フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Obama President

2009-01-21 19:56:34 | Weblog
1月20日アメリカの大統領にバラクオバマ氏が就任した。アメリカで初めての黒人の大統領だ。その就任式が日本時間で1月21日の午前1時半頃からあるというので、就任演説を聞いてみたいなと思っていたが、看病疲れの身には到底起きられない時間だったから諦めてダイジェストを見るようにした。バジルによると同時通訳がかぶさって生の声が聞き取りにくかった。意味がわからなくていいから同時通訳はいらないといってた。そうだと思う。その場の雰囲気とかアクセントとかそれを体感するのが大事なんだから。それにそんなこと日本人はお得意なんだから。意味すらわからない英語の歌がヒットするのは日本だけなんだから。
a new era of responsibilityと言ってたね。世界発、自覚と反省の時代だということか。日本の武士道にも近いね。
日本の政治家も漁夫の利を得ようと東奔西走するだけでなく日本には武士道があって精神的バックボーンをなしてるから日本人は責任感が強いのですとかそんな対話が出来ないんだろうか。
でも,誰も日本の首相の演説なんか注目しないから、それが情けないね。
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巡礼に出たオランジュ

2009-01-20 21:49:49 | Weblog
オランジュの姿が見えなくなった。1月8日までは,家へ来てたんだけどそれ以降さっぱり現れない。僕も,パンプのことやなんかで家を留守にしている時間が長いから何度きても餌にありつけないから河岸を変えたのかな。そうではなくて、この地域から姿を消したみたいだ。猫には,どうしても行かないといけない「猫の巡礼」があるから、ついにオランジュも長い草鞋を履いたのかな。富士の裾野にあるという猫の聖地へ向かって巡礼の旅にでたのかもしれない。悟りを開く為に。いま、オランジュは,聖地を目指す!さらば,なつかしい友よ唄よってな気分だろうか。僕らは、そういうことにしようと思ってるけど、本当は,地域猫だったから心配してんだ。メス猫を追っかけて行くにしろ巡礼は巡礼なんだけど自分がいないうちに行かれてしまったのでチョットショック。やはり,人気がないと猫も寄り付かなくなるのかな。ノワールは来てるからそんなことはないのか。オランジュの都合なのかな。また会えたらいいね!Good bye (God be with yeの意味だということだ)神と共にありますように。
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万葉人

2009-01-19 21:18:19 | Weblog
冬過ぎて
春し来れば
年月は
あらたなれども
人は古りゆく

物皆は
新しきよし
ただしくも
人は古り行く
宜しかるべし


人は,万葉人も現代人も思うことは変わらないんだね。新と旧、2つの時間の意味を知るというかプラスとマイナスを知っている文化の歴史があったから今があるんだね。年をとるってことは,体力的にはマイナスなんだけど物を知るということはプラスなんだと長生き礼賛思考が感じられて面白い。万葉集って、歌だけの観点で捉えてはいけないんじゃないかな。隠された歴史とかメッセージとかが恋の歌にあるのではないのかな?とふと思った。濃いの歌と考えて読めば国文学者とまたちがった解釈ができるのではと興味がわいてきた。おしいことに古文の素養がないけど、発想は負けないから,間違いだらけの万葉解釈やってみようとその気になってきた。万葉仮名は,音だけなのかな?
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今日は雨が降っている

2009-01-18 21:58:23 | Weblog
今日は、雨が降っている。昨日のテレビで見たハリーポッターは、面白かった。ファッションとかカラーリングとか景色がいいねなんてとこばかり見ていた。パンプの病室から帰ってきてから見たんだから、ストーリーは分からないからしかたがないか。でも、よく出来ている映画だと思う。イギリスって結構いいところが多いんだね。Are you going to Scarborough Fair? のスカーバラって街の名前だったんだね。お祭りの名前だと思ってた。イギリスのヨークって町の近くにあってここで歌い継がれた歌をサイモンとガーファンクルが,採譜して紹介したんだってね。知らなかったな。テムズ川とか、エイボン川とかあって結構水路が発達してるとのこと。イングランドと言わず、UKというらしいね。スコットランド,イングランド、アイルランドをひっくるめての総称らしい。ジョンフォード,ジョンウエィンがアイルランド出身だってね。知らなかったな。きれいな英語を使うと思った。シェークスピアのストラドフォード、ポターさんの湖水地方、ナンだか,行ってみたいなと雨を見ながら思った。
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パンプ、チョップを出す

