小手毬

小手毬の小枝をもらった。

一輪挿しに挿した。パンプの遺影の前にそれを置いた。今日はパンプが亡くなって三年目のその日。一般の家庭では三回忌とかをやるのでしょうけど自分達の中ではパンプは死んでないのでわざわざやらなくてもいいだろうということになって我が家流の三回忌を開くことにした。祭壇はなくなったときのままだから毎日タンちゃんがお経上げてるから全然あの日から時は流れてないんだ。昨日の地震も「パンプの降臨か」ということに我が家ではなっているし思い出しては大笑いしているんだもの三回忌なんてピンと来ない。お寺さんにはそれなりのことしてるし自分たち流のことをしてあげようよとマーチンと決めた。

　　　　　　　　　　表彰状
あなたは、死後も毎日私たちの話題にのぼり笑いを提供しつづけてくれてます。
この度めでたく三回忌を迎えることとなりました。その栄光と喜びをたたえ
ここに表彰いたします
今後もわたしたちのよりすばらしい人生作りに腹の底から笑える笑いを提供しつ
づけてください
　　　　　　　　　　　　平成二十五年四月十四日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パンプ顕彰委員会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　フェンネル
とまずは、表彰状を作りました。そして祭壇の前に行き線香をたてて「三回忌おめでとうございます」と言いお経を詠んであげました。これからフェンネル流三回忌のはじまりです。Ah-menではなく南無阿弥陀仏。