(全員曲)
『月見草』
『Warning』
『誕生日の夜』
(ユニット曲)
『Bird』
『投げキッスで撃ち落せ ! 』
『蜃気楼』
『ライダー』
『制服が邪魔をする』
(全員曲)
『夏が行っちゃった』
『小池』
『月のかたち』
『誰かのために』
(アンコール曲)
『絶滅黒髪少女』
『青春のラップタイム』
『北川謙二』
『涙売りの少女』
改めて思ったよ…"リバイバル(公演)は、難しい"ってさ。それが、2年, 3年…それぐらいの期間、あいてるんなら、また、別だったのかもしれない。でもね…。
これは、感覚的なこと。だから、自分のテリトリーの話で…させてもらいます。なにより、説明しやすい。そして、自分の中、"かなり近い感覚だなぁ~"とか 思ったから…。
あのね、(学生の時の) "吹奏楽っ子"てね、8月のコンクールに青春のすべてを賭けるの。審査員に対して、当日、会場に来てるお客さんに対して、客席で見てるライバル校に対して、そして、なにより、生身の自分自身に対して、課題曲と自由曲の2曲に込めた想いを、その12分間に凝縮させるの、感情を叩きつけるの、人生を捧げるの。とにかく、それぐらいのことなんです…8月。
そして、時は流れて、秋も過ぎ、11月,12月のコンサート(定期演奏会?)なんかで、2時間のステージ…"曲数が足りない!"…そういう理由で、もう1度、夏にやった…その曲を復活させることがある。最終的には、それ、指揮者次第なんだけどね。
で、3ケ月ぶりの合奏…で、愕然とすることがあるんだ。つまり、あの熱い夏を越えて、全員一人残らず…本当に上手くなってる。技術的には、ものすごく、レベルアップしている自分たちに気付くんだ。でもね、"魂のようなもの、気のようなもの"が、なかなか…来ないんだ。なんだろう?あのバランスの悪さ…。別に、技術と引きかえに、何かを失ったわけではないんだけど、"あの夏の熱さ"が、曲に、全然乗らないことがある。
僕は、11月30日の公演…NMB48.チームNにも、それと同じものを感じたんだよね。
目の前に繰り広げられている印象(イメージ?)でいうと、"上に向かって、そら、空間部分の大きい NMB劇場"…それを感じてしまった!というか、"いつもより広く、あれ?殺風景"…なんか、そんな感じがしてしまった。とにかく、その空間を押し上げていく感覚…勢い? 劇場全体を支配しようとする圧…気合い? そういうのが、この日のチームN…特に出だし部分には、なかった。感じなかった。
もちろん、そろってますよ。緩急強弱, タテの線、いや、それ以外の部分も細かく細かく成長してる。技術的に、格段に上がってる。素晴らしいと思った。これ、こんなこと言っていいのかどうか?わかんないんだけど…(ま、いっか)。実際に観た…チームM公演と旧3期生公演とは、そろいかた等のレベルが違う。でもね…。
チームNは、多少、テレビサイズ的な…PV,MVの撮りの影響も出てるとは思う。歌詞の意味がわかる年齢, 新しい解釈とかも生まれきて…追いついた!…とか、もろもろ、あると思う。でも、あの時との差…感覚的なズレ? 繰り返す経験, 大人数…失敗したくない…etc、この日は、僕が、1年半ぐらい前に見た彼女たちとは、別の彼女たちだったんだ。
あ! 悪い…とは、言ってないですよ。"リバイバルは、難しい!"ということを言っています。
ただ、これ、先程、"技術が上がってる" と言ったでしょ。僕、これ、ユニット曲で、それが、存分に出てると思った。いや、この日のユニット曲 5曲に関しては、すっごく良かったんだよなぁ~。…そこはね。
全員曲は、△ なのに、ユニット曲は、◎ な感じ。変な感じ、おかしな感じ…。
例えば、『Bird』で、両手を胸の前、上半身を前後にドックンドックン!する振り付けのとこなんか…1年半前は、"大きく&しっかり" …もう、そこに集中してて、でも、それはそれで、合ってる表現…カッコよかったんだけれど、この日のは、ちょっと違った。
その動き自体は、少し小さめ、でも、その分、キレが増してた。で、顔とか、いつも正面…ではなく、若干…横にそらしたり(そむけたり?)してね…エロかった。そんな表現するんだ、出来るんだ。(さっきより)自由? とにかく、そういう驚きは、そこだけじゃなくて、少人数(3人)の場合、技術をベースに、様々な表現、存分に挑んでる(試してる?)姿があった。全員曲の時とは、全然違う…。
山本 彩は、音の伸ばし部分…本来もってる "のびやかさ"だけでなく、いろんな工夫をしてた。数種類の感情があった。1年半前とは、全然違ってた。表現方法の広がり?
