受験生アイドルのイベント予習「東京女子流アーティスト宣言」(ナッキー)
2月22日(日)の受験生アイドルの討論テーマ
「【アイドル時事ネタ討論会】
・東京女子流さんのアーティスト宣言について
・NegiccoさんとNGT48について」
が面白そうなのですが、当日参加できるかスケジュール調整自信ないので、AKB48仲間に参加(私が欠席の時は報告)を要請した。
この友人、AKB48は私より詳しいのですが、他のアイドルに疎くて、「東京女子流なんて、地下アイドル知らない」と言い放ち、
アーティストを名乗るアイドルのファンが一番聞きたくない「地下アイドル」と間違えるようではイベント参加が危険につき、現在指導中。指導の内容のうち、基礎情報編はブログ読者にはつまらない内容なので、討論会ネタの中級分析編、以下。
ナッキーが東京女子流アーティスト宣言で、一番期待するのは、「アイドル的CD販売方法を辞める」
これを勝手ながら次のように解釈しました。
1. シングルのカップリング曲を複数出して、同じシングルで曲が異なる販売方法はとらない。(東京女子流が今までこういう販売をしてきたのか、知らないで書いています。)
2. シングルのジャケットを複数出して、同じシングル曲なのに、外見が異なる販売方法はとらない。(同上)
3. シングルを買うと、権利がついてくる、それ故イベントに参加したいファンが、同じCDを複数枚買うという販売方法をやめる。(同上)
4. もしこれまでアイドル的販売方法で売上を伸ばしていたのに、これを辞めると売上は減る。その結果、「昔のように、一種類のCDのみ販売する」のと、「現代のように、複数種類のCDと権利というおまけで販売する」のと、販売枚数に、どれだけ差がでるのかという、(私のようなアイドルの歴史に興味があるアイドリアンにとって)壮大な実験がこれから始まる。
3の権利とは、代表的なものにAKB48の握手会・選抜総選挙投票権があります。
その他に、私も利用しているのに、秋葉原ソフマップのイベントは、CD購入がライブ観戦の権利となっています。30分のライブと物販見学で1000円、それも座れる可能性あり、というのは老人の私にとって魅力です。
これを複数の識者に配信して意見を求めたところ、いただいた意見は、
意見1:ナッキー氏はアイドルしか興味がないから、アーティスト界の事情をしらないようだが、CDに特典をつけているのはアイドルだけでなく、アーティストも同じである。もちろん手法はいろいろで、アイドルと全く同じではない。ざっくり言うと、アーティストファンは、CD売上が落ちるとコンサートが難しくなるので、コンサートを続けてもらうためにCD売上を維持しようとする構図がある。
意見2:CDの売上のほとんどはオマケや特典に対してと割り切り、音楽を聴くための購入枚数はダウンロードデータで分かる。
意見2は、自分が購入した経験がないので、私にとって盲点でした。識者が送ってくれたネット記事を添付します。
東京女子流について過去記事。
アーティスト論 資料 20世紀から脈々と続く謎。なぜ“アイドル”は“アーティスト”になりたがるのか。
(問い)東京女子流はアーティストか?
(答え)絶対アーティストである。何故なら全てのアイドルは、アーティストという分類の小分類だから。
ネット記事「AKB48の勢いは落ちているのか?iTunesの売れ行きで検証してみると…」 リンク
CDシングルの売上枚数ばかりが注目される日本の音楽業界だが、CDシングルランキングは、アーティストの人気ランキングとイコールとは言い難い状況となっている。CDシングルランキングからは、名を連ねているアーティストが今世間にどれだけの影響力を持っているかを測ることが難しくなってしまった。
そんなCDシングルランキングで毎回ミリオンセラーを記録し、ぶっちぎりの勢いと評されるのがAKB48である。毎年CDシングルランキングで勢いを評価すると「毎年ミリオンセラーを記録」しているので、長年ずっと人気を維持しているように見える。しかし、果たしてそれは本当なのか?という疑問の声は少なくない。
そこで、当サイトでは独自に集計している「オリジナル週間iTunesトップソング」の指数を使い、2013年~2014年のAKB48の作品が記録した成績を並べ、勢いの変化を分析してみた。その結果を見ると、これまで見えなかった事実が姿を現す。
AKB48の勢いは徐々に落ちている?
