私は毎年祓川の鳥海山の登山開きに登っています。昨年は天候の急変で後70mで頂上のところで断念しています。今年はリベンジです。
ところで、昨日の登山開きは悪天のために中止して、今日にしました。天気予報も当たりまして快晴の登山日和となりました。
朝自宅を4時半に出ました。これは駐車場が狭く駐車できない可能性があるためです。それで早く出ました。
前日は同期会の会合がありしたたかに飲んだ翌日の事でもあり多少二日酔いでした。ですから運転も慎重に行い何とか駐車場に着きその頃は通常に戻りました。駐車場には6時50分頃着きましたが駐車場はまだ空きがあり楽に駐車することができました。例年ですと駐車スペースがなく大変です。
トイレに行きすっきりしたあと、すぐに準備をして7時23分登山開始です。二日酔いの事でもありゆっくりとしたペースで歩いているつもりでも前に行っている人を次ぎ次と追い越していきます。そうしている内に汗がダラダラと流れ落ちきます。
七ツ釜避難小屋まで53分と自分にのペースでは早すぎると思いました。七ツ釜避難小屋(1564m)から直高約190m行くと、ここから頂上まで急坂になります(1753m地点~朝雨状までの約480mの急坂です)。ここらあたりからバテてきました。雪は腐れ雪で、上に行ったら硬雪かと思っていましたが期待はずれで頂上まで腐れ雪でした。何とかアイゼンを雪に突き刺しながら、一歩一歩確実に踏み出して行きますがそれでも滑る時があります。今迄何回も鳥海山に挑戦していますが初めての経験です。いつもはアイスバーンになっており非常に危険な時もあり、そのため今回はピッケルも持って行きましたが使う時がありませでした。でも480mを1時間12分は掛かりすすぎです。体力のなさを感じます。
この急坂を喘ぎながら50~100歩近く行っては10~20秒位小休止です。最後には目眩がしてきました。これも昨日の飲み過ぎか。
それでも何とか登りきる事ができました。途中何度引き返そうかと思いましたが、これで引き返すと癖になると思い自分自身に言い聞かせてひたすら前に進みました。自分の心に勝てよかった。
又お天気にも恵まれて最高。これも頑張ったご褒美でしょうか。ただ黄砂によるものでしょうか遠くの山々が写真に記録されていないのが残念です。
山形の月山・神室山・虎毛山・高松岳・秋田駒ヶ岳・和賀岳等が一望できました。今日は顔に日焼け止めを塗って出かけましたが、それでも焼けてしまい肌がピリピリするのと、体中が痛いような感じがします。これも久しぶりの登山だからでしょうか。まずは事故らずに登山できたことに感謝。
00.鳥海山登山時間。これは参考にならないと思います。雪質。天候にも左右されますのでガイドブック等を参考にしてくださるようにお願い致します。
01.12年04月28日 鳥海山 由利原高原から見た鳥海山の勇姿。
02.12年04月28日 鳥海山 農道のミズバショウ群生地。もの凄い広い場所で圧倒されてしまいます。一度は必見です。
03.12年04月28日 鳥海山 鳥海山に行く道路の雪の回廊。いつもと変わらないような気がいたします。
04.12年04月28日 鳥海山 駐車場はまだ空きがあった。例年であるとすぐに満車になってしまう。
05.12年04月28日 鳥海山 今日の登山ルート。
06.12年04月28日 鳥海山 最初の急勾配。下が見えません。
07.12年04月28日 鳥海山 七ツ釜避難小屋。
08.12年04月28日 鳥海山 頂上付近。
09.12年04月28日 鳥海山 七高山の頂上。
10.12年04月28日 鳥海山 新山の頂上。いつもは岩が見えないのに、今年は見える。
11.12年04月28日 鳥海山 西側の壁に氷壁がありませんでした。
12.12年04月28日 鳥海山 北壁側にも氷壁がありませんでした。
13.12年04月28日 鳥海山 沢山の登山者ですがほとんどはスキーとかスノボーの人たちです。私のように登山だけの方は本当に少ないです。でも本当に多い登山者です。これも連休のせいでしょうか。
14.12年04月28日 鳥海山 真山をバックに。
山に感謝です。