ヤマグワ(山桑) (クワ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年08月03日 13時07分06秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

ヤマグワ緒言:r悪用高木。雌雄異株。

山地に広く自生し、叉養蚕用に畑に植えられる。高さ10~15mになる。樹皮は灰褐色で縦に不規則なすじがある。

葉は互生し、長さ7~20cmの卵形叉は広楕円形で、先は短く鋭く尖り、基部は円形叉は浅い心形。質は薄くい。切れ込みはないものから、5裂するまで多様。葉の縁には粗い単鋸歯が並ぶ。裏面は3脈が目立ち、両面脈上に短毛がある。葉は殆ど左右非対称である。

花は4月頃開く。まれに同株。雄花、雌花とも本年枝の下部の葉腋から出る花序につく。花弁はない。雄花には4個の雄しべ、雌花には1個の雌しべがあり、花柱は長くて先端は2裂する。雌花序。透明感のある花柱が美しい。花柱の軸が長いのがヤマグワの特徴。

集合果は長さ5~14ミリの楕円形で、7~8月に赤色から黒く熟して食べられる。冬芽は、長さ3~6mmの卵形。芽鱗は4~7個あり、淡褐色で無毛。葉痕は半円形~扁円形。多数の維管束痕が輪状に並ぶ。

 

01.08年10月25日 ヤマグワ 風の松原内に沢山のヤマグワの木があります。果実が出始めると果実酒を作るのかジャムを作るのか解りません、果実を摘んでいます。

 

02.10年01月30日 ヤマグワ 灰褐色な樹皮で縦に不規則なすじがあり、茶色の皮目が沢山ある。

 

03.10年06月12日 ヤマグワ 葉は互生。どの葉を見ても主脈を中心にして非対称である。

 

05.08年10月28日 ヤマグワ 最初トロロアオイの葉と思いましたが、違いましてヤマグワの葉だそうです。

 

06.10年06月12日 ヤマグワ 葉の表側に微毛があります。

 

07.10年06月12日 ヤマグワ 葉の基部は浅い心形と文献にありますが、私は切形にしておきます。葉柄は無毛。

 

08.10年06月12日 ヤマグワ 葉の先は尾状に尖る。

 

09.10年06月12日 ヤマグワ 葉の裏側ですが薄緑色の脈が浮きでており、この脈に毛があります。

 

10.09年05月15日 ヤマグワ 沢山の雄花の花序が垂れ下がっている。

 

11.11年05月22日 ヤマグワ 雄花は本年枝の下部の葉腋の花序につく。雄花には4個の雄しべ。

 

12.11年05月22日 ヤマグワ 1個の雄しべ。雄花には4個の雄しべ。

 

13.11年05月22日 ヤマグワ 雌花も本年枝の下部の葉腋の花序につく。

 

14.11年05月22日 ヤマグワ 雌花の花柱と、柱頭はくるくる巻いている。

 

15.11年05月22日 ヤマグワ 雌花の中央に(手のひらに私は見える)毛がある。

 

16.11年05月22日 ヤマグワ 1個の雌花の花柱であるが、柱頭がくるっと1から2回転して巻いている。子房と花柱は無毛。

 

17.11年05月22日 ヤマグワ 雌花果柄は無毛。

 

18.11年07月05日 ヤマグワ 果実。風の松原内でも沢山ありこの果実を採取して果実酒を作っているようです。

 

19.11年07月05日 ヤマグワ 果実にも、長い花柱が残るのが特徴。小さい頃からこのクワの実が甘くて大好きでした。ただ手にムラサキ色がついて中々撮れないのを思い出します。

 

20.09年12月28日 ヤマグワ 頂芽鱗は4~7個あり、淡褐色で無毛。

 

21.10年01月30日 ヤマグワ 側芽と側芽と葉痕は半円形~扁円形。多数の維管束痕が輪状に並ぶ。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

 

 

 

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ヤブマメ(藪豆) (マメ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年08月02日 06時41分49秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

ヤブマメ緒言:ツル性の1年草。

日当たりのよい乾いたところや、やや日陰にも生えるツル性の1年草。茎は細く長く伸び、毛が密に生える。

葉は3出複葉で互生し、広卵形で全縁で、先は鈍頭。小葉は両面に毛が生え、両面に伏毛を有する。特に裏面脈上には長毛がある。

花は葉腋に総状花序を出し、青紫の蝶形で長さ1.5~2cm。旗弁は上部が紫色、翼弁、竜骨弁は白っぽい蝶形花をつける。旗弁は後ろ向きに反り返っていることが多い。萼は有毛で、5裂する。

豆果は長さ2~3cmある。種子は普通3~5個。地上部の種子は有性生殖、地下の種子は単為生殖である。花期8~10月。

 

01.09年09月01日 ヤブマメ 他の草花に絡んで生長している。自分では全部記録していると思いましたが抜けているので記録でき次第追加投稿いたします。今回はこれだけです。

 

02.09年09月01日 ヤブマメ 茎に毛がある。この個体の巻き方は左巻きである。

 

03.09年09月01日 ヤブマメ 3出複葉の葉の表裏。広卵形。頂小葉が一番大きい。葉柄は長い。

 

04.09年09月01日 ヤブマメ 3小葉の裏から見た交点ですが、小葉基部が極めて短い。脈状に毛がある。

 

05.09年09月01日 ヤブマメ 葉の先は鈍頭。

 

06.09年09月01日 ヤブマメ 葉柄が長く毛がある。

 

07.09年09月01日 ヤブマメ 蝶形花で旗弁が紫色で、翼弁、竜骨弁が開いて雄しべが見える。

 

08.09年09月01日 ヤブマメ 萼は有毛で、5裂する。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓・日本の野草

 

 

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