2009-01-17 21:17:05 | Weblog
昨日、パンプの弟、つまり僕のオジさんが亡くなったとの連絡を受けた。パンプとは、年が離れていたからまだ、70代の後半だったと思う。県外にいたからあまり頻繁な付き合いはなかったけどおどけた、面白いおじさんだった。退職してから、カラオケ教室の先生をしてたって聞いてたけど、おじさんらしいなと思ってた。パンプに「おじさんが死んだって」と聞かせたが、分からなかった。人生ってなんなんだろうね。最後は、何にも分からない・・・それでいいのかもしれない・・・自分がわからなくても誰かが分かってくれるから・・・事象面はね。心情面なんてはじめから誰も分からないからと思えばこれでいいかなんて考えていたら看護師さんが入ってきて「タンを吸引しましょうかね」と管を口に入れようとすると、「怖い」と言って看護師さんの手にチョップをした。これには、看護師さんも驚いて「たたかんといて」と応戦してた。そばで見ていて僕は、面白かった。
人は、防御本能はボケないんだね、命の秘密を解く鍵がありそうなパンプの行動だった。「わかめ、わかめって言ってますね」と看護師さんが言った。僕は、あれは、「バカめ、バカめ」と言ってるんだと分かっていたけど黙っていた。パンプ復活の日は近い。
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限界集落

2009-01-16 20:38:16 | Weblog
パンプが、眠ってる間に起こった町内とパンプの周りの人の話をしよう。近所では、パンプが入院したとき「いよいよパンプも逝ってしまうのか」ということになってたけど、驚異の回復力で蘇りつつあるのを聞いてみんな驚いていた。その前に、角のたばこやのおばさんが、突然「しばらく休業します」といっていなくなった。酒屋のオジさんが何の前触れもなく76歳で死んだ。タバコ屋の斜め前の喫茶店が急に取り壊され経営者のおばさんの消息が知れない。みんなパンプと付き合いが合った。この町は、若い人もいるけど付き合いがないし、昔ながらのおじちゃん、おばちゃんできたから、いわば、町の限界集落だったんだとそんな考えが浮かんだ。何も、山奥の村だけじゃなかったんだ。どこにでも、限界があるんだね。だから、昔の人は、町内の付き合いの輪を広げてなるだけ限界の輪を広げようとしたんだね。定住民族の知恵として。さて、どのように自分達の輪を広げるか、今後の課題かな。と考えながら病室に行くとずっと先だと思っていたリハビリが今日から開始されたと聞いた。これにも驚くばかり。そういえば、鼻の管はなく、完全自力呼吸だ。パンプに限界という文字はないのか!
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針千本

2009-01-15 20:18:20 | Weblog
寒さからか、空腹からか、昨日ランディとマルディの散歩から帰って来たときふわふわとして倒れそうになった。体に力が入らず、やたらとお腹が空いたような感じに思えた。とにかく何か食べようとそこらへんにあるものを口に入れたら治まった。こんなことがあって、今日、仕事してるとまた、ふわふわとして、ドキドキとして頭が、ズキズキとしてきてとっても気分が悪くなって、仕事をおいて帰って来た。肩が凝ってる。これが原因だろうと町内の情報はすべて集まるという整骨院へ行って針をうってもらった。「頚骨の間隔が短くなってますね」と言って電気を掛けてローリングして針をうった。「針を千本くらいうちたい気分ですが」「気持はわかるけど10本にしときましょう」「猫は、元気ですか?」とか何とか言いながら針をうつ間に先生は、情報収集をしていくんだ。ここは、だまっとこ。針は、千本うたなかったけど、医院を出るころにはいくぶん和らいで楽になってた。看病疲れかなと思った。子供が面倒見てもこんなに疲れるんだからロウロウ介護なんて計り知れないくらい疲れるんだろうなと思った。こんな現実に政府は、無策で、給付金ばかり話題にする。2兆円あれば、せめてロウロウ介護の手助けとなる制度の配備くらい出来そうなもんだがナ。あまり、票につながらないことには、見向きもしないのか。本末転倒だね。彼らには、やはり、針千本飲ますほうがいいのか。
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parlez moi d'amour

