秋祭り
秋祭りの神輿巡行は4年ぶり。
天気は今一つだったけど、何とか雨に降られずに無事終了。
コロナで中断される前から見ていなかったので、赤布団を載せた神輿もなかなか新鮮。
出発地の公民館に向かっての、半回送。部落内は一筆書きみたいなコースで回るため、再びこの場所に戻ってくることは基本的にない。
だから半回送と言っても神輿の中には「稚児」がのっており、巡行の体制は出来上がっている。
神輿巡行の最後を務める「子供みこし」。神輿自体は、この2つとは別にもう1つ、神社の本尊を載せる1台がある。
神輿が近づいてくると、太鼓の音が大きくなってくる。ただ太鼓は先頭で売っているわけではないので、
気が付いて家を出ると、もう神輿の一番手が通り過ぎる直前だった。これがご本尊がのっている神輿。担ぎ手が少なくなったために、神輿の移動に便利なよう「こま」が付いたのは10数年前。
本当ならこの神輿に続いて後の2台もやってくるのだが、巡行の距離が長いこともあって、しばしば単独になりがち。
距離が開いたときは、ちょっと小休止。
確か「太鼓みこし」とか言っていた気がするこの神輿。
ご祝儀をもらった家の前で、山車を前後にゆすり謝意を伝える。これを転々としながら巡行するため、どうしても時間がとられる。
ちょうど目の前で前後に揺らしてくれた。もちろん中にいる稚児は、降りれない。
ただ中に乗る稚児も、10年前ぐらいまでは、年齢制限と、女児は禁止と言う習慣があったらしいけど、少子化・過疎化が進んだ結果、今では小学生以下とだけに条件が緩められている。
この神輿は、釘などで固定していないため、前後にゆすると、壊れそうなぐらいかしぐ。
子供みこしを引っ張る子供も、やはり少なくなってきた。
神輿はこの後1時間ほどかけて残りのコースを巡行。
久しぶりに部落に活気が戻った一瞬だった。