AKB48 チームBのファンより

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指原莉乃監督「DOCUMENTARY of HKT48」を見ての感想(総選挙分析ライター)

2016-01-30 20:30:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃監督「DOCUMENTARY of HKT48」を見ての感想(総選挙分析ライター)


本日1月30日にHKT48の指原莉乃が初監督した「DOCUMENTARY of HKT48」を見て来た。朝一番(8:55)の上映だったが、ほぼ満席だった。ビックリするくらいに良く出来た作品で大変感動して満足して帰って来た。
(以下一部ネタばれがあるので注意 ! )

久し振りにしっかりしたAKB48Gのドキュメンタリー作品を見たという感じを持った。

筆者が以前に書いた記事「指原莉乃監督 HKT48ドキュメンタリー映画について 151225」で「面白いと思うドキュメンタリー映画は以下のような内容のもの」と指摘した。
・できるだけ多くのメンバーに焦点があてられている。逆に1人のメンバーに焦点を当てすぎない。
・映画の内容に今まで知られていない新しい事実が含まれている。
・映像がすでにTV等で公開されているものとかぶらない。
・HKT48の大きなエピソードがおさえられている。

今回の作品は上記4点を全て押さえていたので非常に興味深く見ることができた。指原の中に描きたいイメージがあって、それを幾つかのテーマに分けて、指原が監督としてメンバーにインタビューを行いメンバーに本音を語らせていた。普段HKT48の情報を追っているファンにとっても驚くほど新鮮な情報が含まれており、また、生々しいメンバーの”素の姿”に触れることが出来てドギマギしてしまうのではないか。

筆者が推測した今回の作品で指原が追った論点は以下のようなところか。
・HKT48におけるセンターボジションをめぐる葛藤(兒玉遥、宮脇咲良、田島芽瑠、朝長美桜)
・早くにHKT48の選抜メンバーに選ばれた苦悩(矢吹奈子、田中美久)
・ファンの熱い応援を背に受けてHKT48の選抜メンバー入りをファンと目指す(坂口理子)
・地道な努力は誰かが見ていて必ず報われる(上野遥)
・HKT48からの卒業(後藤泉)
・挫折(村重杏奈)
・何が足りないのか(研究生:荒巻美咲、栗原紗英、坂本愛玲菜、筒井莉子、外園葉月、山内祐奈、山下エミリー)
・反省(佐藤前HKT48支配人)
・選抜メンバー選考基準について(尾崎支配人)
・HKT48メンバーへの愛(指原莉乃)

過去の映像の単なる継ぎ合わせではなく、上記の論点に合わせて新たにインタビューをして映像に厚みを持たせていた。指原はファン目線で作品を作っているので、見た瞬間に共感できた。 HKT48のファンなら必見だろう。

指原監督 恐るべし。

以上


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『メイツ ブラウン管の向こうへ(青チーム)』感想。ネタバレあり。(ときめき研究家)

2016-01-30 16:34:20 | ときめき研究家
ナッキーさんの絶賛に導かれ、『メイツ ブラウン管の向こうへ(青チーム)』を観た。ナッキーさんは初日に赤チーム、2日目に青チームを既に観て、3日目には来ていなかったようだ。

昭和50年代の歌謡シーンを背景に、バックダンサーグループ「メイツガールズ」の悲喜こもごもを描いた「昭和歌謡ミュージカル」だ。それだけで興味を惹かれた。

バックダンサーがいつかスポットライトを浴びる日を夢見て努力するというのは、ありがちな筋書きではある。そんな中、この劇の独創性は、実在の人物を想起させる歌手たちや司会者、作曲家、マネージャー、ダンスの先生、親衛隊など、周囲の大人たちとの絡みによりストーリーに奥行きが出ている点だ。
明らかに田原俊彦、野口五郎、細川たかし、中森明菜とおぼしき歌手は、極端にデフォルメされているが、歌うのはいかにもそれっぽい真面目な歌だ。賞レースの雰囲気なども当時を思い出させる。「赤チーム」でフューチャーされる「松田聖子」の歌を聴けなかったのが残念だ。

クライマックスで、図らずもメイツガールズに脚光が当たることになるのだが、その時に「メイツ」という看板が準備されていて、舞台上空からするすると降りて来るのが不自然だ。でもそれは、劇中劇としての番組の看板ではなく、本編ミュージカルとして準備された看板だと認識すれば解決できる。
もう1つ、劇の構成として、冒頭にクライマックスシーンのさわりが演じられる。そういう手法は小説やドラマで時々見られるが、この劇の場合、それが果たして効果的だったのか疑問だ。結末をあらかじめ知らされているので、終盤のハラハラ感が減殺されていると思う。
「中森明菜」が作曲家に向かって「私を信じて下さい。先生の素晴らしい楽曲でステージを輝かせて見せます。」と宣言するシーンがあったが、「先生の素晴らしい楽曲」とは自分自身の新曲のことではなかったことに後で気が付いた。素晴らしい伏線だ。

劇中歌を収録したCDを購入した。舞台を離れて、昭和歌謡曲として繰り返し聴いて楽しめるか、これから試してみたい。
コメント (1)
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