
消費税の増税がそこまで近づいてきた。報道では8%と10%の扱い方で売る側に未設定の部分があるようで、増税開始で客と売り側で混乱が起きないか、無関係ながら気にしている。そもそも選挙目当の、弱者を守るという軽減税率が混乱の原因の一つになっている。さらに、景気への影響緩和というポイントもそうだ。ポイントは来年6月までだが。
先日、「今は100円の買い物で8円の消費税、10月からはこれが10円になる、いくらアップする」と聞かれた。ちょっと人を食ったような問いだが「2円」と答える。続けての質問は「2円は何%のアップになる」。ひといき置いて「8円に対し25%」と答えてハット気づいた。税率は2%アップだがそれによる支払増は25%アップ、税額のアップ率で消費税について考えたことは無かった。
そんなことは先刻承知という人は多かろうが、報道の中で税額のアップを指した意見を私はまだ見聞きしていなかった。それだけに「2%だから何とかしよう」と思いながら年金支給日に考えていた。簡単に税率2%アップと口にするが、それが家計に及ぼす影響がいかに高いかがわかる表現方法だと知った。
「増税間地!お買い求めはお早めに!!」、こんなビラが店内にぶら下がっている。店の親切心からと思いながら苦笑しつつ記念に撮った。ビラの効果を店員に聞くと答えは苦笑だった。消費税5%から8%アップの時は日本経済は大幅に落ち込んだ。税額でいえば60%の増額、そりゃあ落ち込む。今回増税の多くがばらまきに回る、日本の財政立て直しと福祉充実はいつになるのか。