下のグラフをご覧頂きたい。以下のグラフは2013年~2014年に発売されたAKB48の楽曲(表題曲)のiTunes指数を並べたものである。
(指数は「The Natsu Style」の独自集計。2015/01/18までの累積点。)
グラフを見ると分かるように、2013年初頭に発売された「So long!」では約8万ptあった指数が、2014年の最新作「希望的リフレイン」では約2万ptまで落ちている。指数の推移から判断すると、2013年初頭の約1/4まで勢いが落ちていると言える。
「恋するフォーチュンクッキー」で新規ファンは獲得できなかった?
また、先のグラフを見ると、1作品だけ「恋するフォーチュンクッキー」の指数がずば抜けている。同作品がいかに爆発的に売れたかが一目で分かるグラフだと言えるだろう。
しかし「恋するフォーチュンクッキー」の次の作品「ハート・エレキ」では再び指数が元通りとなり、「恋するフォーチュンクッキー」より前の作品に比べて下がっていることが分かる。あれほど爆発的に売れたにもかかわらず、「恋するフォーチュンクッキー」は次作以降の売れ行きに殆ど好影響をもたらさなかったと言えるようだ。
唯一「恋するフォーチュンクッキー」と似通った路線である「心のプラカード」では多少注目度が上がったが、2番煎じの路線が受けず、結局大ヒットとはならなかった。その次の「希望的リフレイン」では指数が急落した。
■ 配信ではごまかしが効かない!
以上の分析から、AKB48の勢い、さらにAKB48への関心は、この2年でかなり早いペースで落ちているように見える。CDシングルの売上はイベント回数・種類の増加によって維持できるが、おまけに頼めない配信ではごまかしが効かないと言えるだろう。
ただし、これはAKB48に限った話ではない。今後もCDシングルの売上枚数を維持して「見た目の人気」を保ちながらも、配信ではずるずると勢いを落とすアーティストが続出することが予想される。真に世の中への影響力を持った音楽作品を見極めるには、配信のランキングに目を向けることが必要だろう。(引用終わり)
2月22日(日)の受験生アイドルの討論テーマ
「【アイドル時事ネタ討論会】
・東京女子流さんのアーティスト宣言について
・NegiccoさんとNGT48について」
が面白そうなのですが、当日参加できるかスケジュール調整自信ないので、AKB48仲間に参加(私が欠席の時は報告)を要請した。
この友人、AKB48は私より詳しいのですが、他のアイドルに疎くて、「東京女子流なんて、地下アイドル知らない」と言い放ち、
アーティストを名乗るアイドルのファンが一番聞きたくない「地下アイドル」と間違えるようではイベント参加が危険につき、現在指導中。指導の内容のうち、基礎情報編はブログ読者にはつまらない内容なので、討論会ネタの中級分析編、以下。
ナッキーが東京女子流アーティスト宣言で、一番期待するのは、「アイドル的CD販売方法を辞める」
これを勝手ながら次のように解釈しました。
1. シングルのカップリング曲を複数出して、同じシングルで曲が異なる販売方法はとらない。(東京女子流が今までこういう販売をしてきたのか、知らないで書いています。)
2. シングルのジャケットを複数出して、同じシングル曲なのに、外見が異なる販売方法はとらない。(同上)
3. シングルを買うと、権利がついてくる、それ故イベントに参加したいファンが、同じCDを複数枚買うという販売方法をやめる。(同上)
4. もしこれまでアイドル的販売方法で売上を伸ばしていたのに、これを辞めると売上は減る。その結果、「昔のように、一種類のCDのみ販売する」のと、「現代のように、複数種類のCDと権利というおまけで販売する」のと、販売枚数に、どれだけ差がでるのかという、(私のようなアイドルの歴史に興味があるアイドリアンにとって)壮大な実験がこれから始まる。
3の権利とは、代表的なものにAKB48の握手会・選抜総選挙投票権があります。
その他に、私も利用しているのに、秋葉原ソフマップのイベントは、CD購入がライブ観戦の権利となっています。30分のライブと物販見学で1000円、それも座れる可能性あり、というのは老人の私にとって魅力です。
これを複数の識者に配信して意見を求めたところ、いただいた意見は、
意見1:ナッキー氏はアイドルしか興味がないから、アーティスト界の事情をしらないようだが、CDに特典をつけているのはアイドルだけでなく、アーティストも同じである。もちろん手法はいろいろで、アイドルと全く同じではない。ざっくり言うと、アーティストファンは、CD売上が落ちるとコンサートが難しくなるので、コンサートを続けてもらうためにCD売上を維持しようとする構図がある。
意見2:CDの売上のほとんどはオマケや特典に対してと割り切り、音楽を聴くための購入枚数はダウンロードデータで分かる。
意見2は、自分が購入した経験がないので、私にとって盲点でした。識者が送ってくれたネット記事を添付します。
東京女子流について過去記事。
アーティスト論 資料 20世紀から脈々と続く謎。なぜ“アイドル”は“アーティスト”になりたがるのか。
(問い)東京女子流はアーティストか?
