日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

高齢化 遊歩道2

2019年09月05日 | 地域

 
 錦川沿いに遊歩道がある。愛宕橋の下がその下流の終点になる。その付近にかってはゲートボール場が2面あった。勤め終えたロープウエーのゴンドラを活用したり、小屋を建てたりと備えがあった。雑草はゲームの邪魔になることもあるからだろう、いつもきれいに除かれて整備されていた。ゲームを楽しむ人は、遊歩道を通るたびに見かけ多い時には30人くらいの記憶がある。

 世の移り変わりに合わせるかのように、ゲートボール場のすぐ近くでグランド・ゴルフが始まった。すると次第にゲートボールを楽しむ人の姿が減りはじめ、1面はすぐに雑草に覆われた。やがて残る1面の人影もまばらになり、雑草でロープウエーや小屋の姿が隠されるのにそれほどの時間は掛からなかった。立ち見していると仲間入りを誘われたこともある広場は姿を消した。

 日本の人口減少と高齢化率、嬉しいことではないが世界のトップ水準という。高齢化を狙って外国の介助企業が日本進出を計画していると新聞の特集記事になっている。市内の高齢化率は右上がり、市全体で30%半ば、地域によってはもっと高いだろう。年少化率も右下がりで12%ほど、人口減少も激しく二つの割合は次第に開いている。

 地域で開かれる大会関係のニュース写真では賑やかさを感じるが、最近のゲート・ボールの練習風景、スタート時に比べれば人数が少なくなっているように思う。この現象も押し寄せる高齢化の一端だろうか。伸びた雑草の奥にゴンドラの上半分が見える。城山の麓から山頂まで大勢の観光で訪れた人を運んだゴンドラ、あのまま朽ちていくのだろうか。 
コメント
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