今年2月9日に行われた渡り廊下走り隊の解散コンサートが、ついにDVD・ブルーレイとして発売され、鑑賞することができた。
昨年11月に解散が発表された時に4つの希望を書いた。
1.ベスト盤に新曲を1曲入れてほしい。
2.ベスト盤には、過去のカップリング曲も含めて完全収録してほしい。
3.解散公演をぜひやってほしい。もちろん、平嶋、小森や、「暫定」の浦野も加えた8人勢ぞろいで。
4.そして、そこでしかもうチャンスがないと思われるが、『姉妹どんぶり』を浦野・渡辺で披露してほしい。
最初の希望の「新曲」だけは叶わなかったが、残りの3つの希望が叶えられ、それを自分自身の目で確認できたことになる。
小規模ライブハウスで、学校を模したセット。
熱意と強運を持ち合わせたコアなファンばかりが終結し、圧倒的な盛り上がりのコンサートだったようだ。
オープニングは、結成当初メンバーの渡辺、多田、仲川、平嶋の4人で『初恋ダッシュ』『やる気花火』そしてカップリング曲でも人気の高い『白いチューリップ』。
菊地が加わって『アッカンベー橋』『猫だまし』そして菊地の懺悔ソング『若気のイタリアン』(今回は平嶋も懺悔していた)。
更に岩佐と小森が加わって「渡り廊下走り隊7」としての『バレンタイン・キッス』『へたっぴウインク』『希望山脈』。ここまで、トークを挟みながら、グループの歴史を辿るような構成だ。
ここからユニット曲コーナーとなり、その1曲目に待望の『姉妹どんぶり』だ。ついに浦野登場。
白黒のツルツル光る生地で、ハートの形を模したデザインの衣装は、モノトーンだけど可愛らしく、しかも浦野と渡辺2人が並ぶと模様が完成するというものだ。歌唱は生歌。振り付けは予想していたよりコミカルで大きな動きだ。
残念だったのは1コーラス半のショートバージョンだったこと。1曲でも多くの歌を歌うためにショートバージョンを混ぜているのは理解できるが、この曲は2番の歌詞がポイントだし、今後公開の場で歌われる可能性がほとんどない最初で最後のパフォーマンスだったのだから、フルコーラスにしてほしかった。
「お兄ちゃんのつもりだったキスをするまで」「恋愛はいつでも自由なものだよ」「いけないことだからかドキドキした」「彼とあなたが似合い過ぎて」といった珠玉のやりとりを経て、「それじゃ3人でドライブしよう」という奇想天外、驚天動地な提案がなされる絶妙な歌詞を、2人がどのように歌うのかは見たかった。まあしかし、1回でも披露されたのはよかったし、それを見られたことには満足した。
その後も多田のソロ『へそが曲がる』、渡辺のソロ『軟体恋愛クラゲっ娘』、『犬語を話せる男の子』など、素晴らしいパフォーマンスが続く。
再び全員での歌唱に移り、『完璧ぐーのね』で盛り上がりは最高潮に。点呼が「8ぐーのね」まで行ったのは過去最大だろう。
そして本編最後の曲は『手のひら』。感極まって仲川が泣き出す。確かに、8人の思いが凝縮されたような、感情移入してしまうようないい曲だ。作詞の島田紳助、いい仕事だ。
アンコール。『走り隊GO! GO! GO!』は、まさにライブのアンコールのための曲。8人のための応援歌『青春のフラッグ』。少し意外な『服を着た王様』。
1人1人が挨拶をして、最後の最後の曲は『初恋ダッシュ』。名残を惜しみながら終わった。
生では見られなかったが、DVDでも充分盛り上がりが伝わる、クオリティの高いコンサートだった。たぶんほとんどの曲が生歌だったと思う。
解散は残念だが、数多くの素敵な楽曲を残してくれたこと、コンプリートアルバムと解散コンサートという形できちんと区切りをつけてくれたことは良かった。8人がそれぞれの道で活躍することを祈る。