2009-01-14 18:35:52 | Weblog
パンプの酸素補給が口に通した管から鼻のほうへ軽減されたから口が自由になった。だけど、パンプは、しゃべらない。みんな待っているのに。その一言が聞きたくたて。11日間も昏睡してたから口もリハビリしないとうまく動かないのかな。目はしっかりとしてきた。口で言うより手のほうが早いのか手は、しきりに動かす。この手がやっかいなんだから。回復すると点滴だろうが、酸素だろうが、ひっこ抜きますから。看護師さんが「てをどうしますか」と言うと、みんな決まって「まだ括っといて」というのがおかしかった。
みんなが期待してるんだから、はやく聞かせてよ愛の歌を・・・と気持は急くけどパンプは、まだ、しゃべりたくないらしい。午後7時ごろ看護師さんがは入って来て検温と血圧として点滴をしてたりしたら「こまった」と大きな声でパンプが言った。「こまった」が第一声だった。状況がわかっているみたいな一言に看護師さんもマーチンも笑っていた。「今日から、栄養の濃い点液になったから、先生がソケイ部からカーテルで入れてますので、パジャマのズボンをはかせましょうか」と看護師さんが体を横にしてズボンを穿かせようとすると「まぁ、いや、こんなことをして」と「いたたた」と言った。いつもの調子が戻った。「ご家族に大事にされてますね。よく分かります」とにこにこしながら看護師さんが言った。普通にしてるだけだから大事と言う言葉がピンと来なかった。でも、いろいろな人たちを見てきている人の言葉だからと思って「ええ、まぁ」とだけ答えて笑った



            岡本弥太

とほくの峠から あいさつした母のように
   なつかしい瑠璃雲である
 あのこと      あの人たちとの間
虹さえ帯びて 美しくたたへている。


もう聞かれないと思っていたパンプの声が瑠璃色に思えた。「こまった」か・・・・・。
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雪が降った。

2009-01-13 18:31:46 | Weblog
今日は、寒くて雪が少し舞ってた。雪は珍しいから歓迎モノだけどさむいのは嫌だね。だから、ナパピリの最強ダウンにコロンビアのチタニウムを穿いてメレルの冬用のモックとこの冬初めての真冬バージョンでお出かけだ。朝は、丁度くらいだったけど昼からはさすがに暑くなってきた。だけど、本当にこの服たちはよくできている。いずれも、本格派のアウトドアーズではあるのだから当たり前と言えば当たり前かもしれないけど、ハードの耐えるって素晴らしい。ハードと言うのは、アクションだけでなく気候も指しての言葉だから趣味の問題だけでは済まされないと思う。タフな自然使用のものをタウンで着るんだから強くて当たり前なんだけどナンだかすごく満足。雪ふるまちでTomble la nige Tu ne viendras pas ce soir と歌う。雪は降る、あなたは、今夜はこない・・・か。いいね、こうやって歌詞をたどたどしくも自分で訳すのって。まだ、ほとんど分からないけれど。本当に、年をとると覚えられないんだよ。何回も覚えようとするんだけど、未だに、動詞の活用が覚えられないもの。自分でも、あきれたり、不思議に思ってるけど。
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スペース

2009-01-12 20:11:38 | Weblog
パンプの病室から人工呼吸器がなくなり、点滴も5本から2本になって病室が広くなった。
午後には、看護師さんに着替えさせてもらってさっぱりとした。80%以上は、自力呼吸だがまだ、酸素補給の管を入れているので口は利けないが半分は、唇が見える。ぼくが、目を見ながら「大丈夫だからね。わかった?」といったら、唇が動いて「わかった」と言ったように見えた。看護師さんが、「すごい体力ですね。よくがんばった」と言ってくれた。やはり、あまりこのケースで例がないみたい。スペースが広くなった分、心のゆとりもひろくなった。後は、リハビリをどうやらすかだな。とちょっと先のことが考えられるようになった。
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