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前田敦子出演ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』を最終回まで観る。(ときめき研究家)

2016-06-25 14:05:57 | ときめき研究家
深夜の30分枠連続ドラマ。前田敦子の新境地、セクシーなシーンも満載など、そこそこ評判になっていた。
ドラマとして面白く、次の展開が気になって、最後まで観てしまった。

主人公のゆり子は、恋愛依存体質で、そのくせ男に裏切られることを恐れるあまり、常時二股・三股かけている。そしてそれを相手の男にも公言し、許容することを強いる。そんなゆり子だが、職場で運命の人小津に出会って・・・。といったストーリー。
このような少し風変わりな役に、前田敦子は非常に良く似合う。まるで彼女のために当て書きされたのではないかと思えるようなハマリ役だった。よく普通の人間を演じられるのが上手い役者だとか言われるが、前田敦子は別に上手い役者でなくてもいい。ハマった時に異常なまでの魅力を放つ役者。ホームランか三振か。そんなタイプの役者なのだろう。
『もらとりあむタマ子』だったり『イニシエーションラブ』だったり、彼女がいなければ成り立たなかったような作品を残すことができているのは、役者として本望ではないか。『毒島ゆり子のせきらら日記』もまたそんな作品だ。

ゆり子は新聞社の政治記者という設定だ。そうは見えないが、そのため政治家に可愛がられたり、フィクションならではの設定だ。小津はライバル新聞社の敏腕記者だ。新聞社の上司や同僚、取材対象の政治家や秘書など、周囲の役者も多士済々。脚本も結構練られていて、面白かった。
政治記者にしてはプライベートな時間が多すぎるような気がするが、そこもフィクションということで。

セクシーなシーンは、シャワーシーン、ディープキス、ベッドシーンなど。でも20台の女優としては、誰でもやっているような芝居だろう。これくらいのことでいちいち話題にならないようになってほしい。
面白かったのは、小津役が新井浩文だったこと。『ど根性ガエル』に続いての共演だ。


<これまでの前田敦子出演映画・ドラマの鑑賞記>
『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
『苦役列車』
『クロユリ団地』
『もらとりあむタマ子』
『さよなら歌舞伎町』
『イニシエーションラブ』
『ど根性ガエル』

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