね」実際を知ってる人から話を聞くのは面白い。オレも腰さえ痛くなけりゃといつもの言い訳を用意しておじさんを見送った。帰り道ある農家の庭先に緑の桜が咲いてるのを発見。勝手に入っていって眺めていた。

御衣黄かな鬱金かなと見ていると家の人が来て「本当のの名は知らんけど黄桜と呼びゆうぞね」「黄桜ねえ」「よかったら枝折っていきや」「いやいやそんなことできません」と写真を撮って後にした。「御衣黄かな」と思いながら。夕方になって高知城で「花回廊」なる催しが今年も開かれるというので行ってきた。去年と同じならマンネリでこの企画もボツになるだろうと思っていたらスタッフの方々も思いは同じで今年は新企画をぶつけてきた。

それがこれ。お城に花を照射して天守から白壁づたいに桜を降らしていく。きれいだとお城の良さを再認識した。それに石垣でもそこをスクリーンに見立て切り絵の動画など見所いっぱい。最後はやはり大皿鉢に花を盛った土佐流活花

豪快だね。今日は春の嵐だからお城の花々の管理が心配だね。
コメント
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