『蜃気楼』の2人(小笠原茉由, 山田菜々)…1年半前は、"合わせてる"って感じ(あの時も、いい出来)だったんだけど、この日のは、完全に、"一心同体"だった。ユニット5曲の中で、1番良かったと思う。もう、「特A」級の完成度だった。
舞台上…振り向く者と振り返る者。顔は、合わせない。その表情, 唇の開け方, 白いスカートが、巻き付いて…戻って…また、巻き付いて…おとなしくなっていく…あのシンクロ具合。振り付けのスピード感とかは、もう、"合ってるのが、当たり前以上"の雰囲気で、魅せられましたわ。
実は、この2人…(根本の)音質が同じで、(オモテに出てる)声が全く違うタイプのデュオだと思ってる。で、僕は、それが、コンビの理想だと思っているんだ。まあ、マナカナのような双子が歌って、意外に表現の広がり…面白味のないパターンがあるということ…です。
『ライダー』…"YES ! "で、手を天に上げた後、"YOU ! "で、お客さんの方を指差した後、このメンバーたちは、次の動き出しまで、ストッピング! ぴたーっ!と止まってる。つまり、誰もフライングしていない。大事なことだよ、これ。だって、それが出来て、はじめて、"YES ! "や"YOU ! "の瞬間が、ブレイクになるわけだからね。1枚の画として、印象に残るわけだからね。これ、出来てないチーム…ホント多いからね…。曲中、ず~っと、攻めながら、そういうメリハリが効いてたのは、ホント、素晴らしいと思った。
ま、書かなかったユニット曲もあるんだけど、この中盤5曲は、本当に出来が良かったと思う。
さて、全員曲…"あ~あ、また、元に戻っちゃった"…。これ、どうしても、"合わせ" にいっちゃうのかな? そうだよな。ま、1つの大きな原因ではあるわな~。
やっぱ、全体の流れを決定づけた前半3曲…その全員曲で、作ってしまった隠せない停滞ムードを、この日のお客さんは、きっと、感じてたと思うんだよなぁ~。
ただ、ここで、1つの大きな流れか来た。モヤモヤ払拭! それは、お客さんを一緒に連れてくに十分なものだった。そして、そういった状態を打開するのは、いっつも、結構、ひとりの力だったりするんだ。今回もそうだった。
山田菜々…。つまり、『小池』のセリフ部分を担当する彼女の圧力で、お客さんを…チームを1つにしたと思った。正直、お客さんの声援の質が、変わったんだ。それぐらい、山田菜々の発する関西弁の文句?は、威力があった。もう、キレキレだった。
僕は、変わっていく会場の雰囲気を、この肌で、ビンビンに感じながら、こう思ったよ…。
"やっぱ、このチームの切り札は、山田菜々。たしかに、チームの3, 4番は、山本
彩と渡辺美優紀なんだけど、この不動の5番バッター・山田菜々の存在感よ~" ってね。曲終了と同時に、この日イチの歓声があがった。山田菜々だ。
そして、この雰囲気は、最後まで続く。最も、面白かったのは、僕の隣に座られていた関係者の方(女性2人)…。『小池』のその喋りを見るまで、聞くまで、ず~っと、ず~っと、それはそれは…おとなしかったんだけど、そこキッカケで、"アハハハハーッ!"…って、手拍子してみっかな? 声出してみようかな?…後のその変わり様。あれは、値打ちあるわ~、山田菜々。そして、2人のうちの1人が呟いた、"かわい~"…。それは、君のものだよ。
でもさぁ、せっかく、チームの力で、やっと…やっと!盛り返してきたのに、アンコールのシングル曲3曲(『絶滅黒髪少女』『青春のラップタイム』『北川謙二』)のツマミ…いじり過ぎやわ~。具体的にいうと、打ち込みパート(ドラムセット含む)とベースラインの音量…上げすぎやわ~。そんな、無理やり、"盛り上がってるように"見せんでも、エエ感じの生盛り上がりしてきたのに~。あ~あ & グスン。
そして、最終ラストの『涙売りの少女』の時に、そのカラオケバランスを元に戻してる。
なんか、保険かけてるようでさあ~。
でも、色々と考えさせられた公演だったな…。そして、1つだけ、書いていないことを、これ、次回に…。
結果的に、リバイバル公演の難しさを知った上で、そこを越えていけなかった…1つの大きな要因だ。
ちょっとだけいうと、この日のお客さんは、重かったということ。この日の山田菜々の全ての行動(振るまい)が正解だったということ。 その打開のために、それは、あまり、やっちゃあダメだよ…ということを13回ぐらいやっていたということ。実は、それって、もう、overture前から始まっていたということ。それが、大きな原因だ。
いろいろと勉強になります。参考にします
