入手した猫屋線のバケット急行(デハ56+クハ6)、下津井電鉄の電車をモデルにしたのはイラスト発表時から確認済み。
軽便の電車が少ないことはわかっていたけど、まさかこの電車を模型化するとは夢にも思わなかった。
模型化といってもあくまで「タイプ」。実車の写真を見ると、やはり微妙に違う。
もともとは気動車だったのを、電化に合わせて電車に改造したという経歴だけでもなかなか曲者なのだが、荷台付き気動車の車体を荷台ごとそのまま再利用した点でもなかなか「あっぱれ!」。
ただそんな癖のある電車だから、「荷台付きの車両は気動車」という既成観念を持つ身にとっては、素直に使えない。
幸い塗装はキハの旧塗装と同じ。ならばそれを使って、改造にいそしむことにした。
せっかく下津井の荷台(バケット)付き電車をモチーフにしてくれたのだから、動力車(デハ56)はそのまま使うことにし、クハを交換。
旧塗装キハ3を片運にしてクハ3とし、同じ旧塗装の客車「ホハフ53」を増結車として使えば、塗装もきれいにそろう。
ただ下津井の場合、電動車が客車(ホハフ等)や付随車(サハ)等を引っ張っていたのではなく、デハ・クハに挟まれた3両編成を組んでいたようなので、このあたりが遠州鉄道や近鉄ナロー路線とは違うところか。
先日買った「軽便探訪」によれば、下津井には荷台を撤去し客室に改造した電車もいたとかで、キハ3もその位置づけでクハ3に改造しよう。
なお下津井には単端2両を改造して1両にした電車もいたとかで、単端2両ね、、、。
また「クハ6」については、片運のまま「キクハ6」とするか、客車化して「ホハ6」とするかはまだ未定。とりあえず「クハ3」を完成させよう。