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NGT48『Awesome』は、時節柄、間の悪いダンスミュージック。(ときめき研究家)

2021-09-12 17:25:03 | ときめき研究家
「Awesome」の意味が分からなかったので調べたら、「恐ろしい」「畏敬すべき」といった意味のようだ。もう少しくだけた日本語だと「ヤバい」だろうか。
このような外国語の慣用句や俗語のような言葉を探してきて使うのは秋元康の得意技だ。『vamos』『Give me five』『オキドキ』『Mosh & Dive』『バンキッシュ』『buddy』『シンクロニシティー』『fingercross』など、過去にも何曲かあった。それが恰好いいと思っているのだろうか。

タイトルはさておき、NGT48『Awesome』は6月に発売された。曲調はこれまでのNGT48のシングルとは打って変わって、ダンスミュージックだ。クラブで流れているようなリズム主体の音楽と、ラップを取り入れたような歌詞。歌って踊ればサイコーというような単純な歌だ。昔で言うと、もんた&ブラザーズ『ダンシングオールナイト』や荻野目洋子『ダンシングヒーロー』のような、とにかく楽しく踊り明かそうといった主旨の歌詞が付いている。「直接顔見て」「踊るしかない」「もっと激しくステップ踏んで」「ルール無用」「オールナイトで騒げ」など、ノリノリの言葉が躍っている。

折しも、愛知県で行われた音楽フェスが、マスク着用や酒類販売禁止といった感染予防対策のルールを守らなかったことで非難されている中、非常に間の悪い楽曲だと思う。特に「ルール無用」はマズイ。
好意的に解釈すれば、コロナが収束し、色々な制約が無くなった時のライブを想定して作った歌なのかもしれない。現実にはそこまで収束していないが、来るべき未来を夢見て歌う意図なのかもしれない。
私はライブやイベントには執着がないが、生での臨場感や参加している感覚がたまらないと思う人が多いことは分かるし、そういう人達にとっては辛い日々が続いていることと思う。

更に調べていくと、新潟では「にいがた総踊り」というイベントがあって、今年は9月18日から20日まで開催予定で、NGT48も出演予定となっていた。例の事件後、県や市とのタイアップは解消されたとの報道があったと記憶しているが、その措置は解けたのだろう。だとすると、『Awesome』はそのイベントで披露されることを想定した楽曲なのだろう。実際、6月頃は緊急事態宣言も出ておらず、観客を入れたイベントが開催予定だったのだろう。「ローラーリーレーリーローラー」という謎めいた掛け声も、もしかしたら「にいがた総踊り」の定番の掛け声なのかもしれない。
しかし、直近の「にいがた総踊り」のHPを見ると、感染拡大状況に鑑み、開催内容をオンライン配信のみとする旨が告知されている。
つまり、NGT48がイベント会場で大勢の観客を前に『Awesome』を歌い踊ることはなくなったようだ。

いかにも間が悪いことになってしまったが、楽曲を聴いているだけでも気分が高揚して来て悪くない曲だと思う。
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