『月見草』
『Warning』
『誕生日の夜』
(ユニット曲)
『Bird』
『投げキッスで撃ち落せ ! 』
『蜃気楼』
『ライダー』
『制服が邪魔をする』
(全員曲)
『夏が行っちゃった』
『小池』
『月のかたち』
『誰かのために』
(アンコール曲)
『絶滅黒髪少女』
『青春のラップタイム』
『北川謙二』
『涙売りの少女』
改めて思ったよ…"リバイバル(公演)は、難しい"ってさ。それが、2年, 3年…それぐらいの期間、あいてるんなら、また、別だったのかもしれない。でもね…。
これは、感覚的なこと。だから、自分のテリトリーの話で…させてもらいます。なにより、説明しやすい。そして、自分の中、"かなり近い感覚だなぁ~"とか 思ったから…。
あのね、(学生の時の) "吹奏楽っ子"てね、8月のコンクールに青春のすべてを賭けるの。審査員に対して、当日、会場に来てるお客さんに対して、客席で見てるライバル校に対して、そして、なにより、生身の自分自身に対して、課題曲と自由曲の2曲に込めた想いを、その12分間に凝縮させるの、感情を叩きつけるの、人生を捧げるの。とにかく、それぐらいのことなんです…8月。
そして、時は流れて、秋も過ぎ、11月,12月のコンサート(定期演奏会?)なんかで、2時間のステージ…"曲数が足りない!"…そういう理由で、もう1度、夏にやった…その曲を復活させることがある。最終的には、それ、指揮者次第なんだけどね。
で、3ケ月ぶりの合奏…で、愕然とすることがあるんだ。つまり、あの熱い夏を越えて、全員一人残らず…本当に上手くなってる。技術的には、ものすごく、レベルアップしている自分たちに気付くんだ。でもね、"魂のようなもの、気のようなもの"が、なかなか…来ないんだ。なんだろう?あのバランスの悪さ…。別に、技術と引きかえに、何かを失ったわけではないんだけど、"あの夏の熱さ"が、曲に、全然乗らないことがある。
僕は、11月30日の公演…NMB48.チームNにも、それと同じものを感じたんだよね。
目の前に繰り広げられている印象(イメージ?)でいうと、"上に向かって、そら、空間部分の大きい NMB劇場"…それを感じてしまった!というか、"いつもより広く、あれ?殺風景"…なんか、そんな感じがしてしまった。とにかく、その空間を押し上げていく感覚…勢い? 劇場全体を支配しようとする圧…気合い? そういうのが、この日のチームN…特に出だし部分には、なかった。感じなかった。
もちろん、そろってますよ。緩急強弱, タテの線、いや、それ以外の部分も細かく細かく成長してる。技術的に、格段に上がってる。素晴らしいと思った。これ、こんなこと言っていいのかどうか?わかんないんだけど…(ま、いっか)。実際に観た…チームM公演と旧3期生公演とは、そろいかた等のレベルが違う。でもね…。
チームNは、多少、テレビサイズ的な…PV,MVの撮りの影響も出てるとは思う。歌詞の意味がわかる年齢, 新しい解釈とかも生まれきて…追いついた!…とか、もろもろ、あると思う。でも、あの時との差…感覚的なズレ? 繰り返す経験, 大人数…失敗したくない…etc、この日は、僕が、1年半ぐらい前に見た彼女たちとは、別の彼女たちだったんだ。
あ! 悪い…とは、言ってないですよ。"リバイバルは、難しい!"ということを言っています。
ただ、これ、先程、"技術が上がってる" と言ったでしょ。僕、これ、ユニット曲で、それが、存分に出てると思った。いや、この日のユニット曲 5曲に関しては、すっごく良かったんだよなぁ~。…そこはね。
全員曲は、△ なのに、ユニット曲は、◎ な感じ。変な感じ、おかしな感じ…。
例えば、『Bird』で、両手を胸の前、上半身を前後にドックンドックン!する振り付けのとこなんか…1年半前は、"大きく&しっかり" …もう、そこに集中してて、でも、それはそれで、合ってる表現…カッコよかったんだけれど、この日のは、ちょっと違った。
その動き自体は、少し小さめ、でも、その分、キレが増してた。で、顔とか、いつも正面…ではなく、若干…横にそらしたり(そむけたり?)してね…エロかった。そんな表現するんだ、出来るんだ。(さっきより)自由? とにかく、そういう驚きは、そこだけじゃなくて、少人数(3人)の場合、技術をベースに、様々な表現、存分に挑んでる(試してる?)姿があった。全員曲の時とは、全然違う…。
山本 彩は、音の伸ばし部分…本来もってる "のびやかさ"だけでなく、いろんな工夫をしてた。数種類の感情があった。1年半前とは、全然違ってた。表現方法の広がり?
