11月25日
8月から登山を再開し、月に一度は登りたい山という事で11月も末になり25日何とか行けるようになりました。天気予報を見ますとAMは晴れマークです。26日からは荒れ模様で行けないようですので25日に決定し行くことにしました。
早朝は満点の星空でした。車にも霜が降りていましたのでお天気は期待できそうな感じです。駐車場に5時15分到着。私の車だけでした。ヘッドライトをつけて準備して駐車場を出発です。
最初の林道歩きだけで心臓が喉からせり出してきそうで喘ぐ。記帳所で届けを出して進むが歩くのがやっとの状態で、はあはあゼイゼイの常態で汗をダラダラ流してようやく何とか蟶山・二股分岐まで辿りつくがこのまま進むか止めるかどうか判断をする。まず最後の水場まで行っていままでのタイムの30分遅れだったら止めようと思い、まずは歩ける範囲で歩き着いたら23分遅れでした。水分補給し天空を見上げたら満点の星空がいつの間にか薄曇りになっている。何とか晴れてとは思うが。次は蟶山迄行きたいと思い、急登をゆっくりではあるがついに登り切りました。蟶山分岐に着いたら、私の好きな兄弟ブナがあります。このブナに励まされました。
ブナ街道の2.3km地点迄行ってブナの景色を楽しんで帰ってもいいと思い向かいました。蟶山分岐から雪道でした。2.3km地点で32分遅れでしたがもうここまで来たらどんなに遅くなっても頂上目指して登ろうと思いました。2.3km地点からは、小尾根ピークが4ヶ所あり意外と急です。これを越えると急登分岐大峰迄0.8km頂上迄1.5km所迄のポールがあります。ここ当たりからガスってきました。頂上は全く見えず。西の日本海も見えなくなりこれでは頂上の見晴らしは期待できないと思いながら息を切らして急登を登っていく。急登の見晴台からは殆ど何も見えない常態。何とか大峰分岐に到着。思わずヤッター。
あとはなだらかな稜線歩きですが風は時々強く吹くが多少寒いと言う程度でしたが、向白神岳も見えませんしトイレ、避難小屋も近くまで行かないと見えませんでした。稜線から頂上迄は濡れ雪常態で多くて3cm程積もっていましたが登山道が隠れる程ではありませんでした。
ようやく頂上に到達です。4時間を僅かですが切って登る事ができました。いつもより40分遅れの登山でした。諦めないでよかった。景色はガスで何も見えませんでしたが小さい樹氷が見られてよかった。頂上では大福1個だけと、服が汗だらけなので着替え、芍薬甘草湯と水分の補給をして天上をみるが お日様が薄曇りから時々顔を出すが直ぐに隠れもうお天気の回復は望めないので下山する事に。
帰路は滑って転倒しないように注意して下ったんですが、大きな段差のところで滑ってしたたか右足の膝下の側頭部を打ちつけてしまい帰って見たら小さく傷がついていましたが大丈夫でした。
又頭の赤いキツツキを見ましたし、12時頃一人の登山者が登ってきて時間が無いので最後水場か蟶山迄行って引き返すとの事でした。
最近最後の水場から蟶山・二股分岐の間で膝が笑うようになりました。疲れからでしょうか。それにしてもあの疲れと足の重さは何でしょうか?。それとも運動不足でしょうか。
苦しい登山でしたがご褒美もありましたが、お天気がよければと思う。もっと前に登っていればよかったと悔やむがこれだけは遺憾ともし難く。
01.5時37分の登山口。
02.6時45分に木々の間から向かう白神岳がガスの中に隠れ雪が積もっているし、天は薄曇りに変わってきている。
03.蟶山分岐にある私の大好きな兄弟ブナです。
04.蟶山分岐から登山道は雪。
05.8時、岩崎方面はは晴れている。
06.急登の登山道の雪は3cm程度の積雪。登って行くと段々ガスが濃くなっていく。
07.大峰分岐手前の樹氷。
08.大峰分岐を過ぎて稜線厚木ですがこのように薄曇りの時お日様が顔を出すが直ぐに厚い雲に覆われてしまう。
09.稜線のお花畑も現在はこのように雪をまとっている。
10.稜線にダケカンバの窓くぐりが何カ所もある。又きれいな樹氷です。
11.苦しんだ今日の登山ですが、この稜線のダケカンバの樹氷の中を歩くのはご褒美でした。
12.ようやくトイレが見える。下は避難小屋。
13.9時23分ようやく頂上に辿りつく。ここまで苦しかった。でも何とかやり遂げた気分は最高ですが、お天気が今一。雪は3cm程の積雪。足跡は動物の足跡です。
14.頂上の標柱と一等三角点。頂上は風は少しあるがまずまずといったところ。
15.タイマーでパチリ。なんか寒そうで、疲れからか腰が曲がっているようです。
16.頂上での私の足跡。
17.頂上から見る世界遺産の核心部も向白神岳も何も見えません。下はトイレ、避難小屋も霞んでる。周囲の写真は諦める。
18.避難小屋で大福を食べ、汗で濡れたシャツの着替えをして、薬を飲んで残念だが早々に下山する。避難小屋の中の玄関口から見る外の風景。左写真は左側。右側写真は右側方向でベンチが少し見える。
19.ダケカンバの枝先に着く樹氷。
20.下山中の急登から見る岩崎方面。下界は晴れのようです。
21.何の茸か解りませんが雪が積もっています。下は倒木の下の登山道。
22.11時にはブナ街道の登山道の雪も融けている。下はブナ街道のブナ林。
23.12時37分今日の白神岳登山も無事終了。苦しい登山でしたし、時間もかかったが何とか登れ、転んだが怪我もせずよかった。下は駐車場です。2台だけ。
24.帰り白神川河口から見る白神岳は雲の中。下は晴れていたときの全容です。
25.白神岳83回目登山時間。今日の山行7時間28分。歩いた歩数29000歩でした。
26.20年11月25日 毎日新聞 季語刻々
11月25日 毎日新聞仲畑流万能川柳 「言わぬだけ人間はみな苦労人」
何度止めようかと思ったが、何とか登れる事ができて感謝です。よかった。
12月に又登られのかどうか解りませんが何とか登って見たいと思っています。
誤字脱字がありましたらご容赦を。