AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

「どよめき」の場面 (ピーナッツ)

2010-10-15 08:45:18 | チームB
"舞台に立つ者が、最も幸せに感じる瞬間って何だろうね?"

音楽仲間との飲み会(30人ぐらい)で、そんな事を話してた。 10分…20分? そして、21歳のホルンの女の子の一言が、この日、最も心に響いたんだ。

"そりゃ、「どよめき」でしょう…" 続けて、"私、歓声でも拍手でもない、あの感じが好きなんです。なんか、こう…お腹の底あたりで、ず~っと唸ってる感じ…鳥肌、立つんですよね。
ほら、1人1人が感じる「わさわさ感」って、あるでしょ…それが、10人になると、「ざわざわ」になるじゃないですか!? そして、それが、100人,200人になった時、それは、「どよめき」になる。ほいでほいで、「どよめき」って、「静寂」と「爆発」を一緒に連れてくるんですよね~。だから、私、就職しても、いまだに、そういうのを味わいたくて、舞台に立ってるのかな?そうなのかな?"

飲み屋にいた全員、掘りごたつから出て、(このホルンの女の子に)スタンディング・オベーションだったよ。
確かにそうだ…。ここで飲んでる人は、全員、現役のアマチュア舞台人。そういう僕もAKBを観たりするだけじゃなく、オカリナ奏者として,ユーフォニウム奏者として,指揮者として,アレンジャーとして、年間に最低でも10回ぐらいは、コンサート等に参加する。 だから、こういうの…すっごくわかる。でも、送り手と受け手は、多少違うのかなあ? いや…いや!

AKBの場合も、僕、何回か…この「どよめき」の場面に立ち会えたけど、やっぱり、B4千秋楽、最後の円陣なんだよね。
ゆきりんが、

"最後は、やっぱり、この曲を歌わせてください!"

と、「初日」を紹介した時、お客さんは、"待ってました!"の歓声と大拍手だったけど、僕が本当に好きだったのは、その直後…いつもよりも同じ速度で舞台中央に集まってくる16人のシルエット。あの時、お客さんから、「どよめき」が起こったんだよね。そして、"シーン・・・" 「静寂」が来た。

"私、みんなの事、好きだったよ!" (食い気味に) "私も!" 私も!" ・・・で、流れ落ちる涙をぬぐう事さえ出来ないでいる、あの子たちを残して、"ピタッ!"…完全に劇場の空気が止まった。

空調の音が聞こえてる。そして、かけ声の後、(曲が)始まった瞬間の「爆発」…まるで、打ち上げ花火のように、一気に四方八方にハジけていったチームB。

美しかった…。そして、あの子たちを愛おしいと思った。
いかんいかん! あっし、懐古主義になってきたぜよ。…う~、ていっ!
でも、僕は、劇場に行く度、いつも、こんな瞬間を想像し、期待しているんだよね。「どよめき」「静寂」「爆発」の3点セット…。

しかし、それは、感動ばかりじゃなくていい。え~っと、そうだな…Cindyがセンターの「渚のCHERRY」なんて、かなり、そういう要素あったんじゃないかな?
"えっ、ウソだろ?"ってな感じの「どよめき」,「爆発」という名の"愛情ブーイング",そして、Cindyのあまりのハジけっぷりに、一瞬(不覚にも?)見とれてしまったお客さん…まさに、「静寂」の時間(とき)…。
なにより、あったかかったなぁ。あの場面、好きだったなぁ。
もしかすると、「どよめき」って、お客さんの想像をほんの少しだけ超えることなんじゃないかな!?実は…って、ちょっと思ったりしてる。あ、これは、送り手目線…。

しかし、なんでしょう? 僕、ホルンの女の子の言葉を、もう…自分のもののように使ってるよね。受け売りの度合いを越えちゃったな。ってゆーか、俺、器ちっちゃいな・・・"おしゃれ小鉢"だな。
コメント
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