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片付けをしていたら懐かしい物が出て来た。それは「乾湿温度計」。これは、乾球温度と湿球温度を同時に測定する。同時に測定した温度差からその時の湿度を換算する。温度測定範囲は乾球、湿球とも摂氏でマイナス20度からプラス50度までで日常に支障はない。
乾球は大気そのままの温度。湿球は下部にガーゼを取り付け水の入った容器に浸す。水の補充は必要。その比較表が乾湿計を挟んで表示されている。乾球温度に対しする乾球と湿球との温度の差で湿度を測る。例えば乾球温度が26度、湿球が21度の場合、差は5度になる。乾球温度26度と温度の差5度との交点に湿度表示がある。例示だと62%になるが、その精度は不明。比較表は温度計取り付け板に表示してある。
この乾湿温度計、数年前まで手元に置いて毎日、起床時の室温と湿度をメモしていた。何かに使う特別な目的は無かったが習慣になっていた。気候の変わり目には寒くなるようだ、暑くなりそうだそんな感覚をその推移から何となく感じ、体調への気遣いの参考にしていた。世の中はデジタル、置物の電波時計を購入したら温度湿度とも同時に表示され観測は中止になった。
わが家にいつからの居住なのかいきさつは不明だが年代物には見える。製作企業名の無いことが残念だが、それぞれの温度計の上部にあるDRYとWETの表示が、今風を感じさせる。ネットで見ると同類のものが販売されている。デジタルの時代なのにと思うが需要があるようだ。お宝鑑定には耐えれないが破棄しないで部屋に掛けておこう。