(答え)絶対アーティストである。何故なら全てのアイドルは、アーティストという分類の小分類だから。
ネット記事「AKB48の勢いは落ちているのか?iTunesの売れ行きで検証してみると…」 リンク
CDシングルの売上枚数ばかりが注目される日本の音楽業界だが、CDシングルランキングは、アーティストの人気ランキングとイコールとは言い難い状況となっている。CDシングルランキングからは、名を連ねているアーティストが今世間にどれだけの影響力を持っているかを測ることが難しくなってしまった。
そんなCDシングルランキングで毎回ミリオンセラーを記録し、ぶっちぎりの勢いと評されるのがAKB48である。毎年CDシングルランキングで勢いを評価すると「毎年ミリオンセラーを記録」しているので、長年ずっと人気を維持しているように見える。しかし、果たしてそれは本当なのか?という疑問の声は少なくない。
そこで、当サイトでは独自に集計している「オリジナル週間iTunesトップソング」の指数を使い、2013年~2014年のAKB48の作品が記録した成績を並べ、勢いの変化を分析してみた。その結果を見ると、これまで見えなかった事実が姿を現す。
AKB48の勢いは徐々に落ちている?
下のグラフをご覧頂きたい。以下のグラフは2013年~2014年に発売されたAKB48の楽曲(表題曲)のiTunes指数を並べたものである。
(指数は「The Natsu Style」の独自集計。2015/01/18までの累積点。)
グラフを見ると分かるように、2013年初頭に発売された「So long!」では約8万ptあった指数が、2014年の最新作「希望的リフレイン」では約2万ptまで落ちている。指数の推移から判断すると、2013年初頭の約1/4まで勢いが落ちていると言える。
「恋するフォーチュンクッキー」で新規ファンは獲得できなかった?
また、先のグラフを見ると、1作品だけ「恋するフォーチュンクッキー」の指数がずば抜けている。同作品がいかに爆発的に売れたかが一目で分かるグラフだと言えるだろう。
しかし「恋するフォーチュンクッキー」の次の作品「ハート・エレキ」では再び指数が元通りとなり、「恋するフォーチュンクッキー」より前の作品に比べて下がっていることが分かる。あれほど爆発的に売れたにもかかわらず、「恋するフォーチュンクッキー」は次作以降の売れ行きに殆ど好影響をもたらさなかったと言えるようだ。
唯一「恋するフォーチュンクッキー」と似通った路線である「心のプラカード」では多少注目度が上がったが、2番煎じの路線が受けず、結局大ヒットとはならなかった。その次の「希望的リフレイン」では指数が急落した。
■ 配信ではごまかしが効かない!
以上の分析から、AKB48の勢い、さらにAKB48への関心は、この2年でかなり早いペースで落ちているように見える。CDシングルの売上はイベント回数・種類の増加によって維持できるが、おまけに頼めない配信ではごまかしが効かないと言えるだろう。
ただし、これはAKB48に限った話ではない。今後もCDシングルの売上枚数を維持して「見た目の人気」を保ちながらも、配信ではずるずると勢いを落とすアーティストが続出することが予想される。真に世の中への影響力を持った音楽作品を見極めるには、配信のランキングに目を向けることが必要だろう。(引用終わり)