渡り廊下走り隊の思い出を綴った記事はこちら。
昨年11月に解散が発表された時に4つの希望を書いた。
1.ベスト盤に新曲を1曲入れてほしい。
2.ベスト盤には、過去のカップリング曲も含めて完全収録してほしい。
3.解散公演をぜひやってほしい。もちろん、平嶋、小森や、「暫定」の浦野も加えた8人勢ぞろいで。
4.そして、そこでしかもうチャンスがないと思われるが、『姉妹どんぶり』を浦野・渡辺で披露してほしい。
最初の希望の「新曲」だけは叶わなかったが、残りの3つの希望が叶えられ、それを自分自身の目で確認できたことになる。
小規模ライブハウスで、学校を模したセット。
熱意と強運を持ち合わせたコアなファンばかりが終結し、圧倒的な盛り上がりのコンサートだったようだ。
オープニングは、結成当初メンバーの渡辺、多田、仲川、平嶋の4人で『初恋ダッシュ』『やる気花火』そしてカップリング曲でも人気の高い『白いチューリップ』。
菊地が加わって『アッカンベー橋』『猫だまし』そして菊地の懺悔ソング『若気のイタリアン』(今回は平嶋も懺悔していた)。
更に岩佐と小森が加わって「渡り廊下走り隊7」としての『バレンタイン・キッス』『へたっぴウインク』『希望山脈』。ここまで、トークを挟みながら、グループの歴史を辿るような構成だ。
ここからユニット曲コーナーとなり、その1曲目に待望の『姉妹どんぶり』だ。ついに浦野登場。
白黒のツルツル光る生地で、ハートの形を模したデザインの衣装は、モノトーンだけど可愛らしく、しかも浦野と渡辺2人が並ぶと模様が完成するというものだ。歌唱は生歌。振り付けは予想していたよりコミカルで大きな動きだ。
残念だったのは1コーラス半のショートバージョンだったこと。1曲でも多くの歌を歌うためにショートバージョンを混ぜているのは理解できるが、この曲は2番の歌詞がポイントだし、今後公開の場で歌われる可能性がほとんどない最初で最後のパフォーマンスだったのだから、フルコーラスにしてほしかった。
「お兄ちゃんのつもりだったキスをするまで」「恋愛はいつでも自由なものだよ」「いけないことだからかドキドキした」「彼とあなたが似合い過ぎて」といった珠玉のやりとりを経て、「それじゃ3人でドライブしよう」という奇想天外、驚天動地な提案がなされる絶妙な歌詞を、2人がどのように歌うのかは見たかった。まあしかし、1回でも披露されたのはよかったし、それを見られたことには満足した。
その後も多田のソロ『へそが曲がる』、渡辺のソロ『軟体恋愛クラゲっ娘』、『犬語を話せる男の子』など、素晴らしいパフォーマンスが続く。
再び全員での歌唱に移り、『完璧ぐーのね』で盛り上がりは最高潮に。点呼が「8ぐーのね」まで行ったのは過去最大だろう。
そして本編最後の曲は『手のひら』。感極まって仲川が泣き出す。確かに、8人の思いが凝縮されたような、感情移入してしまうようないい曲だ。作詞の島田紳助、いい仕事だ。
アンコール。『走り隊GO! GO! GO!』は、まさにライブのアンコールのための曲。8人のための応援歌『青春のフラッグ』。少し意外な『服を着た王様』。
1人1人が挨拶をして、最後の最後の曲は『初恋ダッシュ』。名残を惜しみながら終わった。
生では見られなかったが、DVDでも充分盛り上がりが伝わる、クオリティの高いコンサートだった。たぶんほとんどの曲が生歌だったと思う。
解散は残念だが、数多くの素敵な楽曲を残してくれたこと、コンプリートアルバムと解散コンサートという形できちんと区切りをつけてくれたことは良かった。8人がそれぞれの道で活躍することを祈る。
渡り廊下走り隊の思い出を綴った記事はこちら。