『蜃気楼』の2人(小笠原茉由, 山田菜々)…1年半前は、"合わせてる"って感じ(あの時も、いい出来)だったんだけど、この日のは、完全に、"一心同体"だった。ユニット5曲の中で、1番良かったと思う。もう、「特A」級の完成度だった。
舞台上…振り向く者と振り返る者。顔は、合わせない。その表情, 唇の開け方, 白いスカートが、巻き付いて…戻って…また、巻き付いて…おとなしくなっていく…あのシンクロ具合。振り付けのスピード感とかは、もう、"合ってるのが、当たり前以上"の雰囲気で、魅せられましたわ。
実は、この2人…(根本の)音質が同じで、(オモテに出てる)声が全く違うタイプのデュオだと思ってる。で、僕は、それが、コンビの理想だと思っているんだ。まあ、マナカナのような双子が歌って、意外に表現の広がり…面白味のないパターンがあるということ…です。
『ライダー』…"YES ! "で、手を天に上げた後、"YOU ! "で、お客さんの方を指差した後、このメンバーたちは、次の動き出しまで、ストッピング! ぴたーっ!と止まってる。つまり、誰もフライングしていない。大事なことだよ、これ。だって、それが出来て、はじめて、"YES ! "や"YOU ! "の瞬間が、ブレイクになるわけだからね。1枚の画として、印象に残るわけだからね。これ、出来てないチーム…ホント多いからね…。曲中、ず~っと、攻めながら、そういうメリハリが効いてたのは、ホント、素晴らしいと思った。
ま、書かなかったユニット曲もあるんだけど、この中盤5曲は、本当に出来が良かったと思う。
さて、全員曲…"あ~あ、また、元に戻っちゃった"…。これ、どうしても、"合わせ" にいっちゃうのかな? そうだよな。ま、1つの大きな原因ではあるわな~。
やっぱ、全体の流れを決定づけた前半3曲…その全員曲で、作ってしまった隠せない停滞ムードを、この日のお客さんは、きっと、感じてたと思うんだよなぁ~。
ただ、ここで、1つの大きな流れか来た。モヤモヤ払拭! それは、お客さんを一緒に連れてくに十分なものだった。そして、そういった状態を打開するのは、いっつも、結構、ひとりの力だったりするんだ。今回もそうだった。
山田菜々…。つまり、『小池』のセリフ部分を担当する彼女の圧力で、お客さんを…チームを1つにしたと思った。正直、お客さんの声援の質が、変わったんだ。それぐらい、山田菜々の発する関西弁の文句?は、威力があった。もう、キレキレだった。
僕は、変わっていく会場の雰囲気を、この肌で、ビンビンに感じながら、こう思ったよ…。
"やっぱ、このチームの切り札は、山田菜々。たしかに、チームの3, 4番は、山本
彩と渡辺美優紀なんだけど、この不動の5番バッター・山田菜々の存在感よ~" ってね。曲終了と同時に、この日イチの歓声があがった。山田菜々だ。
そして、この雰囲気は、最後まで続く。最も、面白かったのは、僕の隣に座られていた関係者の方(女性2人)…。『小池』のその喋りを見るまで、聞くまで、ず~っと、ず~っと、それはそれは…おとなしかったんだけど、そこキッカケで、"アハハハハーッ!"…って、手拍子してみっかな? 声出してみようかな?…後のその変わり様。あれは、値打ちあるわ~、山田菜々。そして、2人のうちの1人が呟いた、"かわい~"…。それは、君のものだよ。
でもさぁ、せっかく、チームの力で、やっと…やっと!盛り返してきたのに、アンコールのシングル曲3曲(『絶滅黒髪少女』『青春のラップタイム』『北川謙二』)のツマミ…いじり過ぎやわ~。具体的にいうと、打ち込みパート(ドラムセット含む)とベースラインの音量…上げすぎやわ~。そんな、無理やり、"盛り上がってるように"見せんでも、エエ感じの生盛り上がりしてきたのに~。あ~あ & グスン。
そして、最終ラストの『涙売りの少女』の時に、そのカラオケバランスを元に戻してる。
なんか、保険かけてるようでさあ~。
でも、色々と考えさせられた公演だったな…。そして、1つだけ、書いていないことを、これ、次回に…。
結果的に、リバイバル公演の難しさを知った上で、そこを越えていけなかった…1つの大きな要因だ。
ちょっとだけいうと、この日のお客さんは、重かったということ。この日の山田菜々の全ての行動(振るまい)が正解だったということ。 その打開のために、それは、あまり、やっちゃあダメだよ…ということを13回ぐらいやっていたということ。実は、それって、もう、overture前から始まっていたということ。それが、大きな原因だ。
いろいろと勉強になります。参考にします