朝井リョウ原作『武道館』がドラマ化。つんくがプロデュース。（ときめき研究家）

朝井リョウの小説『武道館』について以前に当ブログに記事を書いたが、来年フジテレビでドラマ化されるとの報道があった。

大変興味深い小説で、映画化されたらぜひ見たいと思っていたが、ドラマでも充分楽しみだ。

更に話題性があるのは、ドラマの主人公であるアイドルグループ「NEXT YOU」を、実在のアイドルグループ「Juice=Juice」が演じるということ。しかも、つんく♂がプロデュースするということだ。
うまくハマれば、ドラマの中での「NEXT YOU」の成長と、「Juice=Juice」の人気上昇が同時進行で進むといった事象が鑑賞できるかもしれない。映画「ザ・オーディション」で、役名の「レイカーズ」と実在の「セイントフォー」が重なり合っていたように。

また小説『武道館』は、アイドルの恋愛について肯定的に描いていた。その点を、ドラマがどのように取り扱うかも興味深い。ドラマの出来と視聴率によっては、アイドルの恋愛について、否定論から肯定論に世論の大勢が変わるきっかけになるかもしれない。

希望としては、ドラマの中で、アイドルとしての歌やダンスのパフォーマンスを毎回きちんと見せてほしい。ドラマ『表参道高校合唱部』が毎回合唱のパフォーマンスを見